パナソニックエアコンの故障原因と修理費用相場

パナソニックエアコンの故障修理費用相場

急にエアコンが動かなくなってしまった時、どうすればいいのか分からず困ってしまうと思います。

パナソニックのエアコンは比較的品質が安定していて故障は少なめな印象ですが、機械ものですので個体差や経年劣化、工事不良などが原因で故障して動かなくなってしまうことがあります。

ただ、エアコンの調子が悪い原因はちょっとしたことが原因であることもあるため、慌てて修理を依頼する前にチェックしておきたいポイントもあったりします。

今回は、エアコン故障の症状や原因、修理費用の相場、修理を依頼する前に確認しておきたいチェックポイントなどについて詳しくお話ししていきます。

旧ナショナル製や旧サンヨー製のエアコンやクーラー(冷房専用など)の場合も構造メカニズムはほとんど同じですので、この記事の内容を参考にしていただけます。

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パナソニックエアコン故障の主な症状

まずはじめに、エアコン故障時によく見られる症状についてお話していきます。

エアコンの調子が悪くなったと思った場合、まず以下の症状に当てはまるかどうか確認していってください。

冷風(温風)が出ない

エアコンの電源を入れて冷房運転や暖房運転を行っているにも関わらず、エアコンから冷風(温風)が出てこない、または生ぬるい風しか出てこなという場合、エアコンの故障が考えられます。

エアコンガス漏れで配管に霜がつく

特に、室外機の配管に霜(氷)が付いていたり、エアコン室内機の吸込温度と吹出温度の差が極端に小さい場合は、冷媒ガス漏れなどの原因が考えられます。

リモコンが効かない(電源が入らない)

リモコンを操作してもエアコンが動かない場合、リモコン、またはエアコン本体が故障してしまっている可能性があります。

リモコンの故障については、スマホやデジカメで撮影すれば赤外線が出ているかどうか確認できます。

エアコンのリモコン故障の赤外線をスマホで確認

リモコンから赤外線が出ているにも関わらず、エアコンが反応しない場合はエアコン本体側に不具合があることが考えられます。

室内機のランプが点滅している

パナソニックエアコンのタイマーランプ点滅はエラー表示

パナソニックのエアコンのタイマーランプの点滅は、エアコン不具合の内容をお知らせするサイン(エラーコード)となっています。

本体ランプの点滅状態や前面パネル裏側などに表示されている英数字のエラーコードを読み取る(後ほど説明)ことで、不具合の原因が何なのかを調べて修理費用がどれくらいかかってしまいそうか診断することができます。

水漏れ

エアコンからの水漏れ

エアコンからの水漏れは、排水経路の詰まりや冷媒ガス漏れ、施工不良、雨漏りなどが原因で発生します。

エアコンから水が漏れてきた場合はすぐにエアコンを止めて、漏れ出た水を拭き取り、床や壁などを傷めてしまわないようにしておきましょう。

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故障を疑う前に確認しておきたい事

エアコンの調子が悪いのは故障したのではなく、ちょっとしたことが原因になっていることがあります。

修理を依頼する前に、まずは以下の内容を一通りチェックしてみてください。

【チェック1】エアコンのコンセントが抜けていないか

冷房や除湿を使い始める夏先や、暖房を使い始める秋頃の場合、シーズンオフにエアコンのコンセントを抜いたままリモコンの操作をしている事があります。

エアコンのコンセントが抜けている

ルームエアコンのコンセントは室内機側に一つだけしかありませんので、室内機から出ているコンセントがしっかり挿さっているかどうかを確認してみてください。

この他に、エアコンのコンセントは挿したままブレーカーだけを落としているケースもありますので、分電盤中にあるエアコンのブレーカースイッチも一度確認してみるといいと思います。

分電盤

分電盤の中のエアコンブレーカー

エアコンのブレーカーだけ切ってある場合、上記のような感じになっている「◯(開放、つながっていない)」と思いますので、スイッチを操作して「|(接続、つながっている)」にし、エアコンのコンセントに電気を流してあげましょう。

エアコンのブレーカーがON

【チェック2】リモコンが故障していないか

エアコンが動かないという場合の一番多い原因は、リモコンの電池切れやリモコン本体の故障です。

昨日まで動いていたエアコンが急に動かなくなったりした場合、まずはリモコンがちゃんと動いているかどうか確認しましょう。

リモコンの液晶画面の表示が薄くて見えづらいような場合は電池切れの可能性があります。

仮に、操作中にリモコンの電池が切れたり、リモコンが故障してしまってうまく信号を本体に送れなくなったりした場合、リモコン表示上はエアコンが動かなければならない設定になっていたとしても、本体にはその内容が伝わっていないということもよくあります。

本当にこのリモコン故障はよくあるエアコンが動かない原因のひとつですので、まずはじめにスマホやデジカメを使ってリモコンの赤外線の動作(ボタン操作時にちゃんと点滅しているか)を確認しておきましょう。

エアコンのリモコン故障の赤外線をスマホで確認

エアコンが動かない原因がリモコンの故障であれば、リモコンを交換すればまたエアコンが使えるようになります。

【チェック3】設定温度は適切か

エアコンは部屋の中にある室内機や部屋の外にある室外機が必ずしも同じタイミングで動作しているとは限りません。

例えば、エアコンの冷房運転や除湿運転で設定温度を28℃に設定している場合、室温が28℃よりも高ければエアコンの室内機と室外機は両方共に動きます(冷房します)が、エアコンが室内を冷やして室温が設定温度の28℃よりも低くなった場合、室内機は動いたままにも関わらず室外機は停止する(ブゥーンという低い音が消え、ファンも停止する)ことがあります。

この時、室内機からは冷たい風ではなく、生ぬるい風が出ている状態(扇風機と同じ、送風運転)になっています。

そして、また部屋の温度が設定温度の28℃以上になった時に室外機が動き出し、エアコンの室内機から冷たい風が出るという感じです。

これは暖房のときも同じことが言えます。

例えば、エアコンの暖房で設定温度を23℃に設定している場合、室温が23℃よりも低ければエアコンの室内機と室外機は共に動きます(暖房します)が、室温が設定温度の23度よりも高い場合、室内機は動いたままにも関わらず室外機は停止することがあります。

このようなパターンでエアコンの室外機がONとOFFを繰り返している場合はエアコンの故障ではなく、エアコン制御の仕様であると考えて良いでしょう。

エアコンのリモコンで「自動運転モード」に設定している場合も、上記と同じようなことが起こる場合があり、室内が過ごしやすい温度帯の場合、エアコンの室内機は動くけれども、エアコンの室外機は動かない(ON/OFFの断続運転を繰り返す)ことがあります。

上記のように、エアコンは故障ではないにも関わらず、室内の温度が設定温度に達しているため室外機が停止するということがあります。

このような場合は設定温度を室温より2~3℃ほど低め(暖房の場合は高め)に変更してみましょう。

温度を変更してから数分以内に、室外機が動き出し、部屋が冷える(温まる)まで室外機が動いているようであれば、室外機が動かなかった理由は室内の温度が設定温度に達したからだったということが確認できます。

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【チェック4】フィルターにホコリが溜まっていないか

エアコンのフィルターにホコリが溜まってしまっている場合、エアコンがうまく風を吸い込むことができないためエアコンの効きが悪くなったりします。

また、エアコンフィルターの詰まりは水漏れ(吹出口から水が前方に飛び出してくる事が多い)を引き起こすこともあります。

掃除機でホコリを吸い取る

フィルターにたくさんホコリが付いている場合は、エアコンの前面パネルを開いてフィルターを取り出し、フィルターに積もっているホコリを掃除機で吸い取ったりして、エアコンの動作確認をしてみてください。

この際、フィルターの取り付けが悪かったり、前面パネルがちゃんとしまっていないというだけでもエラーを出す機種もありますので注意が必要です。

【チェック5】室外機の保護回路が働いていないか(夏場の冷房時)

これは主に夏場によく起こってしまうケースなのですが、エアコンの室外機は異常に熱を持つと、システム保護のために自動的に停止することがあります。

このようなことが起こる原因として考えられるのは、エアコンの室外機周りの風の流れが悪くなってしまっていることがほとんどです。

エアコンの室外機にカバーが付いている

例えば、冬の間、エアコンを使わないので室外機にカバーをかけておいたのをすっかり忘れていてそのまま冷房をつけた場合や、室外機の周りに周りに物がたくさん置かれていたり、ペットの毛などが室外機のアルミフィン部分にたくさんついて風の流れを邪魔していたりする場合など、「室外機が新鮮な低い温度の空気を吸い込んで、熱風(冷房の場合、暖房の場合は冷風)を吐き出すこと」ができなくなってしまうため、室外機に熱が溜まり、異常を検知してエラー停止します。

このようなケースでは、エアコンの周りに置かれている物をどけたり、室外機を掃除してアルミフィンの風通しを良くしたりして、室外機が置かれている環境を良くし、リモコンでOFF→ON(再始動)し、室外機が止まらずに動き続けていれば、風通しの悪さが室外機停止の原因だったと考えられます。

【チェック6】霜取り運転ではないか(冬場の暖房時)

エアコンは真冬の暖房運転時、室外機のアルミフィン部は氷点下にまで温度を下げた状態で動作するため、その部分に大量の霜が付着してしまいます。

どうして室外機のアルミフィンに水分が付着するのかということについては、真夏に氷水を入れたコップに空気中の水分が付着するのと同じと考えればよいでしょう。

ただし、夏場の氷水が入ったコップの場合は、コップの表面温度は0℃以上であるため付着した水分は液体のままとなります。

ですが、冬場の室外機のアルミフィンの表面温度は氷点下(マイナス5℃程度)まで下がることもありますので、付着した水分はそこでそのまま冷やされて凍ってしまいます。

霜取り運転前の室外機に氷がついたアルミフィン

上の写真は年に2~3回ほど雪がつもるような比較的温暖な地域で、ちょうど雪が降り積もる中、暖房運転を行っているときに撮影したものですが、赤枠で囲われた部分に氷(水ではなく凍っています)が発生し始めています。

これはまだ着氷の程度が軽い方で、例えば寒冷地などで暖房能力が大きいエアコンをフル稼働させているような場合はアルミフィン部が真っ白になるぐらいの霜が発生することもあります。

アルミフィンが大量の霜で覆われてしまった部分は氷に遮られてうまく外気の熱を取り込むことができなくなってしまうため、着霜面積が大きくなればなるほど暖房効率が落ちていってしまいます。

エアコンの暖房運転中に室外機のアルミフィンに霜や氷がたくさんついてしまうと効率よく暖房運転できなくなってしまうため、エアコンは定期的に「霜取り運転」を行い、アルミフィンについた霜や氷を溶かしています。

暖房運転時

エアコンの暖房時の冷媒ガスの流れ

霜取り運転時

エアコンの冷房時の冷媒ガスの流れ

霜取り運転では、暖房運転中に一時的に冷房運転に切り替えて、室内機に送っていた熱い冷媒ガスをわざと室外機の熱交換器に送りこむことで、アルミフィンを温めて氷を溶かしていきます。

この霜取り運転は、暖房運転中1~2時間毎に5~15分程度行われるのが一般的です。

動作動作時間備考
運転開始
暖房運転1~2時間
霜取り運転5~15分自動的に
切り替わる
暖房運転1~2時間
霜取り運転5~15分自動的に
切り替わる
暖房運転1~2時間

暖房運転が霜取り運転に切り替わると、急に室内機の風が止まったり、微風の冷たい風が出てきたりするため「あれっ、もしかして故障なの?」って思う人もいると思います。

しかもこのタイミングで室外機の方を見てみると室外機からも水が漏れてきているため、これは完全にエアコンが故障してしまったと勘違いして不安になる人も多いことでしょう。

ですがこの冬場の暖房時に発生する室外機からの水漏れは正常な動作で、エアコンが自動的に霜取り運転を行っているだけのことがほとんどです。

参考までに、霜取り運転中のエアコン各部の動作状態を記載しておきますので、エアコンが下記のような動作を行っている場合は故障ではなく霜取り運転を行っているだけなんだと理解していただければと思います。

霜取り運転中の各部動作の状態

項目暖房運転時霜取り運転時
室内機の
吹出温度
高温低温
室内機の
ファン動作
ONOFF
室外機の
ファン動作
ONOFF
(微風)
室外機の
圧縮機動作
ONON
室外機からの
排水
なしあり
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本体リセット(エラー復旧)の方法

パナソニックのエアコンの場合、運転ランプが点滅してしまっていても、そのエラーの原因がちょっとしたことあれば本体リセットで復旧する可能性があります。

具体的な本体リセット方法は、以下の通りとなります。

【SETP1】エアコンをOFFにする

エアコンが動いている場合はリモコンでエアコンの電源をOFFします。

電源ランプが点滅して既にエアコンの動作が停止してしまっているような場合は、そのまま次のステップに進んでください。

【STEP2】室内機の電源コードを抜く

エアコンの電源を抜く

次に、エアコンの電源コードを抜きます。

電源プラグが高いところで抜き差ししにくい場合などは、分電盤の中にあるエアコン回路のブレーカーを落としてもOKです。

分電盤の中のエアコンブレーカー

ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに流れる電気は遮断できたことになります。

ブレーカーのマークの意味は「ー」で通電、「◯」で開放(電気を遮断)となっています。

【STEP3】1分後に電源を入れ直す

パナソニックエアコンエラーコード

エアコンの電源を落としてから1分後にコンセント(ブレーカー)を入れ直し、エアコンを再起動してみましょう。

ルームエアコンの場合、電源コンセントは室内機のところに一箇所しかないため、この操作を行うことで、室内機だけではなく室外機の方も同時にリセットすることができます。

この状態で再びエアコンが停止(タイマーランプが点滅)してしまった場合、エアコンに少し症状の重い不具合が発生している可能性があります。

リモコンに付いているリセットボタンは、リモコンの電池交換後にリモコン本体のリセットを行うためのものです。このリモコンのリセットボタンを押してもエアコンはリセットされませんので注意が必要です。
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応急運転による動作確認方法

エアコン応急運転スイッチボタンの場所パナソニック

パナソニックのエアコンには「応急運転ボタン(電源ボタン)」がついています。

室内機の前面パネルを開いたところについているこのボタンを押すことによって、応急運転を行うことができます。

  1. 室内機前面パネルを開けたところにあるON/OFFスイッチを押す
  2. 応急運転が開始される
  3. 再度、ON/OFFスイッチを押す
  4. エアコンが停止する

パナソニックエアコンの応急運転は、快適おまかせ運転といった設定温度が25℃で動作するため、夏場の場合は冷房運転に、冬場の場合は暖房運転で起動することになります。

この応急運転でエアコンが正常に動いた場合、エアコンのメインとなる冷房や暖房機能は故障していないということを確認することができます。

なお、途中でエアコンが停止し、タイマーランプが点滅し始めた場合は、エアコンが故障してしまっている可能性が高いといえます。

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タイマーランプの点滅は故障の可能性が高い(エラーコード読取方法)

パナソニックエアコンのタイマーランプの点滅は、エアコン不具合の内容をお知らせするサイン(エラーコード)となっています。

パナソニックのエアコンは、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードをリモコン、または室内機本体の診断コード表示部で読み取ることができます。

エラーコードを読み取ることができれば、どのような原因でエラコンが止まってしまっているのかある程度判断していくことができますので、以下ではエラーコードの具体的な読み取り方を説明していきます。

【STEP1】室内機のタイマーランプが点滅していることを確認する

パナソニックエアコンのタイマーランプ点滅はエラー表示

エラーコードはエアコンがエラーで止まっている(タイマーランプが点滅している)状態で読み取る必要があります。

タイマーランプ以外のランプ(運転、ナノイーなど)の点滅は故障を示すものではなく、別の機能のお知らせとなっています。

エラーコードの読み取りはタイマーランプが点滅していることが条件となりますので、まずはタイマーランプの状態を確認してみてください。

【STEP2】エラーコードを読み取る

次に、本体の不具合箇所のお知らせをするエラーコード(H11など3桁の英数字のこと)を読み取っていきます。

パナソニックのエアコンの場合、エラーコードの読み取り方は2通りあります。

まず、リモコンに「お知らせボタン」がついている場合はそのお知らせボタンを押すとリモコンの液晶部にエラーコードが表示されますので、それを読み取ればOKです。

「診断ボタン」があるリモコンの場合はボールペンなど先の尖ったものでその診断ボタンを長押しすると故障診断モードが立ち上がります。

パナソニックエラーコード診断ボタンをボールペンで長押しする

リモコンを室内機に向けた状態で上下ボタンを操作し、「ピー・・・」という電子音がした時に表示されている英数字がエラーコードとなります。

パナソニックエアコンのエラーコード読み取り

この他に、エアコン室内機の前面パネルを開いたところに診断表示パネルがありますので、エラー停止時にそこに表示されている文字を読み取る(1文字づつ表示される)ことでエラーコードを知ることもできます。

本体の診断コード表示部

【STEP3】エラーコードを読み取る

パナソニックエアコンでよくある故障のエラーコードは以下の通りとなります。

エラーコード不具合内容
H11室内外の通信異常
H19室内機のファン異常
H51お掃除ロボット
の不具合
H52フィルターお掃除機能
の不具合

上記以外のエラーコードについては、メーカーHPを参照ください。

>>【エアコン】タイマーランプが点滅する|Panasonic

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パナソニックエアコンの修理料金の相場

上記の方法でエラーコードを読み取ることで、おおよその不具合原因や修理内容を把握することができます。

パナソニックのメーカーHPではWEB故障診断によって修理費用の大まかな見積をすることができます。

>>修理料金について|Panasonic

ちなみに、一般的なメーカーサポート利用時のエアコン修理料金を紹介しておきますので、エラーコードの内容を参考にしながら修理費用がいくらぐらいになりそうか確認していきましょう。

※2020/09/22時点

故障原因修理料金
(出張費、点検料など含む)
制御基盤
(室外機)
11,000~
36,000円
ファンモーター
(室外機)
11,000~
36,000円
冷媒ガス漏れ13,800~
67,000円
マイコン
(室内機)
11,000~
36,000円
ファンモーター
(室内機)
11,000~
36,000円
冷媒回路
(溶接を伴わない場合)
11,000~
27,000円
冷媒回路
(溶接を伴う場合)
80,000~
167,000円
水漏れ7,000~
37,800円
ルーバー
(室内機)
5,800~
20,000円
前面パネル
(室内機)
8,800~
32,000円
リモコン5,000~
32,000円
自動掃除7,000~
26,000円

上記の修理料金の金額の幅があるのは、故障原因やエアコンの状態によって部品交換が1つだけではなく複数になることがあったり、エアコンの設置状況(室外機の高所設置など)によっては追加の割増料金が発生することもあるからです。

一番確実な修理方法としては故障が疑われるパーツ全てを丸ごと交換するという方法で、メリットは確実に短時間でエアコンを修理することができますが、交換部品点数が多くなるため修理代金が高くなってしまうデメリットがあります。

上記の方法は、各種保証を使ったメーカーサポートによる修理(お客さんに迷惑がかからないようにしたい、費用はメーカーや販売店が負担)で行われることが多い印象です。

逆に保証が切れてしまって、お客さんが修理料金を負担する有償修理となる場合は、エラーコードの読取りや故障症状などから故障箇所を推定(可能であれば特定)し、最適な順序でパーツ交換や補修を行い、エアコンが正常復旧するか確認していく流れで修理を行っていくのが一般的となります。

この場合、1回目の修理(1つのパーツ交換)でエアコンが直れば安く早く直って良かった、2回目(2つ目のパーツ交換)でエアコンが直れば普通、運が悪ければ3回目のパーツ交換が必要になって、結局、修理期間が長びいたあげく、修理料金も高くなってしまうという可能性もあったりします。

どの方法がベストなのかということについては、エアコン修理業社の経験からある程度のアドバイスはできますが、最終的にどの方法で修理をしていくかということについては、エアコン修理業社の人と話し合いながら決めていく形となります。

エアコン修理はパーツ交換してすぐ直る場合が多いですが、こういった不確定要素もあるということを基礎知識として知っておきましょう。

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パナソニックメーカーサポートの連絡先と説明書のダウンロード

パナソニックのメーカーサポートの連絡先は以下の通りとなります。

お客様ご相談センター0120-878-692(フリーダイヤル)
06-6907-1187(総合受付、有料)
0120-878-236(FAX)
受付時間9:00~18:00(年中無休)
サポートページエアコン ご相談窓口|Panasonic
取扱説明書の
ダウンロード
取扱説明書検索|Panasonic

夏場などは電話が混雑していることが多いですので、その場合はサポートページ内にあるWEBフォームからも問い合わせを行うことができます。

修理を依頼する前にリコール情報も要確認

一部のパナソニック(サンヨー、ナショナル)のエアコンに、リコールが実施されています。

故障の原因がリコール内容と一致する可能性もありますので、修理を依頼する前に一度以下のサイトでリコール情報も確認しておきましょう。

>>商品に関する大切なお知らせ|Panasonic

リコール対象機種であればメーカーによる無償点検修理となる可能性がありますので、修理の依頼はメーカーサポートの方に連絡するようにしましょう。

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エアコン修理の具体的な流れ

エアコンの修理は、サービスマンが現場訪問してその場で修理を行う出張修理が基本となります。

初めてのエアコン故障の場合、出張修理がどのようなものなのかわからないと思いますので、エアコン修理の流れや修理を依頼する際のポイントについてお話しておきます。

【STEP1】エアコン修理を依頼する(現場見積りの予約)

まずはじめに、エアコン修理の依頼を行っていきます。

エアコン修理の依頼先については、自宅のエアコンが壊れたのか、賃貸住宅の据付エアコンが壊れたのかメーカー保証や販売店保証などの各種保証が残っているかどうかで修理の申込先が変わってきます。

修理の依頼を行う前に、まずは以下のことを確認していきましょう。

【賃貸住宅の場合】大家さん(管理会社)にエアコンが故障したことを連絡

賃貸住宅のエアコンが故障した場合、そのエアコンが自分のものなのか、大家さんのもの(管理会社のもの)かによって、エアコン修理の依頼先が変わってきます。

住まいエアコンの
所有者
修理業社の
手配
修理の
依頼先
修理代金の
費用負担
賃貸、
アパート
大家さん
(管理会社)
大家さん
(管理会社)
 大家さん
(管理会社)
賃貸、
アパート
自分自分修理業者自分
自宅自分自分修理業者自分

まず、入居時から部屋に据え付けられているエアコン(エアコンの所有者は大家さんや管理会社)の場合、修理業社の手配や費用負担は大家さん側となるのが一般的です。

この場合は、エアコンが故障した旨を管理会社や大家さんに伝えれば、そちらの方で色々と手配してくれることになります。

このケースの注意点としては、エアコン修理業者の人に来てもらったにもかかわらず、実はエアコンが故障していなかった(入居者の人のうっかりミスが原因など)場合、数千円程度の出張点検料が入居者負担となる場合があります。

ですので、本当にエアコンが故障しているかしっかりと事前に確認しておくことが大切です。

エアコンが故障しているかどうか判断する自信がない場合は、メーカーのお客様サポートセンターなどに問い合わせてみるのも一つの手です。

前の入居者がエアコンを置いていったものをそのまま使っていたという場合、入居前に受け取っていた募集チラシや間取図などに「エアコン付き」というような記載があれば修理費用などは大家さん負担になることが多いです。前の入居者が置いていったエアコンを今の入居者が貰い受けたという場合は、自分で修理買い替え費用などを負担することになるでしょう。このあたりのことについては、本格的に修理や買換を検討する前に、管理会社や大家さんに連絡して費用負担がどうなるか確認しておくことが大切です。

逆に、賃貸住宅に住んでいたとしてもエアコンは自分で購入して取り付けたという場合や、自宅(持ち家)のエアコンが故障したという場合、修理の手配は自分で行っていくことになります。

この場合、エアコン修理の費用負担についても自己負担となりますが、各種保証が残っている場合は無償修理になる可能性もあります。

各種保証を使ってエアコンを修理する場合

メーカー保証や販売店保証などを使ってエアコン修理をする場合は、保証書に記載の連絡先に修理を依頼していきます。

保証の種類費用負担
修理の依頼先サービスマン
の派遣元
メーカー保証
1年間
(冷媒回路は5年間)
メーカーメーカー
または
購入元販売店
メーカーサポート
販売店保証購入元販売店購入元販売店メーカーサポート

保証を使った場合は修理費用はメーカー、または購入元販売店が負担する形になります。

どちらの保証を使った場合も、メーカーサポート(各メーカー専属の修理業者)からサービスマンが現場(自宅など)に派遣され、その場で修理を行う出張修理が基本となります。

修理を依頼する際は、保証書とエアコン購入時の領収書(レシート)があれば修理の話がスムーズに進みますので、それらを手元に準備してから連絡をしていくようにしましょう。

エアコン保証修理に必要な保証書と領収書レシート

保証があるにもかかわらず、上記の依頼先ではない別の修理業者にエアコン修理を依頼してしまった場合、修理費用が自己負担となってしまうことがありますので、保証が残っている場合は必ず保証書に記載の連絡先に問い合わせるということを覚えておいてください。

各種保証が切れてしまっている場合(修理代金は自己負担)

エアコンの各種保証(メーカー保証や販売店保証など)が切れてしまっている場合、修理代金は自己負担となる代わりに、修理の依頼先は自分で自由に選ぶことができるようになります。

修理の依頼先サービスマン
の派遣元
夏場の
修理予約の
取りやすさ
修理代金
メーカーの
カスタマーセンター、
購入元販売店
メーカーサポートかなり混雑
(数週間待ち)
割高
エアコン修理業社エアコン修理業社混雑
(キャンセル空有)
通常

メーカーサポートはメーカーや販売店などから回されてくる保証を使った修理(費用負担はメーカーや販売店)が業務の中心となっていますので、保証が切れてしまっている有償修理の修理代金は割高になってしまう傾向があります。

特に夏場の時期にエアコンが壊れてしまった場合、メーカーサポートはとても混雑しているのが実情で、修理予約が2~3週間後しかとれず困っているという話もよく耳にします。

真夏日にエアコン無しの部屋で何日も過ごさなければならないなんて、想像しただけでゾッとしてしまいますよね。

ただ、タイミングや業社によっては急なキャンセルで予約に空きが発生していることもあります。

少しでも早くエアコンを修理してもらいたい場合は、メーカーサポート以外に最低でも2~3社に「いつ頃、修理に来てくれるのか?」問い合わせを行っていくことが大切です。

【STEP2】サービスマンに現場見積もりをしてもらう

エアコン修理はサービスマンが現場訪問して修理を行う出張修理が基本となります。

修理の予約日になるとサービスマンがエアコンの故障現場(自宅など)に来て、壊れたエアコンの点検や故障原因の特定、修理費用の見積りを行っていきます。

エアコンを早く直してもらいた気持ちもありますが、現場見積の際はいったん落ち着いて、以下の内容をしっかりと確認していってください。

項目チェック内容
見積書・見積書を書面発行してくれるか?
修理料金・相場より高すぎないか?
修理方法・修理方法に納得したか?
その他・キャンセル料はいくらか?
・説明は明瞭で丁寧か?
・修理できなかった場合どうなるのか?

【STEP3】エアコン修理を進めてもらう

エアコン修理を進めてもらう

現場見積の内容で納得ができた場合、そのままエアコン修理に取り掛かってもらうことになります。

一般的なエアコン故障(ガス漏れ、水漏れ、基盤交換など)の場合は、その日のうちに修理が完了してエアコンがまた使えるようになります。

ただし、部品をメーカーから取り寄せなければならない場合は部品が届いてからの修理になりますし、溶接を伴う修理が必用な場合はエアコンの持ち帰り修理などになることもあります。

ただし、基本的には現場見積の段階で、どういった修理内容になるか、修理代金はいくらぐらいになるか、修理完了までどれぐらいの納期が必要となるかなど分かっていることになりますので、その時の合意内容に基づいて作業を進めていってもらうことになります。

【STEP4】修理代金を支払う

エアコン修理が完了したら、修理代金の支払っていきます。

メーカーサポートを利用してエアコンを修理した場合、支払い方法はメーカーサポートによって変わってきます。

  • 後日、支払書を使って現金払い(コンビニや金融機関など)
  • 修理完了後、その場で現金またはクレジットカード払い(一部のメーカーサポートのみ)

一般的には支払書を使って後日払いの場合が多く、エアコン修理から2~3週間後に郵送で支払書が送られてきます。

エアコンメーカーサポートの修理代金の支払い

その支払書の支払期限は支払書が到着する月の月末になっていることが多いですので、実際に修理代金を支払うのはエアコン修理をしてもらってから1~2ヶ月後となり、具体的な支払い方法は金融機関やコンビニなどで現金一括払いという形となります。

メーカーサポートの有償修理(保証切れ)のデメリットは、現金一括払いが基本となっているため、修理代金が少し高くなってしまった時は支払いができるかどうか不安に感じてしまう点です。

それに対して、一般のエアコン修理業者の多くはクレジットカード払いに対応している事がほとんどで、クレジットカード側で分割払いやリボ払いに変更することもできたりします。

エアコンは突然壊れてしまうものなので、こういったクレジットカードの分割払いの仕組みを利用してエアコン修理をしてもらう方法も選択肢の一つに考えておくのがいいのではないかと思います。

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定期メンテナンスで故障を未然に防ぐ方法

エアコンが故障する原因は大きく分けて以下の3つに分けることができます。

  1. 初期不良(製品不良、施工不良)
  2. メンテナンス不足による不良
  3. 経年劣化による不良

エアコン不具合の原因をはっきりと切り分けることは難しいのですが、ざっくりと初期不良の場合はエアコン設置から1年以内に不具合が発生してきます。

この場合、メーカー保証(1年)や販売店保証(有料オプションの場合もあり)、エアコン施工業者の保証などで対応することができます。

少し厄介なのが、上記の2と3による故障で、エアコンの経年劣化の進み具合はメンテナンスの良し悪しによって変わってくることがあります。

エアコンの圧縮機

例えば、エアコンの心臓部となるコンプレッサー(圧縮機と呼ばれる冷媒ガスを圧縮するパーツ、室外機の中にある)は、平均すると年間2~3%程性能が劣化してくると言われています。

これはエアコンをどれだけの時間稼働させたかだけではなく、どれぐらいの負荷で使ってきたかによって変わってきます。

見かけるのがエアコンのフィルターが汚れた状態(ホコリが積もった状態)でエアコンを使っている場合、フィルターがきれいな状態より圧縮機はたくさん仕事をしなければならなくなるため、圧縮機内の摩耗が進んでしまい、冷媒ガスをうまく圧縮することができなくなっていきます。

その結果、夏場の一番暑い時期や冬場の一番寒い時期にエアコンの効きが悪くなることから、エアコンを買い換えるタイミングが早くなってしまいます。

この他にも、何らかの原因で冷媒ガスが少ない状態にも関わらず、なんとかエアコンは動いていた(場合によっては本体リセットを繰り返し行っていた)のでそのまま使い続けていたという場合も、通常より圧縮機に厳しい条件での運転を行うことになりますので、圧縮機の劣化によりエアコンの寿命を早めてしまいます。

少々のガス漏れであれば、早めのガス漏れ修理と冷媒ガス補充を行えば、エアコンはまた末永く使っていくことができます。

家庭用のエアコンの場合、有償修理で圧縮機をパーツ交換(溶接作業が必要)するのであれば、エアコンを買い換えた方が経済的となります。

このようにエアコンは調子が悪いと感じた場合は早め早めに対処していくことでエアコンの故障を未然に防いだり、製品寿命を伸ばしたりすることができます。

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エアコン修理と買い換えの判断ポイント

エアコンが壊れてしまった時、修理するか買い換えるか悩んでしまう人も多いのではないかと思います。

エアコンは修理をすればまた使えるようにはなるのですが、修理をしたことによってもともとのエアコンの寿命が伸びるということはありません。

一般的な家庭用のルームエアコンの場合、エアコンの耐用年数に関しては以下のような考え方があります。

設計上の標準使用期間(約10年)

エアコンの標準設計年数

エアコンの室内機の底面などに貼られているシールには「設計上の標準使用期間」という表示があります。

これはメーカーが指定しているもので、これに合わせて修理に必要な部品も約10年で廃番になってしまいます。

製造から10年が過ぎたエアコンが壊れた場合、在庫がなくなってしまうと交換部品が手に入らなくなってくるため、部品が手に入らなかったらその時点で買い替えを検討してくのが一つです。

統計上のエアコン買い替えサイクル(約13~14年)

内閣府が行っている消費動向調査を参考にすると、エアコンの買い替えサイクルは13~14年が平均となっています。

数年前までは買い替え年数が10年前後だったのですが、ここ4~5年は買い替えサイクルが13~14年程度にまで伸びてきました。

エアコンの心臓部とも言える冷媒を圧縮する圧縮機(コンプレッサー)は年に2~3%程度づつ経年劣化で性能が低下していく傾向があるため、13~14年使っていると30~40%程度性能が低下(最大出力が低下、消費電力が増加)していることになります。

この頃には真夏日や真冬日にエアコンをフル稼働しても冷えない、温まらないという状態になってきていますので、このタイミングを一つの目安として買い換えるのも一つの手です。

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修理費用がいくらになるかで決める

エアコン修理の場合、いくらまでなら修理をするかということを考えておくのも一つの手です。

ざっくりとした感覚ですが、エアコンの修理費用は比較的新しいエアコンの場合は20000~30000万円ぐらいになることが多く、古いエアコンになってくると30000~50000円程度になる場合が多いでしょう。

詳細な見積については出張見積もりをしてもらえば分かるのですが、現地で見積をしてもらうだけでも修理点検費用(約5000円)がかかってしまいます。

上記でお話したエラーコードの内容などからおおよその修理費用を調べ、エアコン買い替え費用(本体価格+取付取外費用の3万円)の50%以上になってしまうようであれば買い替えをしていったほうがいいでしょう。

不満を解消するために買い換える

エアコンは夏場の冷房や冬場の暖房ができる便利な空調機器ですが、長年使っているともう少しこういうものがあったら良かったなという点がいくつか出てくるものです。

こういった不満を解消するためにエアコンを買い換えるというのも一つの手です。

エアコンの効きが悪い

部屋に対してエアコンの能力が小さい場合、真夏日や真冬日にエアコンの効きが悪くなることがあります。

これまでの経験から年に数回そういったエアコンの効きが悪くなるような日がある場合はワンランク能力(kW)の大きなエアコンに買い換えるのがいいでしょう。

ただし、パナソニックエアコンで暖房だけが少し能力が足りていないというような場合、「新エネチャージノンストップ暖房」の機能が追加されていたりして、除霜運転(暖房運転中に一旦温風の吹き出しを停止し、室外機についた霜を溶かす運転のこと)時に室温が低下するのを防ぐことができるため、同程度の暖房能力でも今までより快適になる可能性があります。

電気代が高い

エアコンの省エネ性能は年々向上してきていること、また、使い続けてきたエアコンは圧縮機の内部パーツの磨耗などにより年に2~3%づつ性能が劣化していたり、エアコン内部の汚れが原因で性能が1~2割低下していることが多いです。

エアコン内部の汚れについてはエアコンクリーニングを行えば改善しますが、圧縮機の摩耗については部品交換(溶接が必要)で10万円近くかかってしまいまうため、圧縮機の部品交換によるメンテナンス現実的ではありません。

もうすでに10年以上エアコンを使い続けてきて、エアコンクリーニングも定期的に行っていないような場合は、エアコンを買い換えることで電気代を安く抑えていくことができます。

以外に知られていないこととして、エアコンは同一メーカーでも機種ごとに運転効率が大きく異なっているという点で、こういったところに着目してエアコンを選んでいくのがいいでしょう。

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足元が寒い

冬場の暖房運転で足元が寒くて冷たくなっているような場合、エアコンの気流制御がうまくいっていない可能性があります。

特に少し古めのエアコンの場合、室内機の吹き出し口に付いているフラッパーが小さくエアコンから出た風がちゃんと床まで届いておらず、部屋の天井と床面の温度差が大きくなっていることと思います。

パナソニックのエアコンの場合、吹き出し口フラッパーが大型化されている「足元暖房」が搭載された機種を選んでいきましょう。

足元暖房機能があれば、エアコンから吹き出される温風を床までしっかりと届けることができますので、こういった機能を持っているエアコンを購入することにより、別途サーキュレーターを購入する手間を省くことができる可能性があります。

湿度コントロールがイマイチ

エアコンを使っていると、夏場(梅雨)に除湿をしても湿度が下がらなかったり、冬場に暖房をすると湿度が下がり過ぎでしまったりすることがあると思います。

結果的に夏場は除湿機を、冬場は加湿器を併用しないとうまく湿度をコントロールできず、困ってしまいます。

パナソニックのエアコンは除湿や加湿機能面が弱く、部屋の気温を下げずに除湿することができる「再熱除湿機能」や、ダイキンが採用している冬場の暖房の「うるる加湿(室外機で外気から湿気と取り込んで室内機から放出する加湿方式)」を選ぶことができないため、除湿機や加湿器を併用していく必要があります。

ちなみに、上位機種には部屋干し用の「衣類乾燥」機能がありますが、これは単純に除湿と送風、ナノイーを組み合わせただけのものとなりますので、除湿機を省略できるほどの機能はありません。

湿度コントロールに不満がある、または除湿機や加湿器の数と管理の手間を減らしたいという場合は、他メーカーで除湿や加湿機能に優れた機種をを選んでいくのがいいでしょう。

修理が混雑しすぎている

パナソニックのメーカーサポートは、特に修理の混み合う夏場、どうしても修理の予約が取りにくい状況が発生してしまいます。

すぐにでもエアコンを使いたいという場合は、エアコン買い替えのほうが取付納期が早いこともありますので、そういった視点からも検討してみるのがいいでしょう。

エアコン故障で困ってしまうのが嫌

エアコンは真夏日が続くような夏場に壊れて動かなくなってしまったり、効きが悪くなってしまうものです。

特に長年使ってきたエアコンはそういった時期に壊れてしまう可能性が年々高くなってきています。

エアコントラブルを未然に防ぐという意味で、10年以上経過したエアコンの場合は買い替えを検討するというのも一つの手です。

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まとめ

今回は、パナソニックエアコンの故障原因の調べ方と修理費用相場まとめについてお話しました。

今使っているエアコンの故障が考えられる場合は、まず上記の内容をチェックし、ちょっとしたことが原因になっていないか確認してみてください。

それでもダメなようなら、パナソニックのコンタクトセンターへの問合せを検討していきましょう。

電話がなかなかつながらない場合は、サポートページ内にあるメールでのお問合せを利用するのも一つの手です。

エアコントラブルの大変なところは、すぐに修理をしてもらいたくてもサポートが混雑していたり、エアコンを修理すべきか買い換えるべきか悩んでしまうことだと思います。

エアコンが壊れて大変だとは思いますが、悩んでいた分だけエアコンが使えるようになる日が遅れていってしまいます。

まずは修理するか、買い換えるか決め、そしてエアコン修理や買い替えの手配をしていきましょう。

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