エアコンから水が飛んできた!?主な3つの故障原因と応急処置方法

水漏れ
t.tamaki
T.Tamaki (Electrician)


エアコンから水が飛んできた場合の原因と対処法

いつもと同じようにエアコンを使っていると急に吹き出し口から水が飛んできてびっくりしてしまったということはありませんか?

このエアコンから降ってくる水の原因は、故障によるものとそうではないもののがあります。

今回は、エアコン吹き出し口から水しぶきが飛んでくる原因と故障の場合の修理方法、家庭でできる応急処置方法などについて詳しくお話していきます。

クーラー(冷房専用など)の場合も構造メカニズムはエアコンとほとんど同じですので、この記事の内容を参考にしていただけます。
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【水が飛んでくる原因①】フィルターやエアコン内部の汚れ

本体カバーを取り外したエアコン

エアコン室内機の本体カバーを外して見ると、エアコンはたくさんの部品で構成されていることがわかります。

特にエアコンフィルターやアルミフィン熱交換器などの部品がホコリやカビなどで汚れてしまった場合、エアコン吹出口から水が飛んでくることがあります。

エアコンから冷たい風が出るメカニズム

エアコンの室内機は、冷房運転の際、部屋の熱い空気を冷えた熱交換器に送り込んで冷やし、冷やされた空気を吹出口から吐き出すという仕組みで動いています。

エアコンドレンパンと結露水排出のイラスト図

この際、冷えたアルミフィン熱交換の表面にはたくさんの結露水が発生し、それがドレンパンに流れ落ち、その後ドレンホースを通って室外に排出されています。

エアコン掃除をせずに何年もそのままで使っているようなエアコンの場合、アルミフィン熱交換器にはたくさんのホコリや汚れが付着してしまっています。

エアコンアルミフィンの汚れ

この部分が汚れてしまうと、結露水がきれいに下に流れていかずにその場(アルミフィンの間)に留まってしまい、アルミフィンの隙間という隙間がどんどん水で塞がってしまいます。

ただ、このアルミフィンの隙間は送風ファンによって吸い込まれた空気も流れているため、フィンとフィンの間に水が溜まりすぎてしまった場合、水がそこを流れる風に乗ってエアコンの送風ファン側に飛び出してきてしまうことがあります。

エアコン内部の汚れが原因で水が飛んでくる

水が送風ファンに吸い込まれた場合、回転している送風ファンについた水が勢いよく噴き出し口から前に向かって飛び出して来たり、吹出口の奥の壁面に付いた水滴が吹き出し口から垂れてきたります。

エアコンフィルターの方にもホコリが積もって風がほとんど流れなくなってしまっているような場合については、エアコン内部の壁面の温度が下がりすぎてしまい、壁面で発生した露が吹出口あたりに垂れてくることもあります。

エアコン内部の汚れが水漏れの原因であると考えられる場合、まずはじめにエアコンフィルターを掃除して水漏れが収まらないか様子を見てください。

エアコンのエアフィルターの汚れ

掃除機でエアコンフィルターのホコリを吸い取る

このフィルター掃除だけで水漏れが収まってしまうこともあります。

フィルター掃除をしても水漏れが収まらない場合は、本体カバーを外し、専用の洗浄機を使ってクリーニングする必要があります。

素人には修理は難しい作業となりますので、参考程度にご覧ください。

まず、コンセントを抜き、前面パネル、ルーバー、本体カバーの順でエアコンを分解していきます。

エアコン本体カバーを固定しているネジを取り外す

エアコンの本体カバーを取り外す

本体カバーを取り外したエアコン

電装部品に水がかからないようにしっかりと養生し、その後エアコン洗浄カバーを取り付けていきます。

エアコンクリーニングでの電装部品に水がかからないように養生する

エアコン洗浄カバーを取り付ける

ここから専用の洗浄ポンプを使って、アルミフィン熱交換器や送風ファンなどをきれいにクリーニングしていきます。

エアコン洗浄機でアルミフィンのカビ汚れ落とし

エアコン洗浄機で送風ファンの汚れ落とし

【水が飛んでくる原因②】冷媒ガス漏れ

エアコンガス漏れで配管に霜がつく

ルームエアコンの配管内にはおおよそ1kg前後の冷媒ガスが封入されています。

何らかの理由でこの冷媒ガスが漏れて少なくなってしまった場合、室内機内部配管などの異常冷却によって予期していないところに結露が発生し、その結露水が吹き出し口から飛んでくることがあります。

エアコンは部屋の中にある熱を室内機で冷媒の中に取り込み、冷媒を使って室外機まで運んで室外機で熱を吐き出すという仕組みで動作しています。(冷房運転時)

エアコンの冷房時の冷媒ガスの流れ

通常の冷房運転時に発生するアルミフィンなどに付着する結露水はドレンパンなどで回収され、ドレンホースを通じで室外に排出される仕組みになっています。

エアコンドレンパンと結露水排出のイラスト図

ですが、冷媒ガス漏れによって室内機本体内部の本来結露が発生しないような箇所に発生してしまった水滴については、ドレンパンでキャッチすることができないため、送風ファンに垂れてしまい吹き出し口から水滴がとんできてしまうことがあります。

エアコンガス漏れ原因の場合の水漏れ症状

冷媒ガス漏れの場合の水漏れ症状は、エアコンの吹き出し口やルーバー辺りから水がポタッ・・・、ポタッ・・・と落ちてくるか、吹出口から前方に飛んでくるのが一般的です。

水漏れ量としては排水経路異常(ドレンホースやドレンパンの詰まりなど)のときよりも少なく、多くても2~3秒に1~3滴程度といった感じになります。

ガス漏れの場合、室外機の配管(細い方)が氷点下以下まで温度が下がるため、霜が発生して真っ白くなってしまうのが特徴です。

エアコンガス漏れで配管に霜がつく

通常の場合、この配管に液体の露がつくことはありますが、凍って白くなることはまずありません。

この他に、エアコンの冷媒ガスが漏れると、エアコンの効きが悪くなってきます。

エアコンから水が落ちてきた少し前ぐらいから最近エアコンの効きが悪くなってきたなぁと感じていたのであれば、ガス漏れが原因の水漏れである可能性が高まります。

エアコンガス漏れの原因や具体的な修理方法などについては、こちらの記事が参考になります。

>>【エアコン】冷媒ガス漏れの原因と修理料金相場について

次のページでは、故障ではないがエアコンから水が飛んできてしまうケースについてお話していきます。

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