ダイキンルームエアコンのエラーコード「00」は、「エアコンは正常運転中」、または「検知できない不具合で停止中」のどちらかを示しています。
エラーコードを読み取る時に注意したいのが、エアコンの運転ランプです。
- 運転ランプ「点灯」+エラーコード「00」
→正常運転中(不具合なし) - 運転ランプ「点滅」+エラーコード「00」
→検出できない不具合で停止中 - 運転ランプ「点滅→点灯」+エラーコード「00」
→エラーコードリセット済みのサイン。しばらくエアコンを運転させて、運転ランプが点滅中のエラーコードを読み取る必要あり。
運転ランプが点滅してエアコンが停止し、その時のエラーコード「00」(00のところでピーッという長い音がなる)という場合、予想される不具合はエアコン本体以外の原因となります。
今回は、ダイキンルームエアコンでエラーコード00が表示された場合の具体的な対処法について、詳しくお話していきます。
エラーコード「00」の正しい読み取り方
エラーコード「00」は室内機の運転ランプの点灯点滅状態と一緒に読み取る必要があります。
- 運転ランプ「点灯」+エラーコード「00」
→正常運転中(不具合なし) - 運転ランプ「点滅」+エラーコード「00」
→検出できない不具合で停止中 - 運転ランプ「点滅→点灯」+エラーコード「00」
→エラーコードリセット済みのサイン。しばらくエアコンを運転させて、運転ランプが点滅中のエラーコードを読み取る必要あり。
エラーコードを読み取るという行為はエアコンに何らかの不具合があったから行われることがほとんどのはずなので、この段階でなんらかの不具合が潜んでいる可能性は高いと考えられます。
ただ、エラーコードはエアコン始動直後に表示されるものから、エアコン始動後30分以上経過しないと検知されないものもあったりします。
このことを知っておかないと、エアコン始動直後にエラーコードを読み取ったところ「00」表示だったのに、次にエラーコードを読み取ったら別のものが表示されていたということもありえます。
基本的にエラーコードの読み取りは、室内機の運転ランプが点滅している時に行うものとなっていますので、運転ランプ点滅時していることを確認してからリモコンを操作してエラーコードを読み取るようにしていきましょう。
不具合原因の特定と具体的な修理方法
00エラー(運転ランプも点滅)の場合、エアコン本体には異常がない事がほとんどとなり、稀に室内機のショートサーキットによって00エラーが表示される場合があります。
項目 | 不具合の内容 | 確認内容 | 主な修理方法 |
①室内機吹出気流の ショートサーキット | ・サーミスタ検知温度の異常 | ・ショートサーキットの有無 | ・障害異物の移動 ・風向きの変更 |
例えば、冷房運転の場合、エアコン動作後、室内機の吸込温度は徐々に設定温度に近づいていくはずですが、室内機から吹き出された風が障害物などにあたってまたすぐに吹出口から吹き出されるような場合、吸込み空気の検知温度が異常に低くなるというケースがあります。
このように、エアコン本体には異常がないものの、設置環境によってはエラー00でエアコン停止となることがあります。
このような場合は、風向きを変えたり、原因となっている障害物を移動させるなどしてエラー表示が消えることを確認して修理完了となります。
まとめ
基本的に「00」エラーは本体正常を示すコードとなりますが、エラーコードを読み取るタイミングを間違えてしまうと本当は故障しているのに正常である「00」が表示されてしまうこともあります。
エラーコード読み取りのポイントは運転ランプ点滅時していることを確認してから読み取ることが重要です。
エラーコードを読み取ってもエアコン不具合の原因がわからない場合は、早めに点検修理依頼をしていきましょう。