エアコンの調子が悪く色々と調べてみると、本来回ってないといけないはずの室外機がまったく動いていないことがあると思います。
そういった場合、エアコンを再始動させてあげることでエラーを解消することができたりします。
ただ、一般的なルームエアコンの場合、室外機側にはリセットボタンがないため、コンセントを抜き差ししたり、強制運転ボタンを押したりして再起動させてやる必要があります。
そこで今回は、エアコン室外機の具体的なリセット方法について、写真付きで詳しくお話していきます。

管理人「taichan」
エアコン工事は実家の家業。メーカー勤務(研究開発職)で特許出願も経験し、現在は第一種冷凍機械責任者、電気工事士(第一種)、そして子沢山の大家族(子6人)となりました。
【室外機のリセット方法1】電源コードを抜き差しする
エアコンの室外機をリセットさせる一番簡単な方法は、室内機の電源コードを抜くという方法です。
一般的な家庭用のルームエアコンの場合、室外機の方にリセットボタンはありません。
室外機を再始動させたい場合、室外機の電源も室内機から出ている電源コードから電気が供給されているので、この室内機側のコンセントを抜き差しすれば強制的に室外機をリセットすることができます。
室内機のランプがピカピカと点滅していたり、リモコンにエラー表示が出ているような場合は、一度この方法を試してみましょう。
ここでのポイントは、コンセントを抜いてから1分ほど待ってからプラグを差し戻して再起動してみて、それでも駄目ならコンセントを抜いた状態で1時間程度放置してから再始動してみるということです。
ちょっとした室外機の起動エラーであれば、単純なコンセントの抜き挿しだけでエラー復帰することがありますが、もう少し深刻なエラーの場合でも圧縮機側に溜まっている電気を抜いて(放電させて)あげたり、室外機に溜まった熱を冷まして再起動してみてください。
【室外機のリセット方法2】ブレーカーを入り切りする
エアコンが高いところに取り付けられていてコンセントに手が届かないような場合、エアコンのブレーカーを落としてもOKです。

ブレーカーのマークの意味は「ー」で通電、「◯」で開放(電気を遮断)となっています
ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに流れる電気は遮断できたことになります。
手順としては、コンセントの場合と同様に、リモコン操作ができる場合はエアコンの電源をOFFし、その後ブレーカーを落とします。
ブレーカーを落としてから1分ほど待ち、その後ブレーカーを上げて電気を供給し、エアコンを再始動してみましょう。

室外機が動かない原因や対処法はメーカー毎に異なります
エアコンをリセットしてみたにも関わらず室外機が動かないという場合、メーカー別対処法の方も確認してみてください。