ダイキンエアコンの室外機が動いているのに、部屋が冷えない…
もしかしたら、それは「冷媒ガス漏れ」のサインかもしれません!
ガス漏れを放置すると、エアコンの故障や電気代増加に繋がることもあるため、早期発見・対処が重要です。
この記事では、ガス漏れの原因や症状、修理費用、予防策まで詳しく解説します。
この記事で分かることはこちら!
エアコンのプロが答える!お悩み相談室【エアコンが効かない】- 無料相談事例公開 –
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▶ステップ1:状況確認
ダイキン製エアコンが効かない場合の故障診断を行います。
ダイキンのエアコンが効かないのですね。まずは今の状態の確認を行いますので、以下の中から症状を選んでください。
冷媒ガスの役割とは?
冷媒ガスは、エアコンの室内機と室外機の間を循環しながら、熱を運ぶ役割を果たします。
冷媒ガスが漏れて不足したりすると、エアコンは熱を移動させることができなくなるため、効きが悪くなるなど、正常に動作しなくなります。
エアコンから冷たい風が出る仕組みは、以下の通りです。
- 冷媒の循環:
エアコンには「冷媒」と呼ばれる物質が封入されています。この冷媒は、液体と気体の状態を変化させることで熱を吸収したり放出したりすることができます。 - 熱交換:
室外機と室内機にはそれぞれ「熱交換器」と呼ばれる部品があります。冷媒は、この熱交換器を通して空気中の熱を吸収したり放出したりします。 - 冷房運転:
冷房運転時、冷媒は室内機の熱交換器で空気中の熱を吸収し、気化します。この気化した冷媒は室外機に送られ、そこで熱を放出して再び液体に戻ります。 - ファンの役割:
室内機にはファンが内蔵されており、熱交換器で冷やされた空気を室内に送り出します。これが私たちが感じる「冷たい風」です。
これが、エアコンから冷たい風が出てくる仕組みです。
エアコンから暖かい風が出る仕組みは、以下の通りです。
1. 冷媒の加熱:
エアコンの室外機には、「冷媒」と呼ばれる特殊なガスが入っています。暖房運転時、室外機は外気から熱を吸収し、その熱を使って冷媒を高温・高圧の状態にします。
2. 熱交換:
高温・高圧になった冷媒は、室内機に送られます。室内機には「熱交換器」があり、ここで冷媒の熱が室内の空気に移動します。
3. 温風の送風:
熱交換器で温められた空気は、ファンによって室内に送風されます。
これが、エアコンから暖かい風が出てくる仕組みです。
冷媒ガスが漏れた時に現れる主な症状
エアコンのガスが漏れた場合、以下のような症状がエアコンに現れます。
- エアコンの効きが悪い:
室外機が動いているのに冷房にしてもなかなか涼しくならない、暖房にしてもなかなか暖かくならない。 - 運転ランプが点滅する:
ダイキンエアコンの場合、ガス漏れが起きると「U0」というエラーコードが表示されます。 - 室内機から水が漏れている:
冷媒ガスが不足すると、冷房運転時に室内機から水が漏れることがあります。 - 異音がする:
一気にガスが漏れた場合、「シュー」という音がする場合があります。 - 室外機の配管の付け根に霜がついている:
冷媒ガスが不足すると、冷房運転中に室外機の配管の付け根部分に白く霜がつくことがあります。
室外機が動いていない場合、エアコンが効かない原因は冷媒ガス漏れ以外の可能性も考えられます。
冷媒漏れの場合の修理費用目安
修理費用の目安は、1万5000円~5万円程度です。ただし、熱交換器などからガスが漏れた場合など、部品交換にロウ付けを伴う作業の必要がある場合は、十万円前後の修理費用が発生することもあります。
ガス漏れ修理は、どこからガスが漏れたか、どのように修理するのかによって修理費用が大きく変わってきます。
冷媒ガス漏れを未然に防ぐ3つのポイント!
冷媒ガス漏れを完全に防ぐことはできませんが、以下の対策を行うことで冷媒ガス漏れの可能性を低減することができます。
- エアコンの設置場所:
振動や衝撃を受けにくい場所に設置しましょう。 - 配管の継ぎ手部分に漏れ止め剤を塗布:
配管の継手部分に漏れ止め剤を塗布することで、継ぎ手からのガス漏れを予防することができます。 - 長時間の連続運転は行わない:
エアコンを長時間運転すると、結露による熱交換器の劣化が進み、ガス漏れが発生しやすくなります。
エアコンの設置環境や使用状況により、ガス漏れの発生頻度が変わります。なお、漏れ止め剤はエアコン交換時に業者の人に塗布してもらうことをおすすめします。
冷媒ガス漏れに関するよくあるQ&A
- Q冷媒ガスが漏れる原因は何ですか?
- A
冷媒ガス漏れは、様々な原因で発生します。主な原因は以下の通りです。
- 経年劣化:
エアコンを長年使用していると、部品が劣化し、そこからガスが漏れることがあります。 - 設置時のミス:
エアコンの設置工事が適切に行われなかった場合、配管の接続部分などからガス漏れが起こることがあります。 - 配管の破損:
配管が何かにぶつかったり、劣化したりして破損すると、ガス漏れが起こることがあります。 - 室外機の移動:
室外機を移動させる際に、配管の接続部分がずれてガス漏れが発生することがあります。 - 熱交換器や配管の腐食:
熱交換器が腐食して穴(ピンホール)が開くと、ガス漏れが発生することがあります。
taichan稀なケースですが、エアコン内部の部品である「ストレーナ」や「膨張弁」、「キャピラリ」が詰まってしまうことでも、ガス漏れと似たような症状が現れることがあります。
- 経年劣化:
- Qエアコンの冷媒ガス漏れは自分で修理できますか?
- A
いいえ、エアコンのガス漏れは冷媒ガスという特殊なガスが関係しており、専門の知識や技術、道具が必要です。無理に自分で修理しようとすると、状況を悪化させたり、怪我をしたりする可能性があるので、必ず専門業者に依頼しましょう。
taichan冷媒ガスは種類によって適切な取り扱いが異なります。専門業者なら安全かつ確実に修理できます。
- Q冷媒ガス漏れ修理ってどんな修理をするんですか?
- A
冷媒ガス漏れ修理では、まず漏れている箇所を特定します。そして、その箇所を修理し、不足している冷媒ガスを補充します。修理箇所によっては部品交換が必要になることもあります。
taichanガス漏れ修理後には、真空引きという作業を行い、配管内の空気(水分)を抜いてからガスを規定量充填します。
- Q冷媒ガス漏れ修理にかかる期間は?
- A
ガス漏れ修理にかかる期間は、原因や修理内容によって異なります。
- 軽微な漏れ:
数時間~半日程度で修理が完了する場合もあります。 - 部品交換が必要な場合:
部品交換(ロウ付け作業のため室外機を持ちかえる必要がある)の場合、2週間以上かかる場合もあります。
taichan修理期間中はエアコンが使えなくなるため、夏場や冬場は特に注意が必要です。
- 軽微な漏れ:
まとめ
ダイキンエアコンの冷媒ガス漏れは、エアコンの効きが悪くなったり、水漏れしたり、異音がしたりするなどの症状で気づくことができます。
冷媒ガス漏れは放置するとエアコンに負担をかけてしまうため、本格的な故障につながってしまいます。
エアコンの効きがが悪いなど、冷媒ガス漏れが疑われる場合は、早めにエアコン点検を受けすことをおすすめします。
ダイキンコンタクトセンターへの連絡方法
- 電話:0120-88-1081
- FAX:0120-07-0881
- 受付時間:24時間(年中無休)
- 取扱説明書:https://www.free.dtnet.daikin.co.jp/DT-NET/torisetu/search
- AIチャット:https://www.daikincc.com/AI_chatsupport/ra.html
- WEB修理受付:https://www.daikincc.com/acceptnew/ippantop.php
エアコンのプロが答える!お悩み相談室【エアコンが効かない】- 無料相談事例公開 –
エアコン、もしかして故障…? そんな時は焦らずこの【5ステップ】!
~故障原因・修理可否を解説~
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか? 慌てずに、これからご説明する5つのステップに従って、一つずつ問題を解決していきましょう。
大手電機メーカーで培った知識と15年以上の経験を持つ、エアコンの故障診断のエキスパート、taichanが、あなたのエアコンのトラブル解決をサポートします。
ステップ1:状況確認 - どんな症状が出ているか把握しよう!
まずは、エアコンが完全に故障しているのか、それとも一時的な不具合なのかを確認しましょう。
具体的な症状を把握することが重要です。「冷えない」「異音がする」「水漏れする」「ランプが点滅している」など、どのような症状が出ているかを具体的に確認しましょう。
エアコンの型番や購入時期、保証期間なども確認しておくと、後のステップで役立ちます。 修理費用の概算額を把握するために、メーカーのお客様サポートに問い合わせてみましょう。
【メーカー別】お客様サポートの連絡先一覧
(↑クリックすると、主要メーカーのサポート窓口連絡先と修理費用相場、故障時の対処法などをまとめたページが開きます)
メーカーのサポート窓口に連絡し、症状を伝えてみましょう。
電話口でおおよその修理費用を教えてもらうことができる場合があります。
なお、ご自身のエアコンの不具合状況を詳しく知りたい方は、こちらの診断ツールを使ってみましょう。
>>エアコンの不具合状況を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの不具合状況を診断できるページが開きます)
ステップ2:修理できる?できない?
エアコンの症状を把握したら、次は修理が可能かどうかを判断しましょう。
- 自分で判断できない場合は、専門家に相談!
エアコンの内部構造は複雑で、素人判断は危険です。メーカーのサポート窓口や信頼できる修理業者に相談し、正確な診断を仰ぎましょう。 - 修理不可の場合も…
エアコン本体の劣化や部品の供給終了など、修理ができないこともあります。また、修理費用が高額となる故障(コンプレッサーの故障など)の場合も、買い替えを検討する必要があります。
スマート診断ナビを使えば、使用年数や設置状況などから修理の可否を診断することができます。
エアコンが修理できるかどうか診断できるツールはこちら
>>エアコンの修理可否を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの修理可否を診断できるページが開きます)
ステップ3:業者選びのポイント! 優良業者を見つけるコツ
修理または買い替えと決めたら、次はどの業者に依頼するか?が重要になります。
修理または買い替えを依頼する業者を選びましょう。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。それぞれの業者の特徴を理解した上で、実際に見積もりを取り、費用やサービス内容を比較しながら検討していきましょう。
修理業者を比較する
>>修理業者を比較する
(↑クリックすると、修理業者を比較できるページが開きます)
エアコン修理の流れはこちら
>>エアコン修理の流れを確認する
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最適なエアコン選びのポイントをチェック!
>>最適なエアコン選びのポイントをチェック!
(↑クリックすると、最適なエアコン選びのポイントを確認できるページが開きます)
ステップ4:アフターサービス - 保証とメンテナンス
業者を決めたら、アフターサービスについても確認しておきましょう。
修理や買い替え後の保証期間やメンテナンスサービスの内容などを事前に確認しておくことで、安心してエアコンを使用することができます。
延長保証サービスの内容はこちら
>>延長保証サービスの内容を見る
(↑クリックすると、延長保証サービスの内容を確認できるページが開きます)
ステップ5:予防対策 - エアコンを長持ちさせるコツ
最後に、エアコンを長く快適に使うための予防対策について解説します。
エアコンの故障を予防するためには、定期的な清掃やメンテナンスが重要です。 フィルターの掃除や室外機周りの掃除などをこまめに行いましょう。清潔な状態に保ち、エアコンにかかる負担を軽減することで、エアコンの寿命を伸ばすことができます。
自分でできるエアコンメンテナンス方法はこちら
>>自分でできるエアコンメンテナンス方法
(↑クリックすると、自分でできるエアコンメンテナンス方法を確認できるページが開きます)
最後に、エアコンのプロとして、一つだけアドバイスさせてください。
エアコンの調子が悪い時は、誰でも不安になるものです。 この記事で紹介した5つのステップを参考に、落ち着いて行動すれば、きっと快適な生活を取り戻せます。
約10年に一度訪れるエアコンの買い替えは、住環境を改善するチャンスでもあります。 日頃からどのような空気環境を作りたいかを考えておくことも大切です。
いざという時は、信頼できる業者に相談しましょう。 そして、困ったことがあれば、いつでもtaichanにご相談ください。
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