夏場(冷房時)のエアコン故障修理

【エアコン故障】修理と買い替えの6つの判断基準まとめ


【ポイントその4】設計上の標準使用期間

エアコンの標準設計年数

エアコンには設計上の標準使用期間というものがあり、おおよそ10年間はほとんどのエアコンが壊れずに使っていけるということを目指して作られています。

実際のところ、エアコンの買い替えは約13年というのが一般的で、これは設計上の標準使用期間の考え方ともほぼほぼ一致してきます。

エアコンの使用年数

出典)家庭の省エネ – 経済産業省・資源エネルギー庁

家電量販店や業者さんに相談した場合、「10年が買い替えの目安」と言われることが多いと思いますが、実際のところ13年を超えてまだまだ現役で動いているエアコンは多々あります。

ですので、まだエアコンを購入してから10年以内であれば運悪く一部の部品が故障しただけの可能性が高いですので、修理することを検討してもいいと思います。

15年近く使い続けたものであればもうそろそろ故障のリスクが高まってきていると考えられますが、まだ10年ぐらいしか使ってないのであれば、もう2~3年使うぐらいが平均的な考え方となっています。

エアコンが平均より早く故障するのか、遅く故障するのかは誰にもわかりませんが、思っているよりも長持ちする家電だということは覚えておくのがいいと思います。

【ポイントその5】エアコンの汚れ具合

エアコン洗浄機でアルミフィンのカビ汚れ落とし

エアコンから生臭い風が出てきていたり、パット見でアルミフィンや吹出口、送風ファンにカビ汚れが大量に発生しているような場合、エアコンクリーニング(約1~2万円)を考えなければならない時期になってくると思います。

実はこのエアコンクリーニング、10年以上経過したエアコンの場合はクリーニングを断られてしまうことがよくあります。

というのも、古いエアコンの場合、エアコンクリーニングが原因で故障してしまう、または別の原因で故障したのだけれどエアコンクリーニングのせいで故障したとお客さんに言われてしまう事があります。

そういったリスクを回避するため、大手のエアコンクリーニング業者では、製造から8~10年を目安にクリーニングの引受可否の判断をしています。

自分でエアコンクリーニングをするのであれば特に問題は有りませんが、エアコンクリーニングを断れれるようになってきたらエアコンの買い替えを検討するというのも一つの判断基準になってきます。

【ポイントその6】故障した時期

エアコンの熱交換器の大きさ

最初の方にも少しお話しましたが、エアコンは熱帯夜が続くような真夏に壊れることがほとんどです。

そういった時期はエアコンを修理するにしても、新しいエアコンに取り替えてもらうにしても2~3週間待ちというのはよくあることです。

どちらかと言えば、エアコン修理業者(メーカーサポートなど)よりもエアコン工事業者のほうが数が多いので、修理するよりも買い替えのほうが早くエアコンを使えるようになる傾向があります。

ただし、そういった時期はエアコンを購入しようと思っても在庫がなく、ほしいエアコンを手に入れることができなかったり、急いでやって貰う場合は特急料金を追加で取られたり、臨時増員されるエアコン業者に雑な取り付けをされるなどのリスクがあります。

これはどうしようもないことで、業者の人も一日中、真夏のエアコンのない部屋で半分熱中症になりながら修理や取り付けを必死でやっいますが、それでもシーズン中は圧倒的に人員が足りないのが現状です。

下のグラフはネットで「エアコン故障」と調べている人の数を示すものですが、シーズン中(6~8月)は通常の月と比べて10倍近くエアコンが故障して困っている人がいます。

エアコン故障 - 調べる - Google トレンド

出典)エアコン故障|Googleトレンド

もう古くなってしまったエアコンがハイシーズンとなる6~8月以外の時期に故障したのであれば、混雑を避ける意味でもここが買い替えのタイミングだと考えるのも一つの手でしょう。

エアコンは熱帯夜が続く真夏日に壊れることがほとんどで、ハイシーズンを避ければ比較的安値でほしい機種のエアコンを購入することができますし、エアコン工事(2~3時間が目安)も信頼できる人に余裕を持ってやってもらうことができます。

逆に、修理を依頼したほうがいいケースは、まだ新しいエアコンがシーズン前の試運転で故障が分かった場合などとなります。

とにかくエアコンは夏場のシーズン中によく壊れるものにもかかわらず、その時期は取り替えも修理もかなり混雑してしまうものです。

特に古いエアコンを使っている場合は、最低限、シーズン前に試運転をしてみてちゃんと動くか確認しておくことが大切になってきます。

最後に一言

今回は、【エアコン故障】修理と買い替えの6つの判断基準まとめについてお話しました。

エアコンを修理するか買い換えるかについては、15年以上経過したエアコンであれば基本的には買い替え、それ未満であればいろいろな状況を加味して判断していく必要があります。

業者としては基本的には10年前後で買い替えをしたほうが確実にエアコンを使い続けられるということを経験的に分かっているため、そういった話し方をする人が多いと思います。

もし、故障しても2~3週間エアコン無しでも我慢できるような人であれば、15年を目処に買い替えを検討すればいいのではないかと思います。

いつエアコンが壊れるかということは神のみぞ知る話ですので、皆さん一人一人判断して頂く必要があります。

是非参考にしてみてくださいね。

それでは!

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