日立製エアコンの室内機
日立エアコンの故障修理

【日立エアコン】エラーコードの調べ方と本体リセット方法


この記事は、「空調機器の設計開発」や「エアコン取付修理」に経験のある電気工事士が解説しています。
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日立製エアコンの室内機ランプが点滅

日立製エアコン(白くまくんなど)の場合、タイマーランプや除湿ランプ、空清ランプの点滅は室内機や室外機に何らかの不具合が発生していることを示すサインとなっています。

また、日立製のエアコンの場合、その点滅パターンがエラーコードとなっているため、その内容を読み取ることで何が原因でエアコンが故障したのかを知ることができます。

ちなみに、エアコンはちょっとしたことが原因でエラーが出て止まってしまうこともあるため、本体をリセットしてみるのも一つの手です。

今回は、日立のルームエアコンのエラーコードの読み取り方から本体リセットの具体的なやり方まで詳しくお話していきます。

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エラーコードの読み取り方

日立のエアコンは、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードを室内機の各種ランプの点滅パターンから読み取ることができます。

一部上位機種ではリモコンのおしえてボタンを押すことによってリモコンでエラーコーを読み取る事ができる場合もありますが、基本的には室内機ランプの点滅状態から読み取るのが基本となります。

「タイマーランプ」が点滅した場合

日立製のエアコンの場合、タイマーランプの点滅はエアコン本体(室内機または室外機のどちらか)で異常が発生していることを示しています。

タイマーランプの点滅回数毎にエラーの内容が異なりますので、以下の一覧表を参考にエラーの原因を確認してみてください。

点滅回数不具合内容処置及び交換部品
1回四方弁(冷暖切替バルブ)の不具合を検知。
室外基盤、冷却回路の電磁弁コイル類、
サーミスタ(温度検知部品)なども要確認。
不良箇所に応じて部品交換
(室外基盤、コイル、サーミスタなど)
または冷媒回路を修理。
2回強制冷房運転中を示す。
応急運転ボタンによる電源OFF、
または電源抜き挿しによる
本体リセットで改善しなければ、
室内基盤不良の可能性あり。
不良の場合は室内基盤を交換。
3回室内外通信の異常。
端子台(温度フューズ)、
室内基盤、モーター、
掃除ユニットなどの
不具合の可能性あり。
ケーブル接続などを確認。
不具合内容に応じて端子台、
Fケーブル、室内基盤などを交換。
4回室外機(室外基盤、圧縮機、
室外ファンモーターなど)
の不具合の可能性あり。
不良箇所に応じて部品交換
(室外基盤、コイル、サーミスタなど)
または冷媒回路を修理。
5回室外基盤(パワーリレー接点溶着など)
の不具合、または室内機DC
ファンモーター異常の可能性あり。
室内制御基板を交換。
9回室内温度センサー(サーミスタ)、
または室内基盤の不具合の可能性あり。
コネクタ接続確認後、
サーミスタ(室温、熱交温度センサー)
を交換。
10回室内基盤、室内ファンモーター
の不具合(回転異常、過電流など)
の可能性あり。
室内ファンモーターの回転チェックや
コネクタ接続確認後、ファンモータを
交換。
11回室内基盤、またはイオンユニットなどに
不具合の可能性あり。
コネクタ接続確認後、室内基盤や
イオンユニットを交換。
12回室内外基盤や室内ファンモーターに
関する通信関連の不具合の可能性あり。
Fケーブル確認後、不具合に応じて
各種部品を交換または冷媒回路を修理。
13回室内基盤に不具合
(データ読み取り異常)の
可能性あり。
室内制御基板を交換。
21回室内外基盤に不具合または、
他の家電製品による通信障害の
可能性あり。
動作を邪魔する家電製品を特定し対策。
基盤故障の場合は交換修理。

「除湿ランプ」または「見張りランプ」が点滅した場合

日立製のエアコンの場合、除湿ランプや見張りランプは主にエアコン室外機の方で異常が発生している場合に点滅する仕様になっています。

具体的なエラーの内容については、ランプの点滅回数で判断することができますので、以下の一覧表を参考にエラーの原因を確認してみてください。

タイマーランプ
(見張りランプ)
点滅回数
不具合内容
2回室外基盤またはコンプレッサーに
異常(ピーク電流カット)が発生した
可能性あり。
3回室外基盤またはコンプレッサーに
異常(低速回転)が発生した
可能性あり。
4回室外基盤またはコンプレッサーに
異常(切替失敗)が発生した
可能性あり。
5回室外基盤またはコンプレッサーに
異常(過負荷下限カット)が発生した
可能性あり。
室外機の風周りを遮る物を避ける、
直射日光を遮る工夫をする、
室内外機のフィルターや
エアコンクリーニングを行う
ことより改善する可能性あり。
6回室外基盤、コンプレッサー、
サーミスタに異常(OH温度上昇異常)が
発生した可能性あり。
7回室外温度センサー(サーミスタ)の
不具合の可能性あり。
8回室外基盤またはコンプレッサーに
異常(増速不良)が発生した
可能性あり。
9回室外基盤に不具合(通信エラー)の
可能性あり。
12回室外基盤または室外ファンモーターに
不具合(室外ファンロック)の可能性あり。
13回室外基盤に不具合(データ読み取り異常)の
可能性あり。
14回室外基盤に不具合の可能性あり。
15回室外基盤に不具合の可能性あり。

その他のランプが点滅した場合

日立製のエアコンの場合、タイマーランプや除湿(見張り)ランプ以外のランプの点滅は故障ではないことが多いですので、以下の内容や取扱説明書などを参考に対処することをおすすめします。

ランプの種類点滅理由
運転ランプ冬場の暖房運転や霜取り運転中に点滅。
自動で暖房運転が復帰します。
(復帰まで20分程度かかる場合もある)
クリーンランプエアコンフィルターやホコリキャッチャー、
パネルなどが正しく取り付けられていない
場合に点滅。上記内容を確認後、再起動。
ミスト空清
ランプ
イオンミスト装置にホコリ等の汚れが付着した
場合に点滅。説明書を参考に清掃後、再起動。
洗浄ランプフィルター掃除機能や室内凍結洗浄機能が
動作しない場合に点滅。
(上記機能の前回動作から一定時間経過ていない
場合などに点滅することが多い)

次のページでは、エアコン本体のリセット方法やリモコンを使わない強制起動のやり方についてお話していきます。

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