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暑い夏や寒い冬、エアコンをつけたのに「あれ?室外機が動いていない…」と焦った経験はありませんか?
「故障かな?」「修理が必要?」と不安になる前に、まずは落ち着いて原因を探ってみましょう。
この記事で学べることはこちら!
- エアコンの室外機が動かない!考えられる原因とは?
- 室外機が動かない時に試したい!6つの対処法
- エアコンを長持ちさせるためのメンテナンス術
- プロが教える!室外機が動かないときのQ&A
この記事では、エアコンのプロのtaichanが、室外機が動かない時のよくある原因と自分でできる対処法をわかりやすく解説します。
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専門業者に修理を依頼すべきケースや、室外機を長持ちさせるためのメンテナンス方法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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この記事の監修者「taichan」
エアコン修理の実務経験が豊富な元メーカー勤務のエンジニア。保有資格は、第三種電気主任技術者、第一種電気工事士、第一種冷凍機械責任者など。
エアコンの室外機が動かない!考えられる原因とは?
室外機が動かない原因はさまざまですが、「故障ではない原因」の場合と、「故障が原因」の場合の大きく2つに分けられます。
1. 故障ではない原因のケース
- 送風モードになっている:
エアコンの送風モードは、室内の空気を循環させるだけの扇風機のような機能となります。温度調節は行いませんので、室外機も動作しません。リモコンを操作して、「冷房」または「暖房」モードに切り替えてください。 - 自動制御機能が働いている:
エアコンは、設定温度に達すると省エネのために自動的に運転を停止する機能があります。設定温度を少し変更して、室外機が再起動するかどうか確認してみましょう。 - 室外機周辺に障害物がある:
室外機の排気口が塞がれていると、正常に動作しません。室外機の周りには物を置かないようにし、少なくとも50cm以上の空間を確保しましょう。 - 室外機が汚れている:
室外機の裏側のフィンにホコリやゴミが詰まっていると、冷却効率が低下し、室外機が停止することがあります。定期的に室外機のフィンや吹き出し口を掃除機やブラシで清掃しましょう。
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室外機が動かない原因が故障ではない場合、運転モードや設定温度の見直し、室外機の周りの整理、簡単な掃除など、ご自身で解決できる可能性が高いでしょう。ぜひ落ち着いて、一つずつ確認してみてください。
2. 故障が原因のケース
- 冷媒ガスの漏れ:
冷媒ガスが不足すると、エアコンが正常に動作しなくなります。ガス漏れは専門知識が必要なため、業者に点検を依頼しましょう。 - 圧縮機の故障:
冷媒ガスを圧縮するコンプレッサーが故障すると、冷房や暖房が効かなくなります。圧縮機の故障は修理費用が高額になるため、エアコンの買い替えも検討しましょう。 - ファンモーターの故障:
室外機のファンを回すモーターが故障すると、冷却ができなくなります。ファンが回っていない場合は、モーターやモーターを駆動する基盤の故障が考えられますので、修理が必要です。 - 制御基板の故障:
室外機の動作を制御する制御基板が故障すると、室外機が動かなくなります。制御基板の修理は交換が基本となります。落雷が原因で制御基板が焼けてしまうケースも稀に見受けられ、火災保険でカバーできるケースもあります。 - 四方弁の故障:
四方弁(冷房と暖房の切り替えを行う弁)は冷房と暖房の切り替えを行う弁のことです。四方弁が故障すると、冷房、または暖房のどちらか一方しか機能しなくなります。稀に部品交換による修理で対応できないことがあり、その場合はエアコンの買い替えが必要です。 - 電気系統の不具合:
室外機から漏電してブレーカーが落ちていたり、昆虫や小動物が入り込んで電気部品がショートしていることなどが考えられます。これらが原因の場合、室外機の分解清掃、または部品交換などの修理が必要です。
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エアコンの室外機が動かない原因がこれらの故障の場合、専門業者による修理が必要となります。しかし、故障箇所によっては修理費用が高額になるケースも。例えば、エアコンの心臓部である圧縮機や、冷房と暖房を切り替える四方弁が故障した場合、部品交換で対応できないこともあり、エアコン本体の買い替えを検討する必要が出てくるかもしれません。
一方で、制御基板の故障など、場合によっては火災保険が適用されるケースもあります。例えば、落雷によって制御基板が損傷した場合などです。
修理費用が高額になりそうであれば、思い切って新しいエアコンに買い替えるのも一つの選択肢です。
室外機が動かない時に試したい自分でできる6つの対処法
エアコンの室外機が動かない場合は、まず落ち着いて、以下の6つの対処法を順番に試してみてください。
- 運転モードと設定温度の確認:
リモコンで運転モードが「冷房」または「暖房」になっているか、設定温度は適切かを確認しましょう。室温と設定温度が同じ、または送風モードになっている場合は、室外機は動作しません。 - ブレーカーの確認:
ブレーカーが落ちていないか確認しましょう。もし落ちていれば、ブレーカーを上げ直してください。 - 室外機周辺の確認と掃除:
室外機の周りに障害物がないか、室外機が汚れていないかを確認しましょう。室外機や裏側のフィンにゴミやホコリが溜まっている場合は、怪我をしないように可能な範囲で取り除きましょう。 - コンセントの抜き差し:
電源プラグをコンセントから抜き、2~3分待ってから再び差し込み、電源を入れ直してみましょう。
>>コンセント抜き差しによる室外機のリセット方法 - エラーコードの確認:
エアコンのランプが点滅していたり、リモコンにエラーコードが表示されている場合は、エラーコードを読み取り、具体的な対処法を確認しましょう。
>>エラーコードの読み取り方 - 応急運転:
エアコン本体に応急運転ボタンがある場合は、取扱説明書に従って操作し、室外機が動くか確認しましょう。
>>応急運転ボタンでエアコンを動かす方法
上記の方法で解決しない場合は、故障の可能性があります。次の章で、専門業者に修理を依頼すべきケースについて解説します。
故障かな?と思ったら、専門業者に修理を依頼しよう
上記の対処法を試しても室外機が動かない場合は、故障の可能性が高いです。 エアコンの修理は、感電やけがをする恐れがあるので、絶対に自分で修理しようとせず、エアコンメーカーのサポートセンターや専門の修理業者に連絡しましょう。
特に、以下の項目に当てはまる場合は、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。
- エアコンの冷房・暖房のどちらか一方しか効かない
- 室外機から異音がする
- 冷媒ガスが漏れている形跡がある(室外機の配管の接続部に油のようなものが付着している、室外機からガスが漏れているような音がする)
- エアコンの効きが最近急に悪くなった
【修理を依頼する専門業者を選ぶポイント】
- 資格や実績があるか
- 見積もりが明確で、追加料金が発生しないか
- アフターサービスが充実しているか
- 口コミや評判が良いか
- 対応エリアや営業時間
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業者を選ぶ際は、これらのポイントを参考に信頼できる業者を選びましょう。
エアコンを長持ちさせるためのメンテナンス術
エアコンの長持ちさせるためには、以下のメンテナンスを定期的に行いましょう。
- 室外機の周りを清潔に保つ:
落ち葉やゴミを取り除き、風通しを良くしましょう。 - フィンを掃除する:
室外機裏側のフィンに付着したホコリやゴミをブラシなどで優しく取り除きましょう。 - ドレンホースの詰まりを確認する:
ドレンホースの詰まりは室内機の水漏れの原因になります。室外機のメンテナンス時に、冷房や除湿運転中にドレンホースから水がちゃんと出てきているかも確認しておきましょう。
>>ドレンホースから水が出てこない場合の対処法 - エアコンフィルターの掃除:
フィルターが汚れていると、エアコンの効率が低下し、室外機にも負担がかかります。フィルター掃除の方法は、取扱説明書をご確認ください。
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エアコンの寿命は約10~15年と言われています。設置から10年以上経過している場合は、買い替えも検討したほうがいいでしょう。新しいエアコンは省エネ性能も高く、電気代の節約にもつながります。
プロが教える!室外機が動かないときのQ&A
ここからは、エアコンの室外機が動かないというシチュエーションでよく質問される内容について、Q&A形式でお答えします。
- Qエアコンの室外機が動かないと、どうなってしまうのでしょうか?
- A
室外機が動かないと、エアコンは温度や湿度の調整機能を失い、冷房や暖房の効果が得られなくなります。室内機からは風が出てきたとしても、温度調節機能が働かないため、夏は生ぬるい風が、また冬は冷たい風が出てくるだけで、快適な環境は得られません。
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冷房運転で室外機が停止すると、エアコンから冷たい風が出てこなくなります。室外機が止まったままだと、熱中症などの思わぬ事故の原因になる可能性もありますので、注意が必要です。
- Qエアコンの室外機にはどんな役割があるのですか?
- A
エアコンの室外機は、室内機と協力して、お部屋の温度を快適に保つための大切な役割を担っています。
冷房の場合:
室外機は、室内機が部屋の中から集めた熱を外に運び出す役割を果たします。室内機で冷やされた空気を部屋に送り出す一方で、熱くなった冷媒ガスを室外機に送り、そこで冷やして再び室内機に戻します。この繰り返しによって、部屋の温度を下げてくれるのです。
暖房の場合:
暖房の場合は冷房運転とは冷媒ガスの流れが反対になり、室外機は外の空気から熱を集めて、室内機に送り届けます。室外機で温められた冷媒ガスが室内機に送られ、そこで熱を放出して部屋を暖めます。
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室外機は、例えるならエアコンの心臓のような存在です。心臓が血液を循環させるように、室外機は冷媒ガスを循環させて、部屋の温度を調節しています。室外機が正常に動かないと、エアコンは冷房も暖房もできなくなってしまいます。
- Qエアコンの送風運転中に室外機が動かないのはなぜですか?
- A
エアコンの送風モードは、室内の空気を循環させる機能であり、温度や湿度を調整する機能はありません。そのため、送風モードでは熱交換器や室外機は動作せず、室外機が動いていないのは正常な状態です。
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送風モードは室外機が動かず電気代がほとんどかかりませんので、部屋の空気清浄やエアコン内部の乾燥を行う際に活用していきましょう。
- Q暖房運転中に室外機が動いたり止まったりを繰り返します。故障でしょうか?
- A
いいえ、エアコンの暖房運転中に室外機が停止するのは、多くの場合、故障ではありません。これは、室外機に付着した霜を溶かすための「霜取り運転」が行われているためです。
霜取り運転は、暖房運転中に室外機の熱交換器に霜が付き、暖房効率が低下するのを防ぐための機能です。霜取り運転中は、室外機の運転が一時的に停止し、代わりに送風運転に切り替わります。霜が溶けると、再び暖房運転に戻り、室外機も動き始めます。
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霜取り運転は、通常5~15分程度で終了しますが、外気温や湿度などによって時間が変動します。あまりに頻繁に霜取り運転が繰り返される場合や、霜取り運転が長時間に及ぶ場合は、故障の可能性も考えられます。その場合は、エアコンの取扱説明書を確認するか、専門業者に点検を依頼しましょう。
- Qエアコンの室外機から湯気が出ていますが、故障でしょうか?
- A
いいえ、エアコンの室外機から湯気が出ているのは、多くの場合、故障ではありません。
特に冬場の暖房運転中に、室外機から湯気が出ている場合は、室外機の霜取り運転によるものです。
暖房運転中、室外機の熱交換器には霜が付着します。この霜を溶かすため、エアコンは自動的に霜取り運転を行います。霜取り運転中は、室外機の熱交換器が温められ、霜が溶けて水蒸気となり、湯気のように見えるのです。
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暖房運転中の室外機からの湯気は、正常な動作の範囲内ですので、ご安心ください。ただし、湯気ではなく煙が出ている場合や異臭がする場合は、故障の可能性がありますので、速やかに専門業者に点検を依頼しましょう。
- Q室外機から水が漏れているのですが、どうすればいいですか?
- A
エアコンの室外機から水漏れしている場合、主に次の2つの原因が考えられます。
- 霜取り運転:
冬の暖房運転中に、室外機が凍結を防ぐために霜取り運転を行う際、溶けた霜が水となって排出されることがあります。これは正常な動作であり、故障ではありません。 - 冷媒ガスの不足:
冷媒ガスが不足すると、熱交換器が過剰に冷えてしまい、通常よりも多くの結露水が発生し、水漏れにつながることがあります。
もし、暖房運転中ではなく、夏場の冷房運転中に水漏れが発生している場合は、冷媒ガスの不足が疑われます。
- 霜取り運転:
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冷媒ガスの不足は、エアコンの冷房効率を低下させるだけでなく、コンプレッサーなどの部品に負担をかけ、故障の原因になることもあります。夏場にエアコンの効きが極端に悪くなる、かつ室外機から水が漏れているという状況が重なった場合は、早めに専門業者に点検を依頼し、適切な対処を行いましょう。
- Q吹雪の日にエアコンをつけていたら、室外機が凍りついて動かなくなってしまいました。どうすれば良いですか?
- A
吹雪や極寒の環境下でエアコンの暖房運転を行うと、雪が室外機の吸込口から入り込み、内部で凍結したり、霜取り運転で溶けた水が排出される前に内部で凍結して、ファンが動かなくなることがあります。
このような場合は、まずエアコンの電源を切り、暖房運転を停止してください。そして、安全に作業できる状況であれば、室外機に積もった雪を優しく取り除きましょう。
その後、バケツなどでぬるま湯を室外機の上からゆっくりとかけて、凍結を溶かしてください。熱湯は絶対に使用しないでください。急激な温度変化は室外機を傷める原因になります。
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北国でのエアコン使用においては、以下の対策も有効です。
- 寒冷地仕様のエアコンへの買い替え:
寒冷地仕様のエアコンは、低温環境下でも効率的に暖房運転を行うことができ、凍結防止機能も備わっています。 - 防風雪カバーの設置:
室外機を雪や風から保護し、凍結を予防します。
これらの対策を講じることで、冬の厳しい環境下でもエアコンを安心して使用することができます。
- Qエアコンの室外機に直射日光が当たると、何か問題がありますか?
- A
エアコンの室外機は、屋外での使用を想定して設計されているため、直射日光が当たっても基本的には問題ありません。しかし、特に夏場など気温が高い時期に長時間直射日光が当たり続けると、冷却効率が低下し、エアコンの性能に悪影響を及ぼす可能性があります。
直射日光によって室外機の温度が上昇すると、冷房効果が弱まったり、消費電力が上がったりすることがあります。また、室外機は高温になると、内部の部品に負担がかかり、故障のリスクも高まります。
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室外機は直射日光を避け、風通しの良い場所に設置することが理想的ですが、設置場所の変更が難しい場合もあります。その場合は、日よけカバーを設置したり、サンシェードなどで日陰を作ったりするなど、直射日光を遮る工夫をすることで、エアコンの効率を維持し、室外機の寿命を延ばすことにつながります。ただし、室外機の風の通りを邪魔しないように設置するようにしてくださいね。
- Qエアコンの室外機は、夏に水をかけて冷やしても良いですか?
- A
室外機は屋外での使用を想定して設計されているため、雨に濡れても耐えられる構造になっていますので、室外機に水をかけること自体は問題ありませんが、水のかけ方には注意が必要です。
ホースで勢いよく水をかける、または下から水をかけると、水しぶきが室外機の内部に入り込み、故障の原因になることがあります。また、水道水に含まれるカルキ成分が室外機のフィンに付着すると、冷却効率が低下する可能性もあります。
室外機に水をかけても、涼しくなるのは一時的で、根本的な解決にはなりません。室外機の周りに風通しの良い環境を作ったり、日陰を作るなど、他の方法を試すのがおすすめです。
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買い替えのタイミングであれば、風通しのよい日陰に室外機を移設するということも検討してみましょう。
- Q室外機のメンテナンスは、どのくらいの頻度で行うべきですか?
- A
室外機のメンテナンスは、エアコンの使用頻度や設置環境によって変わりますが、基本的には年に1~2回行うのがおすすめです。特に、夏や冬などエアコンを頻繁に使う時期の前にメンテナンスを行うと、エアコンの効きが良くなるため、快適に過ごすことができます。
室外機のメンテナンスは難しく考える必要はありません。エアコンを使う前に室外機の周りに物を置かないようにしたり、伸びた草木を刈ったりするなど、室外機の周りをスッキリさせるイメージで大丈夫です。
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室外機の周りの環境を整えることは、エアコンの性能を維持し、電気代の節約にもつながります。定期的に室外機の状態をチェックし、快適なエアコン環境を保ちましょう。
- Q室外機のメンテナンスを業者に頼んだほうが良い場合は?
- A
室外機の簡単なメンテナンスは自分でも行うことができますが、以下の場合は、感電や故障、事故などを防ぐため、専門業者に依頼することをおすすめします。
- 室外機が高所に設置されている場合:
足場が不安定な場所での作業は大変危険です。無理に自分で行わず、専門業者に依頼しましょう。 - 室外機を移動させなければメンテナンスができない場合:
室外機は重く、移動させる際に配管を傷つけてしまう可能性があります。また、エアコンのガスが漏れてしまうと大変危険です。 - 自分で行うことに不安がある場合:
メンテナンスのやり方などに少しでも不安を感じる場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
- 室外機が高所に設置されている場合:
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室外機のお手入れは、エアコンを長持ちさせ、電気代も節約できる大切な作業です。でも、安全が一番大事!高い場所に室外機があったり、移動させないと掃除できない場合は、無理せずプロにお願いしましょう。
- Q室外機の寿命を伸ばすために、気をつけるべきことはありますか?
- A
エアコンの室外機の寿命は、使用頻度や設置環境、メンテナンス状況によって大きく異なりますが、一般的には10年~15年程度と言われています。
メーカーが定める設計上の標準使用期間は10年であり、それを超えると故障のリスクが高まります。
しかし、以下の点に注意することで、室外機の寿命を延ばすことが可能です。
- 定期的なメンテナンス:
室外機の周りに溜まったゴミやホコリを取り除き、フィンを清掃するなど、定期的なメンテナンスを行いましょう。風の通りが良くなると室外機の負荷が減り、圧縮機など主要パーツの劣化を防ぐことができます。 - 直射日光を避ける:
直射日光が長時間当たる場所に設置する場合は、日よけカバーを設置するなどして、室外機内部の温度上昇を抑えることで、基盤や電子部品などのパーツの劣化の進行を抑えることができます。 - 強風対策: 室外機に直接強風が当たると、ファンの動作が不安定になります。風の影響を受けにくい場所を選んで設置してもらうようにしましょう。
- 定期的なメンテナンス:
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意外なことかもしれませんが、室外機の寿命を延ばすためには設置環境を良くすることも重要なのです。エアコンをより長く、快適に使用しつづけるためには、室外機の設置環境にも気を配ってあげましょう。
- Qエアコンの室外機が寿命を迎えると、どのような症状が現れますか?
- A
エアコンの室外機が寿命を迎えると、以下のような症状が現れることがあります。
- 冷暖房の効きが悪くなる:
冷房運転時に設定温度まで下がらない、暖房運転時に部屋が暖まらないなど、エアコンの効きが悪くなります。 - 運転音が大きくなる:
普段よりも室外機の運転音が大きくなったり、異音がしたりする場合は、部品の劣化や故障が考えられます。 - 異常な振動が発生する:
運転中にガタガタと振動したり、異常に揺れたりする場合は、部品の緩みや破損が疑われます。 - 電気代が急に高くなる:
冷却効率が低下すると、エアコンがより多くの電力を消費するため、電気代が高くなることがあります。
- 冷暖房の効きが悪くなる:
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これらの症状は室外機の寿命が近づいているサインかもしれません。特に、製造から10年以上経過している場合は寿命を迎えている可能性が高いです。これらの症状に気づいたら早めに専門業者に点検を依頼し、必要であれば修理または買い替えを検討しましょう。
- Qエアコンの室外機は、自分で修理できますか?
- A
いいえ、基本的にエアコンの室外機は、ご自身で修理することはおすすめできません。
室外機は、電気を扱う精密な機械であり、内部には高電圧の部品や高圧の冷媒ガスも含まれています。専門的な知識や技術を持たずに修理を試みると、感電事故を引き起こしたり、エアコンの故障を悪化させたりする危険性があります。
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室外機に異常を感じたら、自己判断で修理しようとせず、必ず専門の修理業者に依頼してください。自分でできることは、室外機の周りの掃除や、障害物の除去など、比較的簡単なメンテナンスに限られます。
- Q室外機が故障した場合、修理費用はどのくらいかかりますか?
- A
室外機の修理費用は、故障箇所や交換が必要な部品によって大きく変動します。
例えば、比較的軽度な制御基板やファンモーターの交換などであれば15,000円~35,000円程度ですが、エアコンの心臓部であるコンプレッサーや四方弁などの冷媒回路の修理となると60,000円~110,000円程度と高額になります。 その他にも、室外機の電気系統の不具合や、ガス漏れなど、様々な故障原因が考えられ、修理費用もそれぞれ異なります。
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もしエアコンが正常に動作しない場合は、まずエアコン本体やリモコンにエラーコードが表示されていないか確認してみましょう。エラーコードを読み取ることで、故障原因を特定し、おおよその修理費用を予測することができます。 また、修理を依頼する前にはまずは見積もりを取り、修理と買い替えのどちらが費用対効果が高いかを慎重に検討しましょう。
>>エラーコードの読み取り方
- Qエアコンの室外機が故障した場合、修理と買い替え、どちらがお得ですか?
- A
エアコンの室外機が故障した場合、修理か買い替えか、どちらがお得かは、エアコンの保証期間、使用年数、製造年、故障箇所、修理費用などによって異なります。
まず、メーカー保証や販売店の保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性があるので、まずは購入店やメーカーに問い合わせてみましょう。
保証期間外の場合は、修理か買い替えか、どちらがお得か検討する必要があります。
一般的に、エアコンの寿命は10年~15年と言われています。設置から10年以上経過している場合は、修理よりも買い替えの方がお得なケースが多いでしょう。
また、故障箇所によっては修理費用が高額になることもあります。例えば、コンプレッサーや四方弁といった主要部品の故障は、修理費用が5万円以上かかることも珍しくありません。このような場合は、新しいエアコンに買い替えた方が、長期的に見てお得になる可能性があります。
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エアコンの買い替えは初期費用はかかりますが、新しいエアコンは省エネ性能が高く、電気代が節約できます。トータルで考えると買い替えたほうがお得になることがあるため、修理の場合と買い替えの場合で、電気代も含めて検討することがポイントです。
- Q賃貸物件の場合、エアコンの故障は誰の責任で修理するのでしょうか?
- A
賃貸物件に備え付けられているエアコンの場合、基本的には備え付けの設備とみなされるため、通常の使用による故障であれば、修理費用は貸主(大家さん)が負担するのが一般的です。
ただし、借主の故意や過失、不適切な使用による故障の場合は、借主が修理費用を負担しなければならないケースもあります。例えば、室外機を動かしたり、室外機の上に重い物を置いて壊してしまった場合や、室外機の周りを掃除せずに放置して故障した場合などが該当します。
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賃貸物件でエアコンの室外機が故障した場合は、まず賃貸借契約書を確認しましょう。契約書にエアコンの修理に関する記載があれば、それに従う必要があります。記載がない場合は、すぐに管理会社や大家さんに連絡し、状況を説明して指示を仰ぎましょう。自己判断で修理業者に依頼すると、後々トラブルになる可能性があります。
まとめ|室外機トラブルの解決と長持ちさせる秘訣
エアコンの室外機が動かなくなる原因はさまざまですが、まずは落ち着いてこの記事で紹介した対処法を試してみてください。自分で解決できることも多いはずです。
もし故障が疑われる場合は、自己判断で修理せず、必ず専門業者に相談しましょう。
また、室外機を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと適切な設置環境が重要です。
室外機の周りを整理整頓し、直射日光を避け、定期的に掃除をするなど、日頃から気を配ることで、エアコンをより長く快適に使い続けることができます。
まとめ
この記事では、エアコンの寿命や買い替え時期、最新エアコンのメリット、そしてエアコンを長持ちさせる秘訣について解説しました。エアコンの寿命は一般的に10年程度ですが、日頃のお手入れ次第で寿命を延ばすことも可能です。
もし、あなたのエアコンが冷暖房の効きが悪い、異音がする、異臭がする、水漏れする、ブレーカーが落ちるなどの症状が現れたら、寿命かもしれません。しかし、慌てて買い替える前に、まずはフィルター掃除や室外機の確認など、簡単なチェックをしてみましょう。
最新エアコンは省エネ性能が大幅に向上しており、電気代を節約できるだけでなく、AIによる自動運転や空気清浄機能など、便利な機能も搭載されています。エアコンの買い替えを検討している方は、8月~9月の価格が安くなる時期を狙うのがおすすめです。
エアコンを長持ちさせるためには、こまめなフィルター掃除や室外機の周りの清掃が大切です。また、夏や冬などエアコンを使う時期以外は、カバーをかけてホコリから守るのも効果的です。
この記事を参考に、あなたのエアコンの状態をチェックし、買い替えが必要かどうか検討してみてください。最新エアコンへの買い替えは、快適な夏を過ごすだけでなく、電気代の節約にもつながるかもしれません。