エアコン買い替えエアコン購入エアコン選び

エアコンの選び方|故障したエアコンを買い替える時の注意点とおすすめ機種【2024年最新版】


「エアコンの調子が悪い…」「買い替えたいけど、何を選べば良いか分からない…」そんな悩みをお持ちのあなたへ。

この記事では、あなたにぴったりのエアコンを選ぶための情報を分かりやすく解説します。

この記事を読めば、以下のことがわかります。

  • エアコンが壊れたまま使うとどうなるの?
  • 買い替え時?こんなサインを見逃さないで!
  • エアコンの選び方、部屋の広さだけで大丈夫?
  • 電気代を節約できるエアコンってどれ?
  • 最新エアコンって何がすごいの?
  • 主要メーカーのエアコン、どこが違うの?
  • 設置場所によってエアコンの選び方は変わる?
  • 故障の原因から、次のエアコンを選ぶヒント
  • エアコン選びで失敗しないための注意点
  • 見積もりをスムーズに!事前に準備しておきたい設置場所の情報
  • エアコンの買い替え前に知っておきたいこと
  • プロが教える!エアコンの選び方に関するQ&A

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プロフィール

この記事の監修者「taichan」


エアコンの困った解決!15年以上の実績を持つ空調のプロ「taichan」があなたの快適な暮らしをサポートします。大学院でヒートポンプの研究を行い、特許も複数取得。大手電機メーカー勤務後はエアコン取付修理の実務経験も積んでいます。エアコン選び、使い方、故障・トラブル、クリーニング、省エネまで、どんなお悩みにもお答えします。【保有資格】電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など


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エアコンが壊れたまま使うとどうなるの?

エアコンの故障

エアコンが故障したまま使い続けると、以下のようなリスクがあります。

  • 火災の危険性:
    故障したエアコンは、
    電気系統のショートや漏電を起こしやすく、最悪の場合、火災を引き起こす可能性があります。特に、異音や異臭がする場合は、すぐに使用を中止し、電源プラグを抜いてください。
  • 健康被害:
    カビやホコリが溜まったエアコンを使い続けると、
    アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。特に、小さなお子さんや高齢者、呼吸器系の持病がある方は注意が必要です。
  • 電気代の無駄:
    故障したエアコンは、
    正常に動作しないため、設定温度に達するまでに時間がかかったり、過剰に電力を消費したりすることがあります。結果的に、電気代が無駄にかかってしまいます。
  • 快適性の低下:
    故障したエアコンは、
    冷暖房効果が低下するため、快適な生活を送ることができません。特に、真夏や真冬には、熱中症や風邪などのリスクも高まります。
  • 故障の悪化:
    故障したエアコンを放置しておくと、
    故障がさらに悪化し、修理費用が高額になる可能性があります。

これらのリスクを考えると、故障したエアコンは、修理するか、買い替えることをおすすめします。

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故障は放置せず、早めに対処することが大切です。安全のためにも、エアコンが故障していると感じたら、すぐに使用を中止し、専門業者に点検を依頼しましょう。

買い替え時?こんなサインを見逃さないで!

エアコンの買い替えを検討すべきサインは、以下の通りです。

  • エアコンの寿命:
    エアコンの寿命は一般的に10年程度と言われています。
    10年以上使用している場合は、買い替えを検討しましょう。
  • 修理費用が高額:
    修理費用がエアコン本体価格の半分以上になる場合は、
    買い替えを検討しましょう。
  • 冷暖房効果が低下:
    設定温度にしてもなかなか冷えない、
    暖まらない場合は、エアコンの能力が低下している可能性があります。
  • 異音や異臭がする:
    異音や異臭がする場合は、
    故障している可能性があります。すぐに使用を中止し、電源プラグを抜いてください。
  • 電気代が急に上がった:
    エアコンの消費電力が上がっている可能性があります。
    故障や部品の劣化が原因かもしれません。

これらのサインに一つでも当てはまる場合は、エアコンの買い替えを検討しましょう。

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エアコンは経年劣化によって性能が低下するため、定期的なメンテナンスが必要です。しかし、あまりにも古いエアコンは修理部品の入手が困難な場合もあり、買い替えを検討した方が良いでしょう。

エアコンの選び方、部屋の広さだけで大丈夫?

ここからは、部屋の広さに合ったエアコンを選ぶためのポイントを解説します。部屋の広さに合わないエアコンを選んでしまうと、冷暖房の効率が悪くなったり、電気代が高くなってしまう可能性があります。部屋の広さだけでなく、方角や日当たり、キッチンの有無、建物の構造なども考慮する必要があります。

実際の部屋の広さよりもワンランク上の適応畳数を選ぶ

部屋の広さにぴったり合ったエアコンを選ぶと、常にフルパワーで運転することになり、効率が悪くなってしまいます。エアコンは少し能力に余裕を持たせて選ぶことで、効率的な運転が可能になり、電気代の節約にもつながります。

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断熱や気密の性能が高くないような昔ながらの木造住宅に設置し、人が集まったときだけエアコンを点けて、部屋を一気に冷やすというような使い方をする場合は、ワンランク上の適用畳数を心がけましょう。

南向きの部屋は実面積プラス2畳を目安に

南向きの部屋は日当たりが良く、気温が上がりやすいため、実面積よりも2畳ほど大きいエアコンを選ぶのがおすすめです。

キッチンのある部屋は実面積プラス4畳を目安に

キッチンは火を使うため熱がこもりやすく、また、換気扇によって空気の入れ替わりも激しいため、エアコンの冷房効率が下がってしまいます。そのため、キッチンのある部屋には、実面積よりも4畳ほど大きいエアコンを選ぶのがおすすめです。

冷房と暖房で適応畳数が異なる点に注意

エアコンは、冷房と暖房では必要な能力が異なります。暖房の場合、部屋を暖めるためにより多くのパワーが必要になるため、冷房よりも適応畳数が小さくなります。カタログや製品情報には、冷房と暖房それぞれの適応畳数が記載されているので、必ず確認しましょう。

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ただし、冬場の暖房をエアコンだけで行う場合、暖房の適用畳数通りに買ったとしても部屋をまんべんなく温めることができず、足元が冷えて困ってしまうというケースをよく見聞きします。極寒の真冬でも部屋をしっかりと温めたい場合は、暖房の適用畳数を確認の上、更にワンランク上の製品を選んでおくと安心です。

建物の構造(木造か鉄筋か)を確認

木造住宅と鉄筋コンクリート住宅では気密性が異なるため、同じ広さでも必要なエアコンの能力が異なります。木造住宅は気密性が低く、冷暖房効率が悪いため、鉄筋コンクリート住宅よりも大きめのエアコンを選ぶ必要があります。

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建物の構造は、エアコンの能力を決める上で非常に重要な要素です。木造住宅の場合は、鉄筋コンクリート住宅よりもワンサイズ大きめのエアコンを選ぶようにしましょう。

住宅の断熱気密性能の影響はとても大きい

最近増えだした断熱気密性能が高い家の場合、エアコンはON/OFFを頻繁に繰り返すのではなく、年中稼働させておくのが一般的になってきました。この場合、通常の畳数表示よりもワンランク、またはツーランク小さなエアコンでも快適に部屋を維持することができます。

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断熱気密性能が高い家の場合、設計の段階で必要となるエアコンの台数や冷暖房能力が指定されていることがあります。買い替えの場合は住宅の設計書を確認するか、住宅メーカーに問い合わせることが大切です。

電気代を節約できるエアコンってどれ?

エアコンは消費電力が大きい家電製品なので、省エネ性能も重要な選択基準です。省エネ性能が高いエアコンを選ぶことで、電気代の節約だけでなく、環境にも配慮できます。

10年前のエアコンとの消費電力の比較

最新エアコンは省エネ性能がアップしており、10年前の機種に比べて消費電力が約10%も削減されています。

エアコンの省エネ性能は、「APF(通年エネルギー消費効率)」という数値で表されます。APFは、1年間で消費する電力量に対する冷暖房能力の割合を示しており、数値が高いほど省エネ性能が高いことを意味します。

また、「統一省エネラベル」も参考になります。これは、エアコンの省エネ性能を星の数で表示したもので、星の数が多いほど省エネ性能が高いことを示します。

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今の機種と比較してどれぐらい効率が良くなるかという視点で省エネの表示を見ていくのが簡単でいいでしょう。

最新エアコンって何がすごいの?

エアコンには、基本的な冷暖房機能だけでなく、さまざまな付加機能が搭載されています。代表的な機能としては、空気清浄機能、自動お掃除機能、省エネ機能などがあります。これらの機能は、メーカーや機種によって異なり、価格にも影響します。自分のライフスタイルやニーズに合わせて、必要な機能を選びましょう。

空気清浄機能【花粉症やアレルギー対策に】

空気清浄機能は、花粉やPM2.5などの有害物質を除去し、部屋の空気をきれいにする機能です。アレルギー体質の方や、空気の汚れが気になる方におすすめです。

自動お掃除機能【フィルター掃除の手間を軽減】

自動お掃除機能は、フィルターのホコリを自動で除去してくれる機能です。フィルター掃除の手間を省きたい方におすすめですが、定期的なメンテナンスは必要です。

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自動お掃除機能は便利ですが、フィルターの自動洗浄だけでは、エアコン内部のカビや汚れは完全に除去できません。定期的な専門業者によるクリーニングも検討しましょう。

再熱除湿機能【ジメジメ解消に】

梅雨や夏の時期、湿度が高くて不快に感じる人も多いでしょう。再熱除湿は、空気を冷やして除湿した後、温め直して送風する機能です。室温を下げずに湿度を下げたい時に便利で、夏のジメジメする時期に、快適な温度を保ちながら除湿できます。

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通常の除湿運転は部屋を冷やすときに一緒に湿気も取るという仕組みなので、弱冷房運転とも言われています。除湿運転だと部屋が冷えてしまうとそれ以上除湿することができなくなりますが、再熱除湿運転は部屋の温度に関係なく除湿を続けることが可能です。特に湿度だけが高くなる梅雨の時期に効果的です。

加湿機能【冬の乾燥対策に】

冬場の乾燥は、肌荒れや風邪の原因となることがあります。エアコンの加湿機能は、加湿機能はエアコン内部に加湿機能を搭載し、乾燥する冬に湿度を上げる機能です。外気から湿気を取り込むため、一般的な加湿器のような水の補給は不要です。

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現時点で加湿機能のあるエアコンはダイキン製の「うるるとさららシリーズ」のみとなっています。

省エネ機能【電気代節約に貢献】

省エネ機能は、エアコンの消費電力を抑え、電気代を節約する機能です。最新の機種では、人感センサーや温度センサーなどを搭載し、AIも活用して効率的な運転を行うことで今までよりも高い省エネを実現します。

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省エネ機能はエアコンをうまくコントロールすることにより、快適性を保ちながら無駄な運転を省いてくれるため、結果的に電気代が安くなります。エアコンの省エネ性能を最大限引き出すための補助機能と考えましょう。

主要メーカーのエアコン、どこが違うの?

ここでは、主要なエアコンメーカーの特徴を紹介します。

  • ダイキン:
    空気清浄機能「ストリーマ」や、水を加えなくても加湿できる「無給水加湿」機能が特徴。暖房の立ち上がりが早い点もメリットです。
  • 三菱電機:
    AIが運転を自動でコントロールする「霧ヶ峰」シリーズが人気。赤外線センサー「ムーブアイ」が人の動きや温度を検知し、快適な空調を提供します。
  • 日立:
    熱交換器を凍らせて一気に溶かすことで汚れを洗い流す「凍結洗浄」が特徴。「白くまくん」シリーズには、AIで体感温度をコントロールする機能を搭載したモデルもあります。
  • パナソニック:
    清潔性や快適性に優れた「エオリア」シリーズが人気。独自の「ナノイーX」技術で、空気中の有害物質を抑制します。
  • 富士通ゼネラル:
    AIが部屋の環境などを学習し、使う人の好みに合わせた空間を実現する「AIエアコン」が特徴。「ノクリア」シリーズは、温度ムラを検知して部屋を快適な空間に仕上げる、独自の気流制御を搭載しています。
  • 東芝:
    空気清浄機能に優れた「大清快」シリーズが人気。「プラズマ空清」機能で、PM2.5などの微細な粒子までキャッチします。
  • シャープ:
    「プラズマクラスター」による空気清浄機能が特徴。エアコンを使わない季節には空気清浄機としても使用できます。
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エアコンメーカーはそれぞれ独自の技術や機能を持っています。各メーカーのウェブサイトやカタログを比較して、自分に合ったメーカーを選びましょう。

設置場所によってエアコンの選び方は変わる?

設置場所によって、エアコンに求められる機能や性能が異なります。

リビングには家族が集まるため、空気清浄機能やパワフルな冷暖房機能が求められます。一方、寝室には、静音性や快適な睡眠をサポートする機能が求められます。また、ホコリが溜まりやすい部屋(衣類が多い、よく人が出入りするなど)なのにフィルター掃除が難しいというような場所にエアコンを設置する場合は、自動お掃除機能があったほうが便利でしょう。逆に、使用頻度の少ない来客用の部屋などは機能は少ないけれど価格は安いベーシックモデルを選ぶのがベターです。

このようにエアコンの機能は設置場所の環境や用途に合わせて、最適なエアコンを選びましょう。

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エアコンは高機能品ほど本体価格が高くなります。また、自動お掃除機能付きのタイプはエアコンクリーニングの料金も割高となります。エアコンを設置場所に必要となる機能は何かを考えることが大切です。

故障の原因から、次のエアコンを選ぶヒント

エアコンの故障原因によって、買い替え時に重視すべきポイントが異なります。

  • 水漏れ:
    エアコンはフル稼働し続けると、エアコン内部の結露が原因で水漏れ(吹出口から水滴が飛んでくるなど)が発生することがあります。能力に余裕のある
    エアコンを選ぶと水漏れ予防に効果的です。
  • 冷えない・暖まらない:
    エアコンの効きが悪い原因は、ガス漏れのような故障が原因の場合もありますが、エアコンの能力不足が原因である可能性もあります。部屋の広さに合ったエアコンを選ぶようにしましょう。
  • 異音・異臭:
    エアコン内部の部品の故障や、
    ホコリやカビの蓄積が原因である可能性があります。自動お掃除機能付きのエアコンや、フィルター自動洗浄機能付きのエアコンを選ぶと、メンテナンスの手間を軽減できます。
  • 電気代が高い:
    古いエアコンは消費電力が大きい場合があります。
    省エネ性能の高いエアコンに買い替えることで、電気代を節約できます。

買い替えのタイミングで、故障原因を特定し、それに合わせてエアコンを選び直すことで、快適な生活を取り戻せるだけでなく、これからのエアコントラブルの再発防止にもつながります。

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エアコンの買い替えは10年に一度しかありません。同じことを繰り返さないためにも、故障原因を把握し、対策となる機能を搭載したエアコンを選ぶことが大切です。

エアコン選びで失敗しないための注意点

エアコンを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

6畳、10畳、14畳(200V)の中から選ぶのが効率的

エアコンは対応畳数ごとにいろいろなタイプが発売されているため、迷ってしまうことも多いと思いますが、特にこだわりがなければ、6畳、10畳、14畳(200V)の中から選びましょう。

これは、エアコンの仕様(カタログの最後の方にある一覧表)を比較すれば分かるのですが、エアコンの性能(真冬の暖房能力の大小や運転効率の良し悪し)はこれらの3つの畳数タイプに集約されてきます。

実際に、多くのお客さんはこれらの機種を選ぶことが多く、在庫も豊富に用意されています。

これ以外のタイプは性能が中途半端でコスパが悪く、在庫も少ないため、よほどの理由がなければ選ばないほうが良いでしょう。

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14畳タイプは200V機種のほうが運転効率が高いことが多いです。100Vから200Vへの変更は電気工事(コンセントの交換、ブレーカーの交換または切り替えなど)が必要になりますが、分電盤ごと取り替えなければならないようなケースを除くと比較的リーズナブルな価格で対応できるでしょう。

使用頻度が少ない場合は高機能品を選びすぎない

エアコンは高機能品になると価格も大幅に高くなります。ただし、高機能品はベーシックモデルに比べると省エネ性能も高いため、エアコンの使用頻度が多い場合はランニングコストまで含めて考えると、意外にお得ということもあります。逆に、使用頻度が少ない場合は、トータルコストが割高になる可能性が高いでしょう。

機能に対してコストが割に合っているかどうか、一度落ち着いて検討してみましょう。

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ご高齢の方の場合、住宅の断熱気密性能が低く、エアコンの使用頻度も少ない(必要なときだけしか冷房は点けない、冬はエアコンの暖房ではなく、こたつやファンヒーターなどをメインに使う)ケースが大半です。このような場合は機能は少ないが低価格なベーシックモデルの中から選ぶのがおすすめです。

トラブルになったら厄介な騒音問題

最近増えてきたという印象があるのがエアコンの騒音問題です。例えば、お隣との距離が近い場所に室外機を設置しなければならない場合や、夜間もずっとエアコンを使用するという場合は、室外機の運転中の音の大きさにも注意してください。

  • コンプレッサーの「ブーン・・・・」という低い音
  • 電磁弁の「カチン!」、「シュー・・・・」という高い音
  • 本体が小さく振動することによる「カタカタ・・・」という音

上記のような室外機の音は、メーカーや機種によってかなりのばらつきがあります。対策としては、カタログの「騒音値」の項目を確認し、なるべく値の小さなものを選ぶようにするとよいでしょう。騒音問題は盲点になりやすく、一度トラブルになると解決するのが難しいのが実際ですので、買い替えのタイミングで考慮しておくことが大切です。

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カタログで表示されている騒音値が小さい機種の実際の室外機の動作音は本当に静かだなという印象です。また、価格の高い有名メーカーの上位機種は騒音という観点からも現実的に合格点を出せるものが多いという実感があります。

見積もりをスムーズに!事前に準備しておきたい設置場所の情報

家電量販店などでエアコンを選んだりする場合、事前に以下の情報を写真やメモなどで集めておきましょう。その場で工事費用も含めたある程度正確な見積もりを作ってもらえます。

  • 室内機:
    室内機の全体写真、室内機の下に貼り付けてある型番などが書かれているシールの写真
  • コンセント:
    エアコンのコンセントがささっている場所の写真
  • 室外機:
    室外機の全体写真
  • 分電盤:
    分電盤の写真(蓋がある場合は開いた状態)

ちなみに、上記のものが準備できなくても、実際に現場を確認してもらって見積もりを作ってもらうのでも全然OKです。

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夏場など工事が混み合っている状況の場合でも、事前に準備していけば、エアコンを選びから、工事日程のスケジュール調整までスムーズに行うことができます。

エアコンの買い替え前に知っておきたいこと

エアコンを買い替える際には、以下の点に注意しましょう。

  • 古いエアコンの処分:
    古いエアコンは、
    家電リサイクル法に基づいて適切に処分する必要があります。エアコンを買い替える場合は、設置工事の際に業者の人に引き取ってもらうように手配しておきましょう。
  • エアコンの設置工事:
    エアコンの設置工事は
    必ず専門業者に依頼しましょう。自分で設置すると、ガス漏れや水漏れの原因になるだけでなく、感電やガス漏れによる凍傷などの事故につながる危険性もあります。
  • 補助金制度:
    エアコンの買い替えには、
    国や自治体、電力会社などから補助金が支給される場合があります。補助金制度を利用することで、買い替え費用を抑えることができます。
  • 保証期間:
    エアコンには
    メーカー保証や販売店保証が付いています。保証期間内に故障した場合、無償で修理してもらえるので、保証期間の長さも確認しておきましょう。

これらの点に注意して、安心して新しいエアコンに買い替えましょう。

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エアコンの買い替えは、処分、設置工事、補助金申請など、様々な手続きが必要です。事前に必要な情報を収集し、余裕を持って準備を進めるようにしましょう。

エアコンの選び方に関するQ&A

ここからは、よく質問される内容について、Q&A形式でお答えします。

Q
エアコン選びでよくある失敗は?
A

エアコン選びでありがちな失敗は、部屋の広さ(畳数)だけでエアコンを選んでしまうことです。

部屋の広さだけでなく、建物の構造(木造か鉄筋か)、方角や日当たり、窓の大きさ、使用する人数、階数など、様々な要因によってエアコンの効き具合は変わるため、注意が必要です。

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エアコンの畳数表示は、あくまで目安です。

部屋の状況や建物の構造に合わせて選ぶようにしましょう。

例えば、

日当たりの良い部屋や西日が強く当たる部屋は、日差しで室温が上がりやすいため、記載されている畳数よりも広い部屋に対応できるエアコンを選ぶようにしましょう。
キッチンがある部屋は、火を使うため室温が上がりやすいので、記載されている畳数よりも広い部屋に対応できるエアコンを選びましょう。
天井が高い部屋や吹き抜けがある部屋は、空気が循環しにくく、冷暖房効率が悪くなるため、記載されている畳数よりも広い部屋に対応できるエアコンを選びましょう。

Q
エアコンの寿命はどれくらい?
A

エアコンの寿命は、使用頻度や環境、メンテナンス状況によって異なりますが、一般的には10年程度と言われています。

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10年以上使用しているエアコンは、省エネ性能が低く、電気代が高くなるだけでなく、故障のリスクも高まります。買い替えを検討しましょう。 また、エアコンの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが重要です。フィルターの掃除や、専門業者によるクリーニングを定期的に行いましょう。

Q
故障したエアコンは修理すべき?買い替えるべき?
A

エアコンの年式や故障状況、修理費用によって異なります。

  • 年式が古い場合:
    10年以上使用しているエアコンの場合、修理してもすぐに別の部分が故障する可能性があります。修理費用が高額になる場合は、買い替えを検討しましょう。
  • 修理費用が高額な場合:
    エアコン本体価格の半分以上になる場合は、買い替えを検討しましょう。
  • 故障が軽微な場合:
    フィルターの汚れやリモコンの電池切れなど、軽微な故障であれば、修理することで使い続けられる場合があります。
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修理か買い替えか迷った場合は、専門業者に相談して、修理費用や買い替え費用の見積もりを取りましょう。
また、エアコンの保証期間も確認しておきましょう。保証期間内であれば、無償で修理してもらえる場合があります。

Q
エアコンの「適用畳数」って?
A

エアコンには、設置する部屋の広さに適した冷暖房能力を表す「適用畳数」があります。

例えば、「6〜9畳用」と表記されているエアコンは、「木造住宅の南向き和室なら6畳まで、鉄筋コンクリート住宅の南向き洋室なら9畳まで」という意味です。

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適用畳数はあくまで目安です。部屋の構造や日当たり、窓の大きさ、使用する人数、階数など、様々な要因によってエアコンの効き具合は変わるため、実際の部屋の広さよりもワンランク上の適用畳数を選ぶことをおすすめします。

また、「冷房」と「暖房」では適用畳数が異なるので注意が必要です。一般的に、暖房の方が冷房よりも必要な能力が高いため、暖房の適用畳数は冷房よりも小さくなります。

例えば、冷房の適用畳数が6~9畳のエアコンの場合、暖房の適用畳数は6~7畳程度になることが多いです。

Q
エアコンの買い替え費用はどれくらいかかる?
A

エアコンの買い替え費用は、機種や設置工事の内容によって異なりますが、一般的には10万円〜30万円程度が目安です。

taichan
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エアコン本体価格に加えて、古いエアコンの処分費用や、設置工事費用も考慮する必要があります。補助金制度を利用することで、費用を抑えられる場合があります。
また、工事費用は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較検討することをおすすめします。

Q
エアコンの電気代が高くなるのはなぜ?
A

省エネ性能の高いエアコンを購入しても、電気代が高い場合は、以下のような原因が考えられます。

  • 家の気密性や断熱性が低い:
    家の気密性や断熱性が低いと、冷暖房で調整した室温を維持するために、エアコンがより多くの電力を消費してしまいます。
  • エアコンの能力が部屋の広さに合っていない:
    エアコンの能力が小さすぎると、設定温度に到達するまでに時間がかかり、その間フルパワーで運転するため、電力を多く消費します。反対に、能力が大きすぎると、すぐに設定温度に到達して運転が停止しますが、その後すぐに室温が上がってしまい、再び運転を開始するというサイクルを繰り返すため、電力を多く消費します。
  • 室外機の設置場所が悪い:
    室外機が直射日光に当たったり、風通しが悪い場所に設置されていると、放熱効率が悪くなり、電力を多く消費します。
  • フィルターの汚れ:
    フィルターが目詰まりすると、空気の流れが悪くなり、エアコンの効率が低下して電力を多く消費します。
taichan
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エアコンの電気代は、家の断熱性や気密性にも大きく影響されます。省エネ性能の高いエアコンを選ぶだけでなく、家の断熱性や気密性を高めることも検討しましょう。

また、エアコンの能力が部屋の広さに合っているか、室外機の設置場所が適切か、フィルターが汚れていないかなどを確認することも重要です。

まとめ|あなたにぴったりのエアコンを選ぼう!

エアコン選びは、部屋の広さや機能、省エネ性能など、考慮すべき要素がたくさんあります。この記事では、2024年最新の情報に基づいて、エアコンの買い替えを検討している方向けに、選び方のポイントを詳しく解説しました。

部屋の広さに合ったエアコンを選ぶことは、快適な空間を作るだけでなく、電気代の節約にもつながります。機能面では、空気清浄や自動お掃除など、あなたのライフスタイルに合ったものを選びましょう。省エネ性能も重要なポイントです。APF(通年エネルギー消費効率)や統一省エネラベルを参考に、環境にもお財布にも優しいエアコンを選びましょう。

また、設置場所によって必要な機能や能力も異なります。リビングや寝室など、それぞれの部屋に合ったエアコンを選びましょう。エアコンの種類も、設置方法によって選ぶ必要があります。壁掛けタイプ、窓用タイプ、床置きタイプ、天井埋め込みタイプなど、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、最適なものを選びましょう。

エアコン選びは、決して簡単なものではありません。しかし、この記事で紹介したポイントを押さえれば、きっとあなたにぴったりの一台が見つかるはずです。ぜひ、この記事を参考に、快適な夏と冬を過ごすためのエアコン選びを進めてみてください。

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      エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。誰にとってもストレスなエアコン故障、そんな時に少しでも私のアドバイスがあなたのお力になることができれば幸いです。

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      • 第一種電気工事士
      • 第二種電気工事士
      • 認定電気工事従事者
      • 冷媒回収技術者
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