エアコン暖房の吹出し温度と吸い込み温度
暖房が効かない

【エアコン暖房が効かない】温度測定による故障判定方法


この記事は、「空調機器の設計開発」や「エアコン取付修理」に経験のある電気工事士が解説しています。
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エアコン暖房の吹出し温度と吸い込み温度

エアコン暖房が効かないという不具合で、室内機から吹き出す風が生ぬるく感じる場合、冷媒ガス漏れや室外機異常(フィンの汚れ、圧縮機の性能劣化)などの故障が考えられます。

エアコンから吹き出される風の温度が正常かどうかを見極めるには、温度計を使ってエアコンの吸込温度(天井付近の温度)と吹出温度(吹出口から出てくる風の温度)の温度差で確認するのがおすすめです。

  • 冷房運転の場合;8~13℃程度の温度差があれば正常
  • 暖房運転の場合;16~23℃程度の温度差があれば正常

この記事では、エアコン室内機の吸込み温度と吹き出し温度を測定することによって、エアコンが正常に動いているかどうかを確認する方法についてお話していきます。

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室内機の吸込み温度を測定する

まずはじめに、エアコンの吸込み温度としてエアコン上部(天井辺り)の空気温度を測定します。

エアコン暖房の吹出し温度と吸い込み温度

上記の温度計の場合、温度計の周りの温度をIN(下側)に表示しますので、この場合は吸込温度(天井付近の温度)が19℃ということになります。

室内機の吹き出し温度を測定する

次に吹出し温度は、温度計のセンサー部をルーバーの中辺りに設置したりして測定します。

エアコン冷房の吹き出し温度を測定する

ルーバーの奥には送風ファンが回転していますので、センサーを奥に突っ込まないように注意しながら測定してください。

このセンサー部で測定した温度は、先程の温度計のOUT(上側)に表示されるため、エアコンの吹出温度は40℃ということになります。

吸込空気と吹出空気の温度差を計算する

今回の場合、室内機の吸込温度と吹出温度の差は21℃(40℃ー19℃)となり、判断基準となる「16~23℃」の範囲内となるので、このエアコンは正常に動いていると判断することができます。

  • 冷房運転の場合;8~13℃程度の温度差があれば正常
  • 暖房運転の場合;16~23℃程度の温度差があれば正常

逆に、この吸込と吐出の温度差が16℃より小さい場合、冷却回路に何らかの不具合が発生してしまっていると断定することができます。

この方法は、温度計があればご家庭でも簡単にエアコンの動作確認を行うことができますので、是非参考にしてみて下さい。

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