
エアコンは室外機が動かなくなってしまうと、エラー停止して使えなくなってしまいます。部品が壊れてしまった場合は修理が必要ですが、簡単な点検チェックだけで室外機が直ってしまうケースもよくあります。

エアコンが突然動かなくなってしまうと驚いてしまいますが、いったん落ち着いて、これからお話する内容を確認してみてください。
今回は、エアコンの室外機が動かない原因と対処法について、詳しくお話していきます。

管理人「taichan」
エアコン工事は実家の家業。メーカー勤務(研究開発職)で特許出願も経験し、現在は第一種冷凍機械責任者、電気工事士(第一種)、そして子沢山の大家族(子6人)となりました。
エアコンが動く仕組みと室外機の役割
エアコンは部屋の中と外で熱をやり取りすることで部屋を冷やしています。
冷房運転時の室外機の役割は熱を部屋の外に捨てることで、正常な室外機の動作は以下の通りとなります。
エアコンは部屋の中と外で熱をやり取りすることで部屋を温めています。
暖房運転時の室外機の役割は部屋の外の熱を取り込むことで、正常な室外機の動作は以下の通りとなります。
室外機が動かなくなるとどうなるのか?

室外機が動かなくなってしまうと、エアコンに以下のような不具合症状が発生します
冷房運転中なのにエアコンから生ぬるい風しか出てこなくなる
室外機が動かなくなると、エコンからは生ぬるい風しか出てこなくなります。リモコンには反応して一応は動く場合もありますが、いくら待っても風が冷たくならないので、部屋を冷やすことはできません。
室内機のランプが点滅して止まってしまう
室外機が動かなくなってしまうと、エアコンが不具合を検知して室内機のランプが点滅し、エアコンが止まってしまう場合があります。一般的にエアコンのランプの点灯は「正常」、点滅は「異常やお知らせ」を意味します。
冷房運転だけ調子が悪くなる
送風運転や空気清浄、暖房運転は動くが、冷房運転に切り替えると動かなくなるという症状は室外機トラブルの特徴です。

室外機が動かなくなってしまうと、エアコンに以下のような不具合症状が発生します
暖房運転中なのにエアコンから冷たい風しか出てこなくなる
室外機が動かなくなると、エアコンからは冷たい風しか出てこなくなってしまいます。リモコンには反応して一応は動く場合もありますが、いくら待っても風は暖かくならないので、部屋を温めることはできません。
室内機のランプが点滅して止まってしまう
室外機が動かなくなってしまうと、エアコンが不具合を検知して室内機のランプが点滅し、エアコンが止まってしまう場合があります。一般的にエアコンのランプの点灯は「正常」、点滅は「異常やお知らせ」を意味します。
暖房運転だけ調子が悪くなる
送風運転や空気清浄、冷房運転は動くが、暖房運転に切り替えると動かなくなるという症状は室外機トラブルの特徴です。
室外機が動かなくなる3つの理由
エアコンの室外機が動かないのは故障が原因の場合とそうではない場合があります。室外機が動かなくなる3つのパターンは以下の通りです。
①エアコンの自動制御が働いて止まる
エアコンの室外機は部屋を冷やさなければならない時だけ動く仕組みになっています。リモコンの設定温度より部屋の温度が低くなると、室外機は自動的に止まります。このようなエアコンの自動制御で室外機が止まるのは故障ではなく正常な動作です。
②故障で動かなくなってしまう
室外機の中にある部品が一つでも壊れてしまうと、室外機は動かなくなってしまいます。修理する場合の費用の相場は以下の通りとなります。
故障箇所 | 不具合症状 | 修理費用の相場 | |
基盤 | 全く動かない 室内機ランプ点滅 | 2~4万円 | |
ファンモーター | 効きが悪い 途中で止まる 室内機ランプ点滅 | 1.5~2.5万円 | |
温度センサー | 全く動かない 動作が不安定 | 1~2万円 | |
弁関連 | 冷房は動くが暖房は動かない | 要見積もり (~十数万円) | |
圧縮機 | 全く動かない 途中で止まる 室内機ランプ点滅 | 要見積もり (~十数万円) | |
冷媒ガス漏れ | 効きが悪い | 要見積もり (~十数万円) |
③内部エラーや保護装置が働いて動かなくなる
室外機は設置環境や天候などの影響でエラー停止してしまうことがあります。この場合は、後ほど紹介する簡単な点検やリセット作業だけでエアコンを復旧することが可能です。

実際のところ、10件中1~2件はこのような誰にでも直せるような軽微なエラーでエアコンが止まってしまっているだけとなります
エアコンの室外機が動かないのは故障が原因の場合とそうではない場合があります。室外機が動かなくなる3つのパターンは以下の通りです。
①エアコンの自動制御が働いて止まる
エアコンの室外機は部屋を暖めなければならない時だけ動く仕組みになっています。リモコンの設定温度より部屋の温度が高くなると、室外機は自動的に止まります。このようなエアコンの自動制御で室外機が止まるのは故障ではなく、正常な動作です。

室外機が動いていないのを初めて見たときは故障かと思ってしまいますが、再び動き出すかどうか、しばらく様子をみてみましょう
②故障で動かなくなってしまう
室外機の中にある部品が一つでも壊れてしまうと、室外機は動かなくなってしまいます。修理する場合の費用の相場は以下の通りとなります。
故障箇所 | 不具合症状 | 修理費用の相場 | |
基盤 | 全く動かない 室内機ランプ点滅 | 2~4万円 | |
ファンモーター | 効きが悪い 途中で止まる 室内機ランプ点滅 | 1.5~2.5万円 | |
温度センサー | 全く動かない 動作が不安定 | 1~2万円 | |
弁関連 | 冷房は動くが暖房は動かない | 要見積もり (~十数万円) | |
圧縮機 | 全く動かない 途中で止まる 室内機ランプ点滅 | 要見積もり (~十数万円) | |
冷媒ガス漏れ | 効きが悪い | 要見積もり (~十数万円) |
③内部エラーや保護装置が働いて動かなくなる
室外機は設置環境や天候などの影響でエラー停止してしまうことがあります。この場合は、後ほど紹介する簡単な点検やリセット作業だけでエアコンを復旧することが可能です。

実際のところ、10件中1~2件はこのような誰にでも直せるような軽微なエラーでエアコンが止まってしまっているだけとなります
室外機の電源コンセントとリセットボタン
室外機が動かないのはコンセントが抜けているからではないかと思うかもしれませんが、室外機の電源ケーブルは室内機と繋がっているため、室外機専用の電源コンセントやブレーカーはありません。
また、室外機にはリセットボタンがないため、再起動は部屋の中にあるコンセントの抜き挿し(エアコンのブレーカーの入り切り)で行います。
修理を依頼する前に試しておきたい対処法
室外機は簡単な点検とリセット操作で復旧することができることがあります。専門知識がなくても自分で対処できることもありますので、修理を依頼する前に一度試してみてください。
1.設定温度を18℃に変更する
エアコンの設定温度を18℃に変更してみてください。これで動きだしたのであれば、室外機は室温が設定温度に達しために一時的に止まっていただけなので故障ではありません。
2.室外機の周りのものを片付ける
室外機のまわりに沢山のものが置かれていると、うまく熱を出すことができなくなってエラー停止してしまいます。室外機が空気をスムーズに吐き出せるか、吸い込めるか、前側だけではなく裏側も確認してみましょう。
3.ファンを確認する
ファンに異物が挟まっていないか確認してみてください。特に夏場はツル系の草が中に入り込んでファンの回転を邪魔していることがあります。
4.リセット再起動する
室外機のまわりをチェックしても異常がなかった場合、コンセントの抜き挿しでエアコンをリセットしてみましょう。ちょっとしたシステムエラーであれば復旧することがあります。
5.メーカー別対処法を確認する
室外機が動かない場合の対処法は、メーカー毎に異なる部分があります。エアコンをリセットしても室外機が動かない場合、以下のメーカー別の対処法も確認してください。
6.強制始動する
エアコンについている応急運転ボタンを押すことで、室外機を強制的に起動することができます。応急運転ボタンの使い方については取扱説明書を確認するか、以下のページをご覧ください。
1.しばらく様子を見る
エアコンは暖房運転中、室外機に付く霜を溶かすための霜取り運転を定期的に行っています。数時間に一度ぐらいの頻度で暖房がストップし、室外機だけが動いたり止まったりするのは霜取り運転ですので、故障ではありません。
2.設定温度を32℃に変更する
エアコンの設定温度を32℃に変更してみてください。これで動きだしたのであれば、室外機は室温が設定温度に達しために一時的に止まっていただけなので故障ではありません。
3.リセット再起動する
室外機のまわりをチェックしても異常がなかった場合、コンセントの抜き挿しでエアコンをリセットしてみましょう。ちょっとしたシステムエラーであれば復旧することがあります。
4.メーカー別対処法を確認する
室外機が動かない場合の対処法は、メーカー毎に異なる部分があります。エアコンをリセットしても室外機が動かない場合、以下のメーカー別の対処法も確認してください。
5.強制始動する
エアコンについている応急運転ボタンを押すことで、室外機を強制的に起動することができます。応急運転ボタンの使い方については取扱説明書を確認するか、以下のページをご覧ください。
上記の対処法をすべて試していただくだけで、10件中1~2件ぐらいは室外機が元通り動くようになります。修理を依頼する前にまずは一度試してみてください。