エアコンから水が飛んできた!?主な2つの故障原因と応急処置方法

エアコンの吹出口から水が飛んでくる水漏れ
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エアコンから水が飛んできた場合の原因と対処法

いつもと同じようにエアコンを使っていると急に吹き出し口から水が飛んできてびっくりしてしまったということはありませんか?

このエアコンから降ってくる水の原因は、故障によるものとそうではないもののがあります。

今回は、エアコン吹き出し口から水しぶきが飛んでくる原因と故障の場合の修理方法、家庭でできる応急処置方法などについて詳しくお話していきます。

クーラー(冷房専用など)の場合も構造メカニズムはエアコンとほとんど同じですので、この記事の内容を参考にしていただけます。

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エアコン故障で吹き出し口から水が降ってくる主な原因は2つ

エアコンからの水漏れ原因はたくさんありますが、室内機の吹出口から前の方に飛んでくるという水漏れ症状を考えるとその原因は2つにまで絞り込むことができます。

原因水漏れ症状修理方法
①エアコン内部
の汚れ

・室内機の吹出口、ルーバー
・水滴が垂れる、または前に飛び出してくる
・たまにピッ、ピッ・・っと飛んでくる程度
・夏場の冷房や除湿(ドライ)運転時
・エアコン内部がかなり汚れている
・室外機の配管に霜が付いている
・フィルター掃除
・エアコンクリーニング
②冷媒ガス
漏れ

・室内機の吹出口、ルーバー
・前に飛んでくる場合もあり
・多くても2~3秒に1滴程度
・エアコン運転時は連続して水が垂れてくる
・夏場の冷房や除湿(ドライ)運転時
・エアコンの効きが悪い
・室外機の片方の配管に霜が付いている
・ガスチャージ

エアコン修理の依頼はメーカーサポートか、エアコン修理の専門業者(電気工事屋)などに依頼するのが一般的ですが、今回の吹き出し口からの水漏れの原因によっては自分で修理することができたり、エアコンクリーニング業者に修理を依頼できたりする場合もあります。

このようにエアコン吹出口からの水漏れトラブルは、原因によって水漏れ症状や修理方法、修理の依頼先が変わってくるのが特徴です。

次の項目から、故障原因別の吹き出し口から水が飛んでくる出てくるメカニズムや症状、具体的な修理方法などを詳しく解説していきますので、今発生している水漏れがどのパターンになるのか一緒に確認していきましょう。

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【原因①】フィルターやエアコン内部が汚れて吹出口から水が飛んでくる

本体カバーを取り外したエアコン

エアコン室内機の本体カバーを外して見ると、エアコンはたくさんの部品で構成されていることがわかります。

特にエアコンフィルターやアルミフィン熱交換器などの部品がホコリやカビなどで汚れてしまった場合、エアコン吹出口から水が飛んでくることがあります。

エアコン内部の汚れが原因の水漏れメカニズム

エアコンから冷たい風が出るメカニズム

エアコンの室内機は、冷房運転の際、部屋の熱い空気を冷えた熱交換器に送り込んで冷やし、冷やされた空気を吹出口から吐き出すという仕組みで動いています。

エアコンドレンパンと結露水排出のイラスト図

この際、冷えたアルミフィン熱交換の表面にはたくさんの結露水が発生し、それがドレンパンに流れ落ち、その後ドレンホースを通って室外に排出されています。

エアコン掃除をせずに何年もそのままで使っているようなエアコンの場合、アルミフィン熱交換器にはたくさんのホコリや汚れが付着してしまっています。

エアコンアルミフィンの汚れ

この部分が汚れてしまうと、結露水がきれいに下に流れていかずにその場(アルミフィンの間)に留まってしまい、アルミフィンの隙間という隙間がどんどん水で塞がってしまいます。

ただ、このアルミフィンの隙間は送風ファンによって吸い込まれた空気も流れているため、フィンとフィンの間に水が溜まりすぎてしまった場合、水がそこを流れる風に乗ってエアコンの送風ファン側に飛び出してきてしまうことがあります。

エアコン内部の汚れが原因で水が飛んでくる

水が送風ファンに吸い込まれた場合、回転している送風ファンについた水が勢いよく噴き出し口から前に向かって飛び出して来たり、吹出口の奥の壁面に付いた水滴が吹き出し口から垂れてきたります。

エアコンフィルターの方にもホコリが積もって風がほとんど流れなくなってしまっているような場合については、エアコン内部の壁面の温度が下がりすぎてしまい、壁面で発生した露が吹出口あたりに垂れてくることもあります。

内部汚れが原因の場合の水漏れ症状

エアコン内部が汚れが原因の場合の水漏れ症状

エアコン内部の汚れが原因の場合の水漏れ症状は以下の通りとなります。

項目内容
水漏れ箇所・吹き出し口やルーバー
・水滴が前に飛び出してくるケースが多い
水漏れ量・少量
水漏れ頻度・たまにピッ、ピッ・・・っと飛んでくる程度
水漏れ
発生条件
・夏場
・冷房、除湿(ドライ)運転時
・エアコン設置から数年経過後
水漏れ原因
特定方法
室内機内部がかなり汚れている
最近風量が弱くなってきていた
 (汚れがひどい場合)
・ガス漏れの傾向はない
(ガス圧測定)
・ドレンホースからの排水はある
・室内機ドレンパンに水は溜まらない

水漏れの原因が内部の汚れの場合、エアコンの吹出口から水滴がピッ、ピッ・・・と飛んでくるのが特徴です。

水漏れ量としてはかなり少なめで、たまに水滴が飛んできて驚いてしまう程度となります。

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内部汚れが原因の場合の水漏れ修理方法

エアコン内部の汚れが水漏れの原因であると考えられる場合、まずはじめにエアコンフィルターを掃除して水漏れが収まらないか様子を見てください。

エアコンのエアフィルターの汚れ

掃除機でエアコンフィルターのホコリを吸い取る

このフィルター掃除だけで水漏れが収まってしまうこともあります。

フィルター掃除をしても水漏れが収まらない場合は、本体カバーを外し、専用の洗浄機を使ってクリーニングする必要があります。

素人には修理は難しい作業となりますので、参考程度にご覧ください。

まず、コンセントを抜き、前面パネル、ルーバー、本体カバーの順でエアコンを分解していきます。

エアコン本体カバーを固定しているネジを取り外す

エアコンの本体カバーを取り外す

本体カバーを取り外したエアコン

電装部品に水がかからないようにしっかりと養生し、その後エアコン洗浄カバーを取り付けていきます。

エアコンクリーニングでの電装部品に水がかからないように養生する

エアコン洗浄カバーを取り付ける

ここから専用の洗浄ポンプを使って、アルミフィン熱交換器や送風ファンなどをきれいにクリーニングしていきます。

エアコン洗浄機でアルミフィンのカビ汚れ落とし

エアコン洗浄機で送風ファンの汚れ落とし

内部の汚れが原因の場合の修理依頼先

内部の汚れが原因の場合の水漏れ修理の依頼先は、以下の通りとなります。

原因と修理方法修理の依頼先
内部汚れが原因
→エアコンクリーニング
・メーカーサポート(保証修理可)
・購入元販売店(保証修理可)
エアコン修理業社
エアコンクリーニング業社

エアコンの修理はメーカーサポートや購入元販売店、エアコン修理業社に依頼していくのが一般的ですが、内部の汚れが原因の場合はエアコンクリーニング業社にも水漏れ修理を依頼することが可能です。

夏場はメーカーサポートや購入元販売店(メーカーサポートのサービスマンが派遣される)に修理依頼をしても、保証修理の対応をしなければならないこともあり、なかなか予約が取れない状況になっています。

このような場合、エアコン修理業社やエアコンクリーニング業者にも早く修理をしてもらうことができないか合わせをしていくのがいいでしょう。

注意点としては、エアコンクリーニング業者はエアコン修理が専門ではありませんので、全ての水漏れに対応できるというわけではないという点です。

確実に修理してもらいたいという場合は、エアコン修理業者の方から優先して問い合わせをしていくのがベターです。

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【原因②】冷媒ガス漏れで吹出口から水が飛んでくる

エアコンガス漏れで配管に霜がつく

ルームエアコンの配管内にはおおよそ1kg前後の冷媒ガスが封入されています。

何らかの理由でこの冷媒ガスが漏れて少なくなってしまった場合、室内機内部配管などの異常冷却によって予期していないところに結露が発生し、その結露水が吹き出し口から飛んでくることがあります。

冷媒ガス漏れによる水漏れのメカニズム

エアコンは部屋の中にある熱を室内機で冷媒の中に取り込み、冷媒を使って室外機まで運んで室外機で熱を吐き出すという仕組みで動作しています。(冷房運転時)

エアコンの冷房時の冷媒ガスの流れ

通常の冷房運転時に発生するアルミフィンなどに付着する結露水はドレンパンなどで回収され、ドレンホースを通じで室外に排出される仕組みになっています。

エアコンドレンパンと結露水排出のイラスト図

ですが、冷媒ガス漏れによって室内機本体内部の本来結露が発生しないような箇所に発生してしまった水滴については、ドレンパンでキャッチすることができないため、送風ファンに垂れてしまい吹き出し口から水滴がとんできてしまうことがあります。

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冷媒ガス漏れが原因の場合の水漏れ症状

エアコンガス漏れ原因の場合の水漏れ症状

冷媒ガス漏れの場合の水漏れ症状は以下の通りとなります。

項目内容
水漏れ箇所・吹き出し口やルーバー
・水滴は真下に落ちるか、前方に飛ぶ
水漏れ量・多くても2~3秒間に1滴程度
水漏れ頻度・エアコン動作中は連続的に水が飛んでくる
水漏れ
発生条件
・夏場
・冷房、除湿(ドライ)運転時
水漏れ原因
特定方法
室外機の配管に霜がついている
最近冷えが悪くなってきていた
(室内機の吸込吐出空気の温度差8℃以下)
・ドレンホースからの排水はある
・室内機ドレンパンに水は溜まらない

水漏れの原因が冷媒ガス漏れの場合、エアコンの吹き出し口やルーバー辺りから水がポタッ・・・、ポタッ・・・と落ちてくるか、吹出口から前方に飛んでくるのが一般的です。

水漏れ量としては排水経路異常(ドレンホースやドレンパンの詰まりなど)のときよりも少なく、多くても2~3秒に1~3滴程度といった感じになります。

ガス漏れの場合、室外機の配管(細い方)が氷点下以下まで温度が下がるため、霜が発生して真っ白くなってしまうのが特徴です。

エアコンガス漏れで配管に霜がつく

通常の場合、この配管に液体の露がつくことはありますが、凍って白くなることはまずありません。

この他に、エアコンの冷媒ガスが漏れると、エアコンの効きが悪くなってきます。

エアコンから水が落ちてきた少し前ぐらいから最近エアコンの効きが悪くなってきたなぁと感じていたのであれば、ガス漏れが原因の水漏れである可能性が高まります。

冷媒ガス漏れ有無の判断方法

ガス漏れの有無を判定する方法としては、業社の場合はゲージマニホールドという圧力計を使ってガス圧を測定していきますが、専用の測定器具が必要ですし、圧力の高いガスの取り扱いには危険が伴います。

素人の場合はエアコン室内機の吸込空気温度(室内機上部の温度)と吹出空気温度(室内機の吹出口から吐き出される風の温度)の差が正常範囲にあるかどうかでガス漏れの簡易確認が可能ですので、そちらの方法を試してみるといいでしょう。

正常運転時の吹出口と吸込口の温度差

  • 冷房運転時;8~13℃が正常
  • 暖房運転時;16~23℃が正常

具体的には、冷房運転時の室内機の吸込と吹出温度差が8℃以下しかないような場合はエアコンガスが漏れている可能性が高いと考えていいでしょう。

具体的な温度測定方法としては、写真左側ような温度計(ホームセンターで2000円ぐらいで購入できる、本体部とセンサー部の2箇所で温度を測定可能)を使ったり、写真右側のよう非接触タイプの温度計(約2000円)を使って測定するのがいいでしょう。

エアコンガス漏れチェックに使う温度計

エアコンの吸込み温度を測定

室内機の吹き出し温度を測定

このようにエアコンの吸込温度と吹出温度を測定し、その温度差が小さければエアコンの冷媒漏れが原因だと判断していくことができます。

冷媒ガス漏れの2つの原因

冷媒ガス漏れは2つの原因が考えられます。

フレア接続部からの冷媒漏れ

エアコンガス漏れの原因の多くは配管接続部からの冷媒漏れとなります。

家庭用のエアコンはフレア加工を施した銅管をフレアナットで締め付けながら圧着接続する方式を採用しています。

エアコン配管の継ぎ手を離した状態

この接続方法は、フレア加工した銅管をフレアナットで締め付けて変形させながら圧着させるため、基本的には冷媒漏れが発生しにくい構造になっています。

ただ、完全完璧にガスがもれない構造ではないため、稀に施工不良や中古品購入、引っ越しなどでの配管の使い回し(フレア加工部の再使用)、配管を接続したままエアコンを動かしたなどが原因で、接続不良を起こして冷媒が漏れてしまうことがあります。

家庭用エアコン場合、冷媒漏れを起こしやすい冷媒配管の接続部は室内機側と室外機側の2箇所となります。

室内機側の配管接続部

室内機裏側の配管接続部

エアコン配管の接続部

室外機側の配管接続部

室外機側の配管接続部

その他配管パーツからの冷媒漏れ

稀に海岸地域(塩分が多い)や温泉地(硫黄が多い)、下水配管に直接ドレンホースを取り付けている(アンモニアなどが多い)ような場合、銅配管の腐食により穴が空いてしまい、そこから冷媒ガスが漏れていることもあります。

また、初期不良などが原因で熱交換器や電磁弁、コンプレッサーなどの部品から冷媒漏れが発生することもあったりします。

ただし、フレア継手部分からの冷媒漏れよりは圧倒的に事例数は少ないですので、まずは継手部分からの冷媒漏れを疑っていくのが一般的です。

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ガス漏れ箇所の特定方法

泡で冷媒ガス漏れを見つける

一般的にエアコンのガス漏れを起こしやすいのは配管接続部なので、そこから冷媒が漏れていないかを確認していくことになります。

洗剤をかけてガス漏れを目視チェックする

ガス漏れを確認する一番簡単な方法は、配管の接続部に水で薄めた中性洗剤をたっぷりかけて、接続部からプクプク泡が出てこないか確認する方法です。

冷媒ガス漏れを洗剤で確認

こんな感じで継ぎ手のところに薄めた洗剤をかけてやると、冷媒漏れを起こしている場合、「プクッ、プクッ・・・」という感じで小さな泡が継ぎ手の隙間から出てきます。

古典的な方法ですが、かなりの確率で冷媒漏れを見つけることができます。

ただし、冷媒漏れの量が多すぎる場合、勢いが強くて泡にならないケースもありますし、完全に配管内のガスが抜けきってしまっている場合、冷媒が漏れていないので泡も出てこないという事もあります。

エアコンがちょっとでも効いている間はこの方法で対応できると思いますので、一度試してみるといいと思います。

スプレータイプの冷媒ガス漏れ検知

泡で冷媒ガス漏れを見つける

なお、洗剤の他に「ガス漏れ検知剤」などとネットで検索すれば、ギュッポフレックスなどのガス漏れチェック専用スプレーを購入することも可能ですので、ご参考まで。

冷媒ガス漏れ検知器で確認する

次に紹介する方法は、冷媒ガス漏れ検知器という道具を使ってガス漏れ箇所を特定する方法です。

冷媒ガス漏れを検知するリークディテクター

先程の洗剤を使った目視確認をするためには、銅配管を露出させなければリークチェックできませんでした。

ですがが、冷媒ガス漏れ検知器を使えば、配管カバーに小さな穴を開け、そこに検知器の先端を挿入するだけで、ガス漏れがあるかどうか(ガス漏れが合った場合、”ビー”という音が鳴る、ランプが光る)を確認することができます。

また、ガス漏れ検知器は微量なガス漏れまで検知することが可能(年に数gのガス漏れまで検知可能、エアコンには数百gの冷媒が入っている)となっていますので、取り付けてから数年後にガス漏れ症状が出たというレベルのガス漏れでも検知していくことが可能となっています。

ネットなどで数千円で購入できますので、興味のある人は実験的に購入してみてもいいのではないでしょうか。

蛍光リークチェッカー

その他のガス漏れチェック方法としては、エアコンの冷媒配管内にリークチェッカーと呼ばれる紫外線などに反応して光る物質を入れ、配管の外側から紫外線ライトを当てながら、漏れ出したところを見つけるという方法もあります。

ただし、この方法は配管内に蛍光材を注入する必要がありますし、目視確認するために紫外線ライトを使う必要もあります。

自動車のエアコンのガス漏れチェックなどでは使われたりすることもありますが、家庭用のエアコンではあまり使われていない方法となります。

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冷媒ガス漏れの修理方法

冷媒ガス漏れの場合の修理方法としては、まず、先ほどお話したガス漏れ箇所を特定した後、フレアの再加工などを行ってガス漏れ箇所を修理します。

エアコンの正常なフレア加工

その後、配管を再接続して真空引きし、その後冷媒ガスをチャージしていくという流れになります。

ガス漏れ修理後真空引きを行って冷媒をガスチャージ

水漏れにつながるようなガス漏れは配管継手辺りからのスローリーク(少しづつガス漏れする状態)であることがほとんどのため、当日その場で修復可能なケースが多いです。

ガス漏れが原因の場合の修理依頼先

ガス漏れが原因で水がたれてきている場合の修理依頼先は、以下の通りとなります。

原因と修理方法修理の依頼先
冷媒ガス漏れ
→ガスチャージ
・メーカーサポート(保証修理可)
・購入元販売店(保証修理可)
エアコン修理業社

エアコンの修理はメーカーサポートや購入元販売店、エアコン修理業社に依頼していくのが一般的です。

夏場はメーカーサポートや購入元販売店(メーカーサポートのサービスマンが派遣される)に修理依頼をしても、保証修理の対応をしなければならないこともあり、なかなか予約が取れない状況になっています。

このような場合、エアコン修理業社にも早く修理をしてもらうことができないか問い合わせをしていくのがいいでしょう。

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故障ではないフラッパーの結露水が飛んでくるケース

冷房運転時、エアコンから吹き出す風を下向きにし続けると、フラッパーが冷えて結露し、その水が下に垂れ、風にのって飛んでくることがあります。

通常、エアコンの冷房運転時はフラッパーは上向き(冷風が真横に吹き出す向き)に調節されるようになっています。

エアコンのフラッパーを上向きにする

ですが、手動でフラッパーの向きを下向きに変えた状態で冷房運転を続けてしまうと、冷風がフラッパーに直接当たり、冷風で冷やされたフラッパに結露水が発生することがあります。

フラッパーについた結露水が垂れて水漏れする

部屋の湿度がかなり高い場合、そのフラッパーに付いた結露水が垂れたり、風に乗って前方に飛んできたりすることがあります。

この場合、特にエアコンが故障しているわけではないため、フラッパーを上向きにすれば水漏れ症状が収まりますので、一度確認してみてください。

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水漏れの原因が分からないケースもある

実は、今回のようにエアコン吹き出し口から水が飛んでくるというような少量の水漏れの中には、いくら原因を探してもエアコンに異常は見つからないケースもあります。

  • ドレンホースからはきちんと排水されている
  • ドレンパンにも水は溜まっていない
  • ドレンパンなどの破損も確認できない
  • 冷媒ガス漏れも発生していない

こういった事例が発生するのは極稀なのですが、猛暑の真夏日にエアコンを何日もつけっぱなしにしているような状況で起こることが多いです。

こういった症状のエアコンの内部を確認してみると、アルミフィン熱交換器に結露水がびっしりとついていて、さらにその結露水が吹出口の奥のほう(赤丸で囲っている部分)まで飛び散っているような状態になっています。

原因がわからない水漏れのケース

おそらく、近年増えている猛暑の影響でエアコンがフル稼働していることが影響してアルミフィン部に想定以上の大量の結露水が発生し、フィンとフィンの間を通過する風に乗って飛び散り、エアコン吹出口辺りから垂れてきているのではないかと考えています。

この場合、エアコンそのものに異常はないため修理することはできません。

頻繁にこういったことが起こってしまう場合は、部屋に対するエアコンの能力が足りず、エアコンの運転率が異常に高くなっている可能性もありますので、能力の大きなエアコンを導入するというのも選択肢の一つとして考えていきましょう。

このように、吹き出し口から飛んでくる水の原因が特定できなかった場合は、こういった水漏れ症状もあるんだということも知っておくといいと思います。

エアコンから水が飛んできた場合の応急処置手順

突然エアコンの吹き出し口から水が飛んできた場合、驚いて混乱してしまうことと思います。

ただ、飛んできた水をそのままにしてしまうと床や壁、家具などを痛めてしまうこともありますので、まずは一旦落ち着いて、下記の手順で水漏れに対処していきましょう。

エアコンをOFFにする

エアコンから水が漏れたら電源をOFF

エアコンの水漏れが発生したらまずは一旦エアコンの電源をリモコンでOFFにします。

エアコンの運転が止まればこれ以上、エアコンの吹き出し口から水が出てくることがなくなりますので、水漏れの被害を最小限に抑えることができます。

エアコンの電源コードを抜き取る

エアコンの電源を抜く

エアコンの電源コードがコンセントに差さったままだと、水漏れの対処中に感電してしまう可能性があります。

電源コードの周りが水で濡れていないことを確認し、電源コードを抜き取っておきましょう。

ただし、電源コードやコンセントの周りも水で濡れてしまっている場合は感電する恐れがありますので、絶対にコンセントには触れないようにしてください。

分電盤の中のエアコンブレーカー

この場合は、分電盤の中にあるエアコンコンセントに繋がるブレーカーを落としてエアコンに流れる電気を遮断していきます。

ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに電気は流れていないことになります。

作業に不安な場合は無理して作業せず、この応急処置の項目を読み飛ばしてエアコン水漏れ修理の具体的な流れの部分をご覧ください。

エアコンの下に置かれているものを移動する

水漏れを起こしているエアコンや本体に繋がっている配管の中にはまだたくさんの水が溜まっている可能性があります。

エアコンを停止させて一旦は水漏れが収まっても何らかの拍子で溜まっている水が漏れてくる可能性がありますので、エアコンの水漏れ修理が完全に終わるまでは配管の下に置かれている家具家電を別の場所に移動させておきましょう。

垂れてきた水を拭き取る

エアコンから漏れてきた水を拭き取る

バケツや雑巾を準備して、床や壁などに落ちた水を拭き取ります。

また、エアコンが完全に停止してしばらくの間(5~10分程度)は水が漏れてくる可能性がありますので、その場を離れないようにしましょう。

特に壁や床は濡れたままにしておくと傷んで修理が必用になることもありますので、水気をしっかりと拭き取っておいてください。

なお、エアコン本体についている水滴については、感電の危険がありますので、エアコンのコンセントを抜くことができている、またはエアコンコンセントのブレーカーを切る事ができている場合以外は、拭き取らないでそのままにして業社の人に処理してもらいましょう。

管理会社や大家さんに連絡する(賃貸住宅の場合のみ)

一通りの応急処置が終わったら、次はエアコン水漏れの修理依頼をしていく必要があります。

持ち家のエアコンが壊れた場合の修理費用は自己負担が基本(保証が残っている場合は別)となりますが、もともと賃貸住宅(アパート、マンション、借家)などに取り付けられていたエアコンが故障した場合は、管理会社や大家さんの負担になることもあります。

賃貸住宅の場合、勝手に修理を依頼してしまうと修理費用が自己負担になってしまうこともありますので、まずは管理会社や大家さんに連絡することからはじめていきましょう。

賃貸住宅などでの水漏れトラブルを放置してしまうと、壁や床が傷んでしまって余計な修理費用が発生する可能性もありますので、早め早めに対処するのが鉄則です。

賃貸アパートなどで部屋を借りた場合、借りた側の人には「部屋を良好に保つ」義務が発生します。水漏れを放置して部屋にダメージを与えてしまうと、退去時に修繕費用を請求される可能性がありますので注意が必要です。
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まとめ

今回は、エアコンから水が飛んできた!?主な2つの故障原因と応急処置方法についてお話しました。

急にエアコン吹き出し口から水しぶきが降ってきて驚いてしまいますよね。

特にエアコンの水漏れ故障は熱帯夜が続くような真夏日に突然発生するため、メーカーサポートなどはとても混雑してしまっていて、修理の予約が2~3週間後になってしまうケースもよく見かけます。

早くエアコンを直してもらいたい場合は、最低でも2~3社ほどエアコン修理の問い合わせを行い、急な修理キャンセルの空きなどを探す努力が必要です。

あの快適なエアコンライフを取り戻すため、まずは修理業者に「いつ来てもらうことができるか?」ということを問い合わせることからはじめていきましょう。

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