ダイキンのエアコンが急に動かなくなってしまった・・・。
ダイキン製のエアコンの場合、室内機のランプ点滅はエアコン本体に何らかの異常が発生していることを示すサインとなります。
この記事で学べること!
- 不具合を示すサインは「運転ランプの点滅」のみ(それ以外は単なるお知らせのことが多い)
- エラーコードはリモコンで読み取ることが可能
- ちょっとしたエラーであればリセット操作で復旧する可能性あり
- 「応急運転ボタン」で簡易的な故障判定が可能
今回は、【ダイキンエアコン】運転ランプやタイマーランプが点滅して動かない場合の対処法について、詳しくお話していきます。
ランプ点滅だが故障ではないケース
一般的に、エアコン室内機の各種ランプが点滅した場合、それはエアコンが故障を示すエラーコードであることがほとんどですが、稀に故障ではないのにランプが点滅してしまうことがあります。
ダイキンのエアコンの場合、運転ランプ以外のランプの点滅は故障ではなく、お掃除のお知らせとなります。
点滅ランプ | お知らせ内容 |
タイマーランプ (ストリーマお掃除) | ストリーマユニットの お掃除サイン |
ストリーマランプ | ストリーマユニットの お掃除サイン) |
内部クリーンランプ | ストリーマユニットの お掃除サイン |
内部クリーン おそうじランプ | ダストボックスの お掃除サイン |
これらのランプが点滅した場合は、前面パネルを開いたところにあるストリーマユニットやダストボックスの掃除を行い、リモコンでリッセット操作を行うことで点滅が解除されます。
上記のランプ点滅は故障ではありませんので、説明書に従って清掃メンテナンスを行っていけばOKです。
運転ランプ点滅は故障の可能性が高い(エラーコード読取方法)
ダイキンエアコンの運転ランプ(緑)の点滅はエアコンが不具合を検知したことを示しています。
具体的にどのようなエラーでエアコンが止まってしまったのかということについては、その原因を示すエラーコードをリモコンで読み取る必要があります。
ダイキンエアコンのエラーコードの見方は以下の通りとなります。
室内機の運転ランプが点滅していることを確認する
エラーコードはエアコンがエラーで止まっている(運転ランプが点滅している)状態で読み取る必要があります。
運転ランプ以外のランプ(タイマー、ストリーマ、内部クリーンなど)の点滅は故障を示すものではなく、別の機能のお知らせとなっています。
エラーコードの読み取りは運転ランプが点滅していることが条件となりますので、まずは運転ランプの状態を確認してみてください。
リモコンを室内機に向けて「取消(終了/取消)」を長押しする
エアコン室内機の電源ランプが点滅している状態で、リモコンを室内機の方に向けます。
リモコンを室内機に向けた状態で、リモコンの「取消」または「終了/取消」ボタンを長押し(約5秒間)していきます。
すると、「ピー・・・」という電子音がして、液晶画面に2桁の英数字が表示されます。
この状態でリモコンの「取消」または「終了/取消」ボタンを短く押していくと、「ピッ、ピッ、・・・」という音と主に液晶画面に表示されている英数字が変わっていきます。
途中、「ピー・・・」という連続音がなった場合、その時に表示されている英数字が不具合の原因を示すエラーコードとなります。
エラーコードを読み取る
ダイキンルームエアコンでよくある故障のエラーコードは以下の通りとなります。
エラーコード | 不具合内容 |
00 | 本体正常 (本体以外の不具合) |
E7 | 室外ファン異常 |
F3 | 圧縮機異常 |
U0 | 冷媒ガス異常 |
U4 | 通信異常 |
上記以外のエラーコードについては、メーカーHPを参照ください。
本体リセット(エラー復旧)の方法
ダイキンエアコンの場合、運転ランプが点滅してしまっていても、そのエラーの原因がちょっとしたことあれば本体リセットで復旧する可能性があります。
具体的な本体リセット方法は、以下の通りとなります。
エアコンをOFFにする
エアコンが動いている場合はリモコンでエアコンの電源をOFFします。
電源ランプが点滅して既にエアコンの動作が停止してしまっているような場合は、そのまま次のステップに進んでください。
室内機の電源コードを抜く
次に、エアコンの電源コードを抜きます。
電源プラグが高いところで抜き差ししにくい場合などは、分電盤の中にあるエアコン回路のブレーカーを落としてもOKです。
ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに流れる電気は遮断できたことになります。
1分後に電源を入れ直す
エアコンの電源を落としてから1分後にコンセント(ブレーカー)を入れ直し、エアコンを再起動してみましょう。
ルームエアコンの場合、電源コンセントは室内機のところに一箇所しかないため、この操作を行うことで、室内機だけではなく室外機の方も同時にリセットすることができます。
この状態で再びエアコンが停止(電源ランプが点滅)してしまった場合、エアコンに少し症状の重い不具合が発生している可能性があります。
エアコン故障の簡易チェック方法(応急運転ボタンによる強制起動)
ダイキンのエアコンには「応急運転ボタン(電源ボタン)」がついています。
室内機についているこのボタンを押すことによって、応急運転を行うことができます。
- 室内機の右下の方にあるON/OFFスイッチを押す
- 応急運転が開始される
- 再度、ON/OFFスイッチを押す
- エアコンが停止する
ダイキンエアコンの応急運転は、快適エコ自動モードや快適おまかせ自動モードといった設定温度が25℃で動作するため、夏場の場合は冷房運転に、冬場の場合は暖房運転で起動することになります。
この応急運転でエアコンが正常に動いた場合、エアコンのメインとなる冷房や暖房機能は故障していないということを確認することができます。
この応急運転スイッチでエアコンを強制起動した結果、ちゃんと室内機や室外機が動き出したようであればエアコンの基本機能は正常で、リモコンや設定関係に不具合がありそうだということを確認することができます。
逆にこの応急運転でエアコンが正常に作動しない場合、本格的な故障である可能性が高いと判断できます。
エアコンが正常に作動しない場合
応急運転ボタンで起動してもエアコンが正常に作動しない場合、プロにエアコンの点検をお願いするのがいいと思われます。
もし、もう少し原因を調べてみたいという場合は、下記の表を参考に不具合の具体的な内容を更に確認していくと良いでしょう。
発生した不具合 | 参考となる記事 |
電源が入らない | エアコン本体の故障、または電源コンセント周りに不具合がある可能性があります。 |
室外機が動かない | エアコン本体の故障、または室外機周りの環境などに不具合の原因がある可能性があります。 |
冷えない(途中で止まってしまう) | エアコン本体の故障、または冷媒ガス漏れ、室外機周りの環境などに不具合がある可能性があります。 |
まとめ;ダイキン製エアコンのランプが点滅して動かない原因と対処法
最後にこのページでお伝えしたいことの要点をまとめます。
頭の中を整理してくださいね。
ダイキンエアコン室内機ランプ点滅の意味
点滅しているランプ | 点滅の意味 |
運転ランプ | ・エアコンに不具合が発生していることを示すサイン |
その他のランプ | ・お掃除時期などのお知らせ |
エラーコードの読み取り方
手順 | 具体的な操作方法 |
エラー読み取り可能か確認する | ・室内機の運転ランプが点滅しているかどうか確認する |
リモコンでエラーコードを読み取る | ・リモコンを室内機に向ける |
不具合内容を調べる | ・エラーコード一覧表を見ながら不具合内容を確認する |
室外機のエラーをリセットする方法
エラーをリセットするには? | 具体的なリセット手順 |
エアコン本体のリセット操作が必要 | ・室内機コンセントを抜く、またはブレーカーを切る |
エアコンの簡易故障判定方法
故障判定方法 | 具体的な確認方法 |
応急運転ボタンによる基本動作の確認 | ・応急運転ボタンでエアコンを起動する |
再びエラー停止してしまう場合 | ・プロにエアコン点検を依頼する |