突然、エアコンが故障してしまった・・・。
夏や冬は毎日使うエアコンなので、急に使えなくなってしまうと本当に困ってしまいますよね。
エアコンの修理はサービスマンが現場訪問して修理を行う出張修理が基本となります。
ここでは、エアコン修理の具体的な流れや修理料金の相場などについて詳しくお話していきます。
エアコン修理の具体的な流れ
エアコンの修理は、サービスマンが現場訪問してその場で修理を行う出張修理が基本となります。
初めてのエアコン故障の場合、出張修理がどのようなものなのかわからないと思いますので、エアコン修理の流れや修理を依頼する際のポイントについてお話しておきます。
【STEP1】エアコン修理を依頼する(現場見積りの予約)
まずはじめに、エアコン修理の依頼を行っていきます。
エアコン修理の依頼先については、自宅のエアコンが壊れたのか、賃貸住宅の据付エアコンが壊れたのか、メーカー保証や販売店保証などの各種保証が残っているかどうかで修理の申込先が変わってきます。
修理の依頼を行う前に、まずは以下のことを確認していきましょう。
【賃貸住宅の場合】大家さん(管理会社)にエアコンが故障したことを連絡
賃貸住宅のエアコンが故障した場合、そのエアコンが自分のものなのか、大家さんのもの(管理会社のもの)かによって、エアコン修理の依頼先が変わってきます。
住まい | エアコンの 所有者 | 修理業社の 手配 | 修理の 依頼先 | 修理代金の 費用負担 |
賃貸、 アパート | 大家さん (管理会社) | 大家さん (管理会社) | – | 大家さん (管理会社) |
賃貸、 アパート | 自分 | 自分 | 修理業者 | 自分 |
自宅 | 自分 | 自分 | 修理業者 | 自分 |
まず、入居時から部屋に据え付けられているエアコン(エアコンの所有者は大家さんや管理会社)の場合、修理業社の手配や費用負担は大家さん側となるのが一般的です。
この場合は、エアコンが故障した旨を管理会社や大家さんに伝えれば、そちらの方で色々と手配してくれることになります。
このケースの注意点としては、エアコン修理業者の人に来てもらったにもかかわらず、実はエアコンが故障していなかった(入居者の人のうっかりミスが原因など)場合、数千円程度の出張点検料が入居者負担となる場合があります。
ですので、本当にエアコンが故障しているかしっかりと事前に確認しておくことが大切です。
エアコンが故障しているかどうか判断する自信がない場合は、メーカーのお客様サポートセンターなどに問い合わせてみるのも一つの手ですのでご参考まで。
逆に、賃貸住宅に住んでいたとしてもエアコンは自分で購入して取り付けたという場合や、自宅(持ち家)のエアコンが故障したという場合、修理の手配は自分で行っていくことになります。
この場合、エアコン修理の費用負担についても自己負担となりますが、各種保証が残っている場合は無償修理になる可能性もあります。
各種保証を使ってエアコンを修理する場合
メーカー保証や販売店保証などを使ってエアコン修理をする場合は、保証書に記載の連絡先に修理を依頼していきます。
保証の種類 | 費用負担 | 修理の依頼先 | サービスマン の派遣元 |
メーカー保証 1年間 (冷媒回路は5年間) | メーカー | メーカー または 購入元販売店 | メーカーサポート |
販売店保証 | 購入元販売店 | 購入元販売店 | メーカーサポート |
保証を使った場合は修理費用はメーカー、または購入元販売店が負担する形になります。
どちらの保証を使った場合も、メーカーサポート(各メーカー専属の修理業者)からサービスマンが現場(自宅など)に派遣され、その場で修理を行う出張修理が基本となります。
修理を依頼する際は、保証書とエアコン購入時の領収書(レシート)があれば修理の話がスムーズに進みますので、それらを手元に準備してから連絡をしていくようにしましょう。
保証があるにもかかわらず、上記の依頼先ではない別の修理業者にエアコン修理を依頼してしまった場合、修理費用が自己負担となってしまうことがありますので、保証が残っている場合は必ず保証書に記載の連絡先に問い合わせるということを覚えておいてください。
各種保証が切れてしまっている場合(修理代金は自己負担)
エアコンの各種保証(メーカー保証や販売店保証など)が切れてしまっている場合、修理代金は自己負担となる代わりに、修理の依頼先は自分で自由に選ぶことができるようになります。
修理の依頼先 | サービスマン の派遣元 | 夏場の 修理予約の 取りやすさ | 修理代金 |
メーカーの カスタマーセンター、 購入元販売店 | メーカーサポート | かなり混雑 (数週間待ち) | 割高 |
エアコン修理業社 | エアコン修理業社 | 混雑 (キャンセル空有) | 通常 |
メーカーサポートはメーカーや販売店などから回されてくる保証を使った修理(費用負担はメーカーや販売店)が業務の中心となっていますので、保証が切れてしまっている有償修理の修理代金は割高になってしまう傾向があります。
特に夏場の時期にエアコンが壊れてしまった場合、メーカーサポートはとても混雑しているのが実情で、修理予約が2~3週間後しかとれず困っているという話もよく耳にします。
真夏日にエアコン無しの部屋で何日も過ごさなければならないなんて、想像しただけでゾッとしてしまいますよね。
ただ、タイミングや業社によっては急なキャンセルで予約に空きが発生していることもあります。
少しでも早くエアコンを修理してもらいたい場合は、メーカーサポート以外に最低でも2~3社に「いつ頃、修理に来てくれるのか?」問い合わせを行っていくことが大切です。
【STEP2】サービスマンに現場見積もりをしてもらう
エアコン修理はサービスマンが現場訪問して修理を行う出張修理が基本となります。
修理の予約日になるとサービスマンがエアコンの故障現場(自宅など)に来て、壊れたエアコンの点検や故障原因の特定、修理費用の見積りを行っていきます。
エアコン修理で最も重要なのがこの現場見積りのプロセスとなります。
というのも、ほとんどの業者は良心的に対応してくれるのですが、ごく稀に業社との相性が悪かったり、高額な修理代金を請求する悪徳業者にあたってしまったりすることがあるのも事実です。
ただ、この現場見積もりの段階で以下の内容をしっかりと確認して、お互いに納得がいかなければ修理をキャンセルして、被害を最小限に留めることができます。
エアコンを早く直してもらいた気持ちもありますが、現場見積の際はいったん落ち着いて、以下の内容をしっかりと確認していってください。
項目 | チェック内容 |
見積書 | ・見積書を書面発行してくれるか? |
修理料金 | ・相場より高すぎないか? |
修理方法 | ・修理方法に納得したか? |
その他 | ・キャンセル料はいくらか? ・説明は明瞭で丁寧か? ・修理できなかった場合どうなるのか? |
見積書を発行してくれるか?
エアコン修理の現場見積は、「だいたい〇~○万円ぐらいになりそうです。」という感じの口頭見積で行われることがよくあります。
ただ、口頭見積もりの場合、お互いに悪意がなくても些細な記憶違いなどが原因でトラブルにつながってしまう可能性がありますので、書面の見積書を発行してもらいましょう。
個人の修理業社さんの場合、これまで口頭見積しかしてこなかったというような場合もありますので、そういった場合は口頭見積の内容をメモしておくだけでも大分安心感が変わってきます。
修理料金が相場より高すぎないか?
次に見積書に記載されている修理料金が相場よりも高すぎないかどうか確認していきます。
エアコンは真夏日に壊れてしまうことが多く、修理も混み合っているため、その他の季節よりも修理代金が高くなってしまうこともあるのですが、あまりにも高すぎる場合は修理をキャンセルすることも考えていったほうがいい場合もあります。
以下に、メーカーサポートを利用した場合の修理代金の相場を記載しておきますので、参考にしてみてください。
メーカーサポートの修理料金の相場
※2020/09/22時点
故障原因 | 修理料金 (出張費、点検料など含む) |
制御基板 (室外機) | 11,000~ 36,000円 |
ファンモーター (室外機) | 11,000~ 36,000円 |
冷媒ガス漏れ | 13,800~ 67,000円 |
マイコン (室内機) | 11,000~ 36,000円 |
ファンモーター (室内機) | 11,000~ 36,000円 |
冷媒回路 (溶接を伴わない場合) | 11,000~ 27,000円 |
冷媒回路 (溶接を伴う場合) | 80,000~ 167,000円 |
水漏れ | 7,000~ 37,800円 |
ルーバー (室内機) | 5,800~ 20,000円 |
前面パネル (室内機) | 8,800~ 32,000円 |
リモコン | 5,000~ 32,000円 |
自動掃除 | 7,000~ 26,000円 |
修理方法に納得したか?
エアコン修理は、原因毎に修理方法が変わってくるため、それに伴って作業内容や修理代金、修理完了までの時間が変わってくることになります。
例えば、修理に部品交換が必要となるようなケースだと、部品問屋から交換部品の取り寄せるために1~2週間かかってしまうこともあるため、エアコンが再び使えるようになるのはかなり遅くなってしまう可能性もあったりします。
また、エアコン修理は単純に故障した部分を直すという方法以外にも、エアコンを新しいものに取り換えてしまうという方法も修理手段の一つとなっています。
エアコンを修理するほうがいいのか、取り返したほうがいいのかということについては、故障の程度や設置年数、パーツ交換の有無、修理完了までにかかる日数などによって変わってくることになってきます。
仮に設置されてから既に10年近く経過していて、修理には部品交換が必要なのだけれど、すぐにでもエアコンを使えるようにしてほしいというような場合は、若干費用はかかってしまうかもしれませんが、エアコンを新しいものに交換してもらったほうが、すぐにエアコンが使えるようになりますし、今後のエアコン故障のリスクも減ることにもなったりします。
ですが、なるべく費用を抑えて修理をしたいという場合は、時間はかかってしまいますがパーツが届くのを待って、部品の交換修理にとどめてもらったほうがいいというケースもあります。
業社の人は経験から一番オススメの方法を提案してくれることが多いのですが、それが自分自身の望んているものと違う場合があります。
修理方法に要望がある場合は現場見積もりの段階できちんと業社の人に伝えておくことが重要です。
キャンセル料はいくらか?
エアコン修理はサービスマンが現地に派遣されてその場で修理を行われる出張修理となっています。
その出張修理の見積もり項目は一般的に以下のような内容となっています。
項目 | 金額 | 備考 |
出張点検料 | 3000~ 5000円 | 現場見積後の 修理キャンセル時 も費用発生 |
部品代 | 修理内容に よって異なる | 交換部品が ない場合は不要 |
技術料 | 修理内容に よって異なる |
ここで気をつけておきたいのは、現場見積もり後の修理キャンセル時に出張点検料などのキャンセル料が発生するということです。
この出張修理のキャンセル料はメーカーサポートなどに修理を依頼しても発生する料金となっていて、修理で混み合っている時期にサービスマンに来てもらって、故障原因究明やエアコン点検をしてもらったことに対する料金と考えると理解しやすいと思います。
エアコン修理の場合、早く修理してもらいたいので現場見積もり後に修理をキャンセルするというケースはほとんどありませんが、先程までにお話したように、業社の人と折り合いがつかないという場合も出てきたりします。
修理をするかどうかを決めるのはお客さん側となりますので、キャンセルしたいと感じたのであれば遠慮せず業社の人にその旨を伝え、キャンセル料を支払ってスッキリこの話を流してしまいましょう。
説明は明瞭で丁寧か?
これまでの経験として、説明が明瞭で丁寧な業社は良心的な業社の共通点と言えます。
エアコン修理は故障の原因が多岐にわたるため、原因の特定から最適な修理方法を見つけだすには、かなりの経験とノウハウが必要となります。
原因と最適な修理方法が分かっている場合は、詳細な見積もりが作れますし、説明も明確、質問にも的確に答えられますので、説明を受ける側からの印象としては「丁寧に説明してくれている」と感じることになります。
逆に、質問をしても答えてくれなかったり、曖昧な答えしかしてくれないというような場合、もしかしたら故障の原因をちゃんと把握できていなかったり、最適な修理方法を思いついていないからそういった受け答えしかできないという事も考えられます。
印象というのは非常に大切な要素で、「あれっ?ちょっとこれは・・・」と感じた場合は注意が必要です。
トラブルを避けるためには、少々キャンセル料がかかったとしてもその場で修理をキャンセルしたほうが安心です。
修理できなかった場合どうなるのか?
万が一、エアコン修理ができなかった場合どうなるのかということについても、現場見積もりの段階で確認しておきましょう。
修理できなかった場合の対応は業社によって以下のように変わってきます。
- 修理できなくても料金がかかってしまう
- 修理できなかった場合、修理費用はかからない など
これは単純に修理に失敗したというケースだけではなく、エアコンを本格的に分解してみると修理が不可能なレベルの故障だったというケースも含まれます。
ここまで、現場見積もりの段階で事前に聞いておいたほうがいいことをお話してきましたが、こういった部分まで聞いておくと、安心して修理を依頼していくことができますので、是非参考にしてみてください。
【STEP3】エアコン修理を進めてもらう
現場見積の内容で納得ができた場合、そのままエアコン修理に取り掛かってもらうことになります。
一般的なエアコン故障(ガス漏れ、水漏れ、基盤交換など)の場合は、その日のうちに修理が完了してエアコンがまた使えるようになります。
ただし、部品をメーカーから取り寄せなければならない場合は部品が届いてからの修理になりますし、溶接を伴う修理が必用な場合はエアコンの持ち帰り修理などになることもあります。
ただし、基本的には現場見積の段階で、どういった修理内容になるか、修理代金はいくらぐらいになるか、修理完了までどれぐらいの納期が必要となるかなど分かっていることになりますので、その時の合意内容に基づいて作業を進めていってもらうことになります。
【STEP4】修理代金を支払う
エアコン修理が完了したら、修理代金の支払っていきます。
メーカーサポートを利用してエアコンを修理した場合、支払い方法はメーカーサポートによって変わってきます。
- 後日、支払書を使って現金払い(コンビニや金融機関など)
- 修理完了後、その場で現金またはクレジットカード払い(一部のメーカーサポートのみ)
一般的には支払書を使って後日払いの場合が多く、エアコン修理から2~3週間後に郵送で支払書が送られてきます。
その支払書の支払期限は支払書が到着する月の月末になっていることが多いですので、実際に修理代金を支払うのはエアコン修理をしてもらってから1~2ヶ月後となり、具体的な支払い方法は金融機関やコンビニなどで現金一括払いという形となります。
メーカーサポートの有償修理(保証切れ)のデメリットは、現金一括払いが基本となっているため、修理代金が少し高くなってしまった時は支払いができるかどうか不安に感じてしまう点です。
それに対して、一般のエアコン修理業者の多くはクレジットカード払いに対応している事がほとんどで、クレジットカード側で分割払いやリボ払いに変更することもできたりします。
エアコンは突然壊れてしまうものなので、こういったクレジットカードの分割払いの仕組みを利用してエアコン修理をしてもらう方法も選択肢の一つに考えておくのがいいのではないかと思います。
エアコン修理の料金相場
故障したエアコンを修理してもらうためには、一体いくらぐらいの費用がかかるのでしょうか?
各メーカーがホームページなどでメーカーサポート利用時の修理金額を公開していますので、参考にしてみてください。
DAIKIN(ダイキン)
※2020年9月時点の調査内容
室外機制御基板 | 13,800~ 27,000円 |
室外機ファンモーター | 15,800~ 28,000円 |
冷媒ガス漏れ | 13,800~ 27,000円 |
室内機マイコン | 13,800~ 27,000円 |
室内機ファンモーター | 27,800~ 33,000円 |
冷媒回路 | 17,800~ 100,000円 |
リモコン | 2,000~ 10,000円 |
水漏れ | 27,800~ 37,800円 |
室内機ルーバー | 5,800~ 19,000円 |
室内機前面パネル | 8,800~ 32,000円 |
※修理費用(技術料、部品代、出張料含む)は税抜、目安です。
※修理時間は故障の程度やスタッフの熟練度によって変わってきます。場合によっては、エアコンを取外して持ち帰っての修理が必要な場合もあります。
※修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
>>製品別の修理目安金額|DAIKIN
HITACHI(日立、白くまくん)
※2020年9月時点の調査内容
室外機制御基板 | 13,500~ 33,500円 |
冷媒ガスチャージ | 28,500~ 30,500円 |
室内機マイコン | 13,500~ 33,500円 |
室内機ファンモーター | 18,500円~ 28,500円 |
冷媒回路 | 38,500円~ 84,500円 |
リモコン | 13,000円前後 |
※修理費用(技術料、部品代、出張料含む)は税抜、目安です。
※修理時間は故障の程度やスタッフの熟練度によって変わってきます。場合によっては、エアコンを取外して持ち帰っての修理が必要な場合もあります。
※修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
>>修理料金の目安一覧表|HITACHI
MITSUBISHI(三菱、霧ヶ峰)
※2020年9月時点の調査内容
室外機制御基板 | 11,000~ 36,000円 |
室外機ファンモーター | 11,000~ 36,000円 |
冷媒ガス漏れ | 27,000~ 67,000円 |
室内機マイコン | 11,000~ 36,000円 |
室内機ファンモーター | 11,000~ 36,000円 |
冷媒回路 | 11,000~ 167,000円 |
リモコン | 11,000~ 29,000円 |
水漏れ | 7,000~ 25,000円 |
ドレンホース (室内機ボコボコ音) | 7,000~ 13,000円 |
取扱説明・点検修理 | 5,000~ 8,000円 |
見積診断 | 4,500円 |
※修理費用(技術料、部品代、出張料含む)は税抜、目安です。
※修理時間は故障の程度やスタッフの熟練度によって変わってきます。場合によっては、エアコンを取外して持ち帰っての修理が必要な場合もあります。
※修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
>>修理料金の目安<ルームエアコン|三菱電機
TOSHIBA(東芝)
※2020年9月時点の調査内容
室外機制御基板 | 24,000~ 36,000円 |
室外機ファンモーター | 20,000~ 33,000円 |
冷媒ガス漏れ | 61,000~ 110,000円 |
室内機マイコン | 21,000~ 32,000円 |
室内機ファンモーター | 19,000~ 32,000円 |
冷媒回路 | 12,000~ 110,000円 |
リモコン | 5,000~ 32,000円 |
水漏れ | 10,000~ 16,000円 |
室内機ルーバー | 7,000~ 22,000円 |
自動掃除 | 7,000~ 26,000円 |
※修理費用(技術料、部品代、出張料含む)は税抜、目安です。
※修理時間は故障の程度やスタッフの熟練度によって変わってきます。場合によっては、エアコンを取外して持ち帰っての修理が必要な場合もあります。
※修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
>>ルームエアコン 出張料金概算料金表|TOSHIBA
Panasonic(パナソニック)
修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
>>修理料金について|Panasonic
SHARP(シャープ)
※2020年9月時点の調査内容
室外機制御基板 | 15,000~ 30,000円 |
室外機ファンモーター | 15,000~ 25,000円 |
冷媒ガス漏れ | 50,000~ 75,000円 |
室内機マイコン | 15,000~ 30,000円 |
室内機ファンモーター | 15,000~ 25,000円 |
冷媒回路 | 50,000~ 75,000円 |
リモコン | 10,000~ 15,000円 |
水漏れ | 15,000~ 30,000円 |
室内機ルーバー | 15,000~ 20,000円 |
自動掃除 | 15,000~20,000円 |
※修理費用(技術料、部品代、出張料含む)は税抜、目安です。
※修理時間は故障の程度やスタッフの熟練度によって変わってきます。場合によっては、エアコンを取外して持ち帰っての修理が必要な場合もあります。
※修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
>>エアコン 出張修理概算料金|SHARP
FUJITSU(富士通)
修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
>>故障診断エアコン|FUJITSU
CORONA(コロナ)
修理費用の詳細については、下記のサービスセンターに直接問い合わせる必要があります。
>>修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先|CORONA
修理業者の選び方のポイント
初めてのエアコン故障の場合、どの修理業者に依頼すればいいのかわからないのではないかと思います。
エアコン修理は保証の有無や故障の原因、どういった方法で修理してもらいたいかなどによって依頼先が変わってきますので、そのあたりのことについて詳しくお話していきます。
結局どこに頼めばいいのか?
各エアコン修理業社のサービス内容を表にまとめてみると、修理を依頼する人の状況によってベストな依頼先が変わってくることがわかります。
- メーカー保証を使って修理したい人 → メーカーサポート
- 販売店保証を使って修理したい人 → 購入元の販売店
- 日頃からお世話になっている電気屋さんがある人 → 地元の電気屋さん
- なるべく早くエアコンを修理してもらいたい人 → エアコン修理の専門業者
メーカー サポート | 購入元の 販売店 | 地元の 電気屋さん | エアコン修理 の専門業社 | |
対応の 早さ | △ | △ | ○ | ◎ |
保証修理 (無料) | ◎ | ◎ | ○ | ✕ |
修理料金 (有償) | △ | △ | ◎ | ○ |
安心 信頼度 | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
修理方法 の柔軟性 | △ | △ | ◎ | ○ |
対応 エリア | ◎ | ○ | △ | ◎ |
こんな人に おすすめ | メーカー保証 を使って修理 したい人 | 販売店保証 を使って修理 したい人 | 日頃からお世話 になっている 電気屋さんが ある人 | なるべく早く エアコンを修理 してもらいたい人 |
選び方のポイント5つ
エアコン修理業社を選ぶ時、気をつけたいポイントがいくつかありますので、順番に説明していきます。
- 対応の速さ
- 保証の有無
- 安心信頼度
- 修理方法の柔軟性
1.対応の速さ
エアコンは熱帯夜が続くような真夏日に集中して壊れる傾向があり、そういった時期は修理依頼が立て込んでしまっています。
特に夏場の繁忙期のメーカーサポート修理は、予約の取れる日が2~3週間後になってしまうこともよくあります。
時期 | 修理の 混雑具合 |
1~2月 | 少し混雑 |
3~5月 | 余裕あり |
6~8月 | 超混雑 |
9~10月 | 余裕あり |
11~12月 | 少し混雑 |
その他の業社も夏場は予約が空いているという状況ではないのですが、メーカーサポートのように保証を使った修理が入ってこない分、修理予約が取りやすい傾向があります。
エアコン修理の専門業者などは対応の早さを売りにしているところもありますので、まずはそういったところに問合せをしてみるのがいいのではないかと思います。
また、この他に急なキャンセルによる空き時間ができたりして、早く修理に来てもらえるようになるケースもよくあります。
例えば、問合せの段階で、「なるべく早く来てくれる業社に修理を依頼しようと思っている。」ということを伝えておけば、時間に空きができた段階で業者の方から折り返し電話をくれたりします。
夏場のエアコン修理はいつ修理してもらうことができるかということが一番のネックになりますので、早く修理してもらうためには2~3件は業社に問合せていく必要があるでしょう。
2.保証の有無
エアコンにはメーカー保証(1年)と販売店保証(数年)が付いていることがあります。
保証期間内に故障してしまった場合、メーカー保証の場合はメーカーの負担で、販売店保証の場合は販売店の負担でエアコンを修理してもらうことができます。
保証の種類 | 費用の負担 | 修理の依頼先 | サービスマン の派遣元 |
メーカー保証 | メーカー | メーカー または 購入元販売店 | メーカーサポート |
販売店保証 | 購入元販売店 | 購入元販売店 | メーカーサポート |
ここで一つ注意点があります。
保証を使ってエアコン修理をしてもらう場合、修理の依頼は必ず保証書に記載されている連絡先に行うようにしてください。
勝手に別の修理業者にエアコン修理を依頼してしまった場合、修理費用が自己負担となってしまうことがありますので、注意が必要です。
なお、どちらの保証を使った場合も、メーカーサポート(各メーカー専属の修理業者)からサービスマンが現場(自宅など)に派遣されることがほとんどです。
修理を依頼する際は、保証書とエアコン購入時の領収書(レシート)があれば修理の話がスムーズに進みますので、それらを手元に準備してから連絡をしていくようにしましょう。
3.安心信頼度
最も安心してエアコン修理を依頼できるのは、メーカー専属の修理業者のメーカーサポートです。
メーカー専属で修理業務を行っているため、機種ごとの発生しやすい故障原因やその修理方法をしかりと把握していますし、サービスマンのお客様対応も比較的良い傾向があります。
そして、地元の電気屋さんにも安心してエアコン修理を任せることができます。
というのも、地元の電気屋さんは地域密着で仕事をしていて、お得意さんには手厚いサービスを提供している傾向があるからです。
特に自分のお店で買ってくれて、自分が取り付けたエアコンについては、故障したら少々忙しくても優先して駆けつけてくれますし、修理料金も良心的な値段になります。
ただし、その裏返しとして地元の電気屋さんは一見さんには少し厳しい面もあり、特に忙しい時期などは突然エアコン修理を依頼しても断られてしまうこともあったりします。
初めてのエアコン故障で日頃から付き合いのある電気屋さんがないという場合は、メーカーサポートか、エアコン修理を専門としている修理業者などに修理を依頼していくのがいいでしょう。
4.修理方法の柔軟性
あまりイメージが湧きにくいかもしれませんが、エアコン修理で意外に大切なのが修理方法にどれぐらい柔軟性があるかという点です。
というのも、エアコン修理は同じ故障原因に対しても複数の修理方法があるという場合がよくあり、どの修理方法を採用するかによって、最終的な修理代金やエアコンが直るまでの日数に差が出てきたりするからです。
例えば、メーカーサポートの場合、手短に、かつ確実に修理を完了することができるよう、少々修理料金が高くなってしまうとしても部品を丸ごと新しいものに取り替えていくという修理方法が基本となります。
これは夏場のメーカーサポートの修理依頼の混雑は半端なレベルではないため、サービスマンはできる限り効率よく修理をこなしていく必要があるからです。
それに対して、地元の電気屋さんの場合、電気屋さんの熟練度や性格などにもよりますが、基本的には詳細な原因特定を行い、最小の交換部品をできるだけ費用をかけない方法で修理していく事が多いです。
こうすることによって地元の電気屋さんは、自分のところで買ってくれたエアコンに対しては手厚いアフターフォローを行うことで、次の買い替えのときも自分のお店を選んでもらえるようになります。
エアコン修理業社は、メーカーサポートのように部品交換で最短修理というような対応もできますし、地元の電気屋さんのように細かな原因特定を行い、必要最小限の部品交換や作業内容で修理を行うということも可能です。
エアコン修理業社に修理を依頼する場合は、問合せの段階から「どのように修理してもらいたいか?」ということを業社に伝えておくことでスムーズに話を進めていくことができます。
この修理方法の柔軟性については、素人の人は意識することが少ないと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
エアコン修理でよくある質問
- どうして夏場は修理が混雑しているのですか?
- 事前にやっておくことはありますか?
- なるべく安くするにはどうしたらいいですか?
- 修理中は何をしていたらいいですか?
- 業者さんにお茶を出すべきですか?
- 自分でエアコンを修理することはできますか?
Q.どうして夏場は修理が混雑しているのですか?
エアコンは気温が高くなる時期に冷房として、気温が低くなる時期に暖房として使っていくことができる空調機器です。
このため基本的にはエアコンを使わない春や秋はエアコンの電源を入れることがないため故障も発生せず、エアコン修理はほとんどないような状況です。
また、冬場の場合はエアコン以外の暖房器具がたくさんあるため、エアコンを使わない人もいたりします。
これに対して、夏場はエアコン以外に部屋を冷やすことができる空調機器がないため、エアコンを使用する人が一気に増え、そのうちの一定数はエアコン故障することになり、夏場は他の季節と比べ物にならないほどエアコン修理を必要とする人の数が増えるきせつとなります。
ただ、エアコン修理に携わっている人の数には限りがあるため、結果的に夏場はエアコン修理がとても混雑してしまうという状態となっています。
特に、保証を使った修理(メーカーのお客様センターから申し込まれた修理依頼、量販店などから申し込まれた修理依頼など)はほとんどすべてメーカーサポートが対応することとなっているため、メーカーサポートに修理を依頼してしまうと2~3週間ぐらいは修理を待たされてしまいます。
このような理由から、夏場にできるだけ早くエアコンを修理してもらいたいという場合は、メーカーサポート以外にも2~3件は業社に問合せをしてみて、一番早く来てくれる業者を見つける努力をする必要があります。
Q.事前にやっておくことはありますか?
エアコンや配管から半径1mくらいに置いてるものは別の場所に移動するなどして片付けておきましょう。
事前に片付けをしていなくても業者さんが到着してから片付けてくれますが、その分、作業時間が長くなってしまいます。
エアコン修理で何時間も家にいるのは大変ですし、作業時間の短縮のためにもすぐに作業に取りかかれるようにエアコンの周りをきれいにしておくのがおすすめです。
Q.なるべく安くするにはどうしたらいいですか?
エアコン修理の特徴は、サービスマンが現地に派遣されてその場で修理を行う訪問修理が基本となっている点です。
修理費用を安く抑えるためには相見積もりをするのが一般的ですが、エアコン修理の場合は故障原因の特定をしてからでないと正確な見積もりを出すことができません。
サービスマンに現場に来てもらって見積をしてもらうことも可能ですが、現場見積後、修理をキャンセルした場合は出張点検料(約3000~5000円)などが必要になってきますので、相見積もりを取ることは難しいのが実際です。
修理費用をなるべく抑えるためのポイントは、修理を依頼する段階からあらかじめ予算を伝えておくことになります。
そういった情報を事前に伝えておくことによって、予算内で修理できそうか事前問合せの段階である程度回答してもらえることができますし、修理以外の代替案を提案してもらえることもあります。
以下にメーカーサポートの修理費用の相場をまとめておきますので、問合せの際の参考にしてみてください。
メーカーサポートの修理料金の相場
※2020/09/22時点
故障原因 | 修理料金 (出張費、点検料など含む) |
制御基板 (室外機) | 11,000~ 36,000円 |
ファンモーター (室外機) | 11,000~ 36,000円 |
冷媒ガス漏れ | 13,800~ 67,000円 |
マイコン (室内機) | 11,000~ 36,000円 |
ファンモーター (室内機) | 11,000~ 36,000円 |
冷媒回路 (溶接を伴わない場合) | 11,000~ 27,000円 |
冷媒回路 (溶接を伴う場合) | 80,000~ 167,000円 |
水漏れ | 7,000~ 37,800円 |
ルーバー (室内機) | 5,800~ 20,000円 |
前面パネル (室内機) | 8,800~ 32,000円 |
リモコン | 5,000~ 32,000円 |
自動掃除 | 7,000~ 26,000円 |
Q.修理中は何をしていたらいいですか?
基本的にはこちらで何かをしなければならないということはありません。
現場見積後の説明が終わると、そのまま修理作業が始まり、何事もなければ修理完了まで待っているだけとなります。
作業中はずーっとエアコン修理しているところを見ている必要はありませんが、稀にサービスマンの方から修理のことについて話しかけられることもありますので、隣の部屋など修理現場の近くにいるようにしておきましょう。
Q.業者さんにお茶を出すべきですか?
基本的には不要です。
業者側の気持ちとして、夏場はお茶を飲んで休憩したいという気持ちより、早く修理を終わらて次の仕事に行かなければというプレッシャーのほうが大きいからです。
作業が終わって業社さんが帰るタイミングで「おつかれさまでした」と未開封のペットボトルを渡してもらえたりすると嬉しかったりしますので、参考にしてみてください。
Q.自分でエアコンを修理することはできますか?
できないことはないですが、あまりオススメはしません。
エアコンを修理するためには本体カバーを取り外したりする必要があるのですが、カバーの内部は電気が流れている配線などが露出していたりして、誤って感電してしまったりする可能性があります。
また、修理に必要となる専用工具は高価ですし、素人の場合、交換部品を問屋さんで売ってもらうことができませんので、自分でエアコン修理をするのは難しいのが実際です。
Q.どこにエアコンの修理を頼めばいいですか?
基本的には、各種保証を使って修理する場合は「メーカーサポート(販売店)」に依頼していきましょう。
保証切れの有償修理の場合については、できるだけ早く修理をしてもらいたいのであれば、初期対応の速さが特徴の「電気の工事屋さん」、口コミや評判、修理料金が最優先の場合は、自分で修理業社を選べる「くらしのマーケット」などがオススメとなります。
ただし、夏場はどの業社も予約が取りにくい状況になっていますので、まずは2~3件問合せてみることからはじめていくのがいいでしょう。
エアコン修理業者の特徴と連絡先一覧
※横にスライドできます
エアコン 修理業者 | こんな人に おすすめ | 対応の 早さ | 金額 | 作業内容 対応力 | 実績 安心感 | 対応地域 |
【メーカーサポート】 | 各種保証を使って 修理したい人 | △ 夏場混雑 | △ 有償修理 は割高 | ○ 修理全般 | ◎ メーカー 専属業社 | ◎ 全国 |
できるだけ早く エアコンを修理 してもらいたい人 | ◎ 最短30分 | ○ 価格は 一般的 | ◎ 修理と 取付取替 | ○ 施工実績 多数 | ◎ 全国 | |
口コミで 地元の業者を 選びたい人 | ○ 業社による | ◎ 割安な業社を 探せる | ○ 一部修理と 取付取替 | ○ 口コミで 選べる | ◎ 地元業社 |
問い合わせで役立つ参考例文
業社にエアコン修理の問い合わせをする際、電話の場合は何をどうやって話せばいいのか、WEBフォームの場合はどのような文章で問合せしていけばいいのか分からず困ってしまう人もいるのではないかと思います。
以下にエアコン修理の問合せで役立つ参考例文を載せておきますので、ご自身の状況に合わせて書き換えて使ってみてください。
エアコン修理の問合せです。 先日、エアコンが故障して使えなくなってしまいました。 修理をしてもらいたいと考えているのですが、以下の内容で修理可能かご回答いただけますでしょうか。
- 故障症状;電源は入るが、冷房運転中に冷たい風が出てこない
- 予算;1~2万円
- 納期;1週間以内
- メーカー名;Fujitsu
- 機種名;AS-221JB8
- 製造年;2011年
- 室内機の設置場所;1階の部屋
- 室外機の設置場所;1階の地上
なお、万が一、現場見積りの後に修理をキャンセルした場合は、キャンセル料など必要となりますでしょうか。
お手数をおかけしますが、ご回答お願いします。
なお、メーカー名や機種名、製造年などは室内機の本体下面に貼ってあるシールを見て記入していくといいでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。