【エアコン水漏れ】ドレンホースの劣化原因と修理交換手順

エアコン水漏れのドレンホースの交換手順

エアコンのドレンホースとは、室内機で発生する結露水を室外に排出するための排水ホースのことをいいます。

ドレンホースの寿命はおおよそ3~5年と言われているため、エアコン本体の耐用年数(10年前後)よりも短いのが特徴です。

エアコンからの水漏れはドレンホース内の詰まりが原因になっていることがほとんどなのですが、稀にこのドレンホースの劣化や損傷が原因で水漏れが発生していたりすることもあります。

今回は、そんなドレンホースが原因のエアコン水漏れの症状と具体的な交換修理の方法についてお話していきます。

スポンサーリンク

エアコンドレンホースの排水メカニズム

エアコンドレンパンと結露水排出のイラスト図

エアコンの室内機の中にはアルミフィン熱交換器という部品があり、冷房や除湿、ドライ運転をした場合、この部分がキンキンに冷えて冷たくなるため、大量の結露水が発生ます。

ここで発生した結露水はドレンパンというパーツで受け止められた後、ドレンホースを通って室外に排出される構造になっています。

エアコンの結露水の排水経路(ドレンパン、ドレンホース)

夏場、屋外に設置されている室外機あたりのドレンホースの先端からポタポタと出てきている水は、室外機で発生したものではなく、室内機の方で発生した結露水ということになります。

エアコンから出るドレン水

真夏日にルームエアコンで冷房運転を行った場合、一日あたり数リットルから十数リットルもの結露水がドレンホースから排出されています。

何らかの原因でドレンホースに穴や破れができてしまった場合、その部分から大量の水が漏れてくるということになります。

損傷や取り付け不良による水漏れ

ドレンホースは紫外線に当たる状態で使用すると3~5年程度で固く、触るとボロボロ割れてちぎれてしまうような状態になってしまいます。

屋外側のビニールテープが巻かれていない部分や、配管カバーから出ている部分などは長期使用によるれっかでドレンホースが破れ、その部分から水が漏れたりします。

ドレンホースは屋外の紫外線が当たる部分が劣化する

ドレンホースの屋内設置部やカバー、ビニールテープに隠れた部分は直射日光が直接当たらないため、紫外線によるドレンホースの劣化はほとんど進ます、何もなければ10年以上水が漏れてくることはありません。

稀に害獣’(ネズミなど)がドレンホースをかじって破ってしまっていたり、初期不良や施工不良などが原因でドレンホース接続部から水が漏れてくるというようなこともあります。

エアコンドレンホースの室内接続部からの水漏れ

基本的にドレンホースはその他の配管と一緒にビニールテープでぐるぐる巻きになっていたり、配管カバーの中に収められていたりします。

ドレンホースの損傷箇所から離れた場所で水漏れが発生する事が多いのがとくちょうです。

水漏れ箇所を特定するためには、そういったビニールテープや配管カバーを取り外してドレンホースの劣化や損傷箇所を確認して、交換補修していく必要があります。

折れやねじれが原因のエアコン水漏れ

ドレンホースは蛇腹状形状になっているためある程度潰れやねじれに強い構造になっています。

ただ、ドレンホースの上に重たいものが置かれていたり、きつくドレンホースを曲げた状態を保持してしまっていたりすると、ドレンホースが変形して内部流路が狭くなり、詰まってしまうことがあります。

例えば、ドレンホースの上に植木鉢などの重量物が置かれていたりしていた場合、ホースが潰れて流路が狭くなり、排水ができなくなっていることがあります。

エアコン水漏れドレンホースの先端が塞がっている

また、エアコン配管が壁から出てくる部分や配管カバーの曲がり部などで冷媒配管など下側にドレンホースが配置されているような場合、ドレンホースの潰れが発生しやすくなります。

エアコンドレンドレンホースが潰れて水漏れ

施工直後はドレンホースの変形が小さいため正常にドレン水が排水されますが、設置から数年が経過してくると冷媒配管などの重さの影響で徐々に潰れてきて汚れが溜まりやすくなり、最終的には水漏れに至ることがあります。

ドレンホースの中に汚れが詰まって水漏れする

ドレンホースが潰れてその部分に異物が詰まって流路が完全に塞がってしまうと、室内機で発生した結露水がドレンパンから溢れてエアコンからの水漏れが発生します。

エアコンからの水漏れ場所

このような場合、ドレンホースの変形を引き起こすものを取り除いたり、ドレンホースの位置を動かしたりすれば水漏れが解消する場合があります。

ただ、長年潰されていたドレンホースは変形が完全にもとには戻らないこともあるため、そのような場合はドレンホースの交換が必要になってきます。

エアコンや配管から水が漏れてきた場合の対処法

急にエアコンや配管のあたりから水が漏れてきた場合、驚いて混乱してしまうことと思います。

ただ、漏れた水をそのままにしてしまうと床や壁、家具などを痛めてしまうこともあります。

まずは一旦落ち着いて、下記の手順で水漏れに対処していきましょう。

エアコンをOFFにする

エアコンから水が漏れたら電源をOFF

エアコンの水漏れが発生したらまずは一旦エアコンの電源をOFFにします。

エアコンの運転が止まれば、これ以上エアコン内部で結露水が発生することがなくなりますので、水漏れの被害を最小限に抑えることができます。

エアコンの電源コードを抜き取る

エアコンの電源を抜く

エアコンの電源コードがコンセントに差さったままだと、水漏れの対処中に感電してしまう可能性があります。

電源コードの周りが水で濡れていないことを確認し、電源コードを抜き取っておきましょう。

万が一、電源コードやコンセントの周りも水で濡れてしまっている場合は、分電盤の中にあるエアコンコンセントに繋がるブレーカーを落としてからコンセントを抜くようにしましょう。

分電盤の中のエアコンブレーカー

エアコンや配管の下に置かれているものを移動する

水漏れを起こしたエアコンや配管の内部にはまだ水が溜まっている可能性があります。

一旦は水漏れが収まっても何らかの拍子で溜まっている水が漏れてくる可能性がありますので、エアコンの水漏れ修理が完全に終わるまではエアコンの下に置かれている家具家電を別の場所に移動させておきましょう。

漏れてきた水を拭き取る

バケツや雑巾を準備して、エアコンや壁、床に垂れた水を拭き取ります。

エアコンが完全に停止してしばらくの間(5~10分程度)は水が漏れてくる可能性がありますので、その場を離れないようにしましょう。

特に壁や床は濡れたままにしておくと傷んでしまうことがありますので、水気をしっかりと拭き取っておいてください。

エアコンの水漏れが収まってここまで作業ができたら一旦休憩しましょう。

ドレンホースの種類や耐久性、価格について

エアコンのドレンホースには、耐久性と配管サイズの違いなどによっていくつかの種類があります。

適切なドレンホースを選部ことによって、今後の水漏れリスクを低減していくことができます。

ドレンホースの耐久性(3~5年)

ドレンホースには耐久性の麺において、普通の安価なタイプと、耐候性の物(表面はアイボリー色、内面は黒色のものが多い)があります。

耐候性のドレンホース

以前は安いタイプのドレンホースも売られていましたが、最近のホームセンターなどで売られているドレンホースはほとんどが耐候性のものになってきています。

価格としては、1mあたり100~150円が相場となっています。

ただ、耐候性のドレンホースも5年ぐらいしてくると徐々に劣化してくるため、日に当たる部分はより耐久性のある塩ビパイプ(ドレン管、ドレンパイプ)で排水するというのも一つの手です。

塩ビパイプは自由に曲げることができないため室内機からすべて塩ビパイプで接続するというのは難しいですが、屋外側だけであれば塩ビパイプ(直管、曲がりジョイント、固定用サドルなど)を使って排水経路を作成することが可能です。

エアコンのドレンホースの塩ビパイプ

例えば、2Fや3Fの部屋にエアコンを付けてドレンホースは地上まで延長しているというような場合、次回のエアコン取替(だいだい10~13年ぐらいが平均)となる前にドレンホースの劣化によりドレンホースだけの取替工事が発生してしまう可能性があり、余計な費用が発生するケースもあったりします。

ドレンホースの代わりに塩ビパイプを使った場合、10年以上は十分に使っていくことができます。

設置料金が少し高くなってしまいますが、見栄えや今後のメンテンナンス性なども考えた場合に検討する価値があると思います。

ドレンホースのサイズ(φ14、φ16、φ18)

一般的なエアコンのドレンホース接続部ジョイント(室内機から1m前後のところにある、下の写真の右から伸びてきている部分)の外径は主に14mm、16mm、18mmの3種類があります。

エアコンのドレンホース接続部の外径は14mmと16mm

この部分からドレンホースを交換していく場合は、エアコンの据付説明書で必要となるドレンホースの接続口サイズ(呼び径は内径表示)を確認したりして、そのサイズに合ったドレンホースを用意するひつようがあります。

エアコンのドレンホース

ドレンホースの接続口サイズ

例えば、上記のドレンホースの場合、ドレンホースの内径はφ14mm(外径φ18mm)となっていますが、エアコン側接続部はφ16mmとφ18mmに対応しています。

  • 内径16mm(外径21mm)のドレンホース
    →エアコン側接続部の外径16mmと18mmの両方に対応可能

このカット部分はドレンホースは0.5m毎に作られていて、どこでカットすることでホースの内径を調整することができます。

例えば、下記の部分でカットすれば、内径16mmの接続口を作ることができるというイメージです。

ドレンホースをはさみでカットする

ドレンホースのカット方法

ドレンホースはホースそのものの内径と、エアコン接続部の内径(カット位置で調整)という感じでサイズの種類が分かれていることを覚えておきましょう。

ドレンホースを途中で延長接続する場合は、既存のホースの接続口部分をハサミで切り、切ったホースの端が内径16mmの場合は18mm側を、内径18mmの場合は16mm側を差込むというような形でドレンホース同士を接続することもできます。

ドレンホースの延長方法

新しいドレンホースをつなぐ

このようにエアコンのドレンホースはこの接続部のサイズを事前に確認しておけば、簡単に挿入接続ができるような形状となっています。

この他に、ドレンホース用のジョイントを使えば、任意の部分でドレンホースをカットしたり、内径18mmのドレンホースと内径14mmのドレンホースなどの大きく内径の違うもの同士をつないだりすることができます。

ドレンホースのサイズを選ぶことができる場合、なるべく内径の太い方を選んで取り付けておけば、その分ドレン詰まりのリスクを減らすことができます。

ドレンホースの交換修理について

ドレンホースが折れて潰れてしまっていたり、劣化したり破れてしまっているような場合は、ドレンホースそのものを交換して水漏れ修理する必要があります。

ドレンホースの具体的な交換手順

まずは、ドレンホース全体を丸ごと交換する方法について話ししていきます。

ドレンホースは室内機からおおよそ1m付近の部分で接続され(ビニールテープ固定)ているため、配管をグルグル巻きにしているビニールテープなどを取り外しますた後、その接続部分でドレンホースを切り離します。

エアコンドレンホースの接続部

新しいドレンホースをエアコン側に挿入し、ビニールテープで固定します。

ドレンホースをビニールテープで固定

室内側のドレンホースには結露防止の断熱材も忘れずに巻いておきす。

この断熱材を巻き忘れてしまうと、ドレンホースの外表面に結露が発生し、その水滴が垂れて別の水漏れの原因となってしまいます。

配管一式をビニールテープで仮止めし、その後幅の広いタイプのビニールテープで冷媒配管やドレンホース全体を隙間なく巻きつけていけばドレンホース交換は完了となります。

なお、幅広ビニールテープを使った配管巻きつけは配管の劣化防止のための作業ですので、配管カバーに納める場合は幅の狭いビニールテープで仮止めして配管カバーの中に収めるだけとなるのが一般的です。

エアコン配管カバーの中の状態

劣化した屋外側ドレンホースの一部分のみを交換する場合は、まずはじめに劣化したドレンホースを0.5m毎にあるつなぎ目の部分でカットします。

ドレンホースをはさみでカットする

そこに新しいドレンホースをしっかりと挿入して繋ぎます。

ドレンホースの延長方法

新しいドレンホースをつなぐ

この接続部にビニールテープを巻いていき、漏れや抜けがないようにすればドレンホースの接続は完了です。

ドレンホースの接続部にビニールテープを巻く

エアコンドレンホースの接続完了

紫外線が当たる部分に隙間なくビニールテープを巻きつけてけば、ドレンホースの劣化を遅らせる効果があります。

ドレンホース交換の修理費用の相場

ドレンホース交換(室内機側からの全交換)を依頼した場合の修理費用の相場はおおよそ6000~10000円程度となります。

室外機側の劣化した部分だけの取り換えの場合、3000~5000円程度となります。

ただし、エアコンの取り付けられている場所の状態(高所や狭所など)やドレンホースの長さ、ドレンホースの種類(塩ビパイプなど)によって交換費用が変わってきますので、上記の相場は参考までにお考えください。

最後に一言

今回は、【エアコン水漏れ】ドレンホースの劣化原因と交換手順についてお話しました。

ドレンホースの交換修理は、手の届く範囲であればホームセンターでドレンホースなどを購入してご自身で交換しても特に問題はありません。

また、屋外側での水漏れなどで特に他の物に悪影響がないような場合は、次回のエアコン取替時にドレンホースも一緒に交換してもらうというのも一つの手です。

ただ、室内側で水漏れが発生していて何が原因で水漏れが発生しているのかはっきりしないような場合は、エアコンが使えないだけではなく、床や壁などを痛めてしまう可能性もありますので、早め早めに修理の依頼をしていきましょう。

また、エアコンが2Fや3Fなどの高所に取り付けられていたり場合や、室内側の冷媒配管や電線ケーブルと一緒になっている部分の作業には危険が伴います。

そのような場合は決して無理はせず、プロに依頼することをおすすめします。

なお、エアコン水漏れ修理業社の選び方のポイントについては、こちらの記事で紹介していますので、初めてのエアコン故障でどこに修理を依頼すればいいのか分からず困ってしまっている場合は是非参考にしてみてください。

>>エアコン水漏れ修理業者の選び方のポイント

おすすめのエアコン水漏れ修理業者
町の電気工事屋さん

◎最短30分のスピード対応
◎見積もり無料(対応エリア内)
○取扱メーカーはパナソニック、シャープ、ダイキン、富士通、日立、東芝のみ
✕一部未対応エリアあり(WEB見積時に要確認)

【サービス】
エアコン修理全般(水漏れ含む)に対応。夜間修理可能。不要なエアコン買替提案なし。第二種電気工事士が在籍の地元の電気工事業者を紹介。

ユアマイスター

◎地元のエアコンクリーニング業者が多数登録
◎水漏れ対応可否の問合せ無料
✕電話での見積問合せ不可
✕部品交換やガス充填などが必要となる修理は対応不可

【サービス】
エアコン水漏れの約8割の原因を占める排水経路詰まりはエアコンクリーニング業者でも修理可能。WEBフォーム(備考欄)で水漏れ修理対応可能か聞いてみよう。

タイトルとURLをコピーしました