室外機の基盤が壊れてしまうとエアコンがエラー停止して全く使えなくなります。
基盤が壊れてしまう原因は、害虫の侵入や落雷による損傷、経年劣化による不良などとなります。
修理方法は部品交換で修理費用の相場は2~4万円程度、在庫があれば1~2時間程度の作業でエアコンが再び使えるようになります。
この記事では、【エアコン室外機】基盤の故障原因と修理費用相場について、お話していきます。
この記事の監修者「taichan」
エアコンの困った解決!15年以上の実績を持つ空調のプロ「taichan」があなたの快適な暮らしをサポートします。大学院でヒートポンプの研究を行い、特許も複数取得。大手電機メーカー勤務後はエアコン取付修理の実務経験も積んでいます。エアコン選び、使い方、故障・トラブル、クリーニング、省エネまで、どんなお悩みにもお答えします。【保有資格】電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など
基盤が壊れるとエラー停止してエアコンが全く使えなくなる
エアコンの室外機が動かなくなる原因で一番多いのが室外機の中に取り付けられている基板の故障です。
基盤とは小さな部品がたくさん並んだ茶色や緑色をした板状のもので、室外機内の部品に電気を供給したり、制御したりするものです。
この基板が壊れてしまうと室外機が動かなくなるだけではなく、エアコンがエラー停止して全く使えなくなってしまいます。
基盤の主な故障原因
基盤故障の主な原因は、害虫の侵入によって電気回路がショートしたり、落雷の影響などで電子部品が溶けてなくなったり(下の写真)、経年劣化で基盤に亀裂が入ることが多いです。
修理費用の相場は2~4万円が相場
基盤修理の場合、小さな部品の故障であっても基盤ごと交換修理するのが一般的です。
修理費用の相場は2~4万円程度となることが多く、部品の在庫があれば1~2時間程度の修理作業でエアコンが直ります。
基盤の故障は比較的安価で簡単に直すことができるため、エアコンの買い替えの時期でなければ、このまま修理して使っていくことをおすすめします。
ファンモーターも壊れている場合は買い替えを検討
ごく稀に基盤だけではなく室外機のファンモーターも一緒に壊れてしまう場合があり、この場合は基盤の交換(+1~1.5万円、部品代)が必要となります。
また、基盤を交換してみて、それでも直らない場合にファンモーターを交換するというような流れの場合、部品を取り寄せるために結構な時間がかかってしまうこともよくあります。
このように基盤だけではなくファンモーターまで壊れてしまった場合、修理ではなくエアコンを買い替えたほうが良い場合もありますので、よく検討することをおすすめします。