【エアコンが効かない】冷媒ガス漏れの4つの原因と修理料金相場について

冷媒ガス漏れ
t.tamaki
T.T (Electrician)


スポンサーリンク

エアコンの室内機側の接続箇所

最近蒸し暑くなってきたので久々にエアコンをつけてみたものの、なんだか冷えが悪くなったみたいで全然部屋が涼しくならない・・・

クーラーは配管の中に充填されている冷媒ガスが漏れ出したりして、必要な量より少なくなると、冷えが悪くなってしまいます。

冷媒ガスが漏れたときの不具合の主な症状は、以下の通りです。

  • 一応は動いているが冷房が冷えない(暖房が暖まらない)
  • エラーコード表示(室内機ランプが点滅)で動かなくなる
    ↑機種によってはエラーコードが出ず動き続けるものもある
  • 室内機のアルミフィンや室外機の配管部に霜や氷が大量に付いている(露が付いているのは正常)

エアコンのガスチャージ料金の相場は1.5~2.5万円ですが、ガス漏れの原因によってはロウ付け修理が必要なケースもあり、その場合は修理費用が7~10万円になってしまうこともあります。

そこで今回は、エアコンやクーラーのガスが漏れてしまった場合に発生する不具合症状やガス漏れ故障の確認方法、ガス漏れの主な原因、修理する場合の費用相場などについて詳しく解説していきます。

エアコンが冷えないのは冷媒ガス漏れ以外の原因も考えられます。エアコンが効かなくなってしまった原因がガス漏れではなさそうな場合は、こちらの記事(エアコンの効きが悪くなってしまう原因と対処法)も参考にしてみてください。
スポンサーリンク

エアコンガス漏れの症状について

まずはじめに、エアコンが冷えない原因がガス漏れなのかどうか判断するための方法についてお話していきます。

エアコンは冷媒ガスというものを使って、室内の熱を室外に移動させることによって、エアコンから冷たい風を出すという仕組みで動いています。

基本的にはこのエアコンの内部に封入されている冷媒が漏れてなくなるということはありませんが、稀に配管の腐食や本体不良、取り付けミス等によって冷媒が漏れ出してしまうことがあります。

エアコン内部の冷媒が少なくなってくると、室内機から室外機に運び出せる熱の量が少なくなるため、冷媒ガスが抜けていくに従って部屋を冷やす能力がどんどん低下していきます。

エアコン内部の冷媒が完全になくなってしまうとエラーコード(室内機ランプの点滅など)が表示されてエアコンは動かなくなりますので、その場合は故障の原因は冷媒ガス漏れだということがすぐにわかります。

ですが、冷媒ガス漏れの量が中途半端に少ない状態だとエラーコードは出ないまま効きが悪くなるという感じになります。

そのような場合にエアコンが冷えない原因が冷媒漏れであるかどうかを判断する方法は以下の通りとなります。

【ガス漏れ症状1】配管に霜がつく

室外機の配管に露(つゆ、水滴)ではなく霜(霜、白色)がついている場合、冷媒が漏れている可能性があります。

エアコンガス漏れで配管に霜がつく

古い一定速タイプのエアコンの場合、冷媒ガスが漏れたらこの部分にかなり大きな氷ができたりしていましたが、最近のインバータータイプの場合やガス漏れ量が少なめの場合は、上記のように薄っすらと配管に霜がつく程度となることもあります。

【ガス漏れ症状2】配管接続部などがベタベタになっている

配管接続部が油でベトベト

エアコンのガス漏れが起こると、エアコン配管の接続部分あたりが油でベトベトになっていることがあります。

これはエアコン配管の中を流れている冷凍機油が冷媒ガスと一緒に出てきてしまっていることが原因となります。

配管の継ぎ手は室内機側と室外機側の2箇所がありますが、室外機側は簡単に目視することができますので、このあたりを一度確認してみるのがいいでしょう。

【ガス漏れ症状3】室内機の熱交換器が凍りつく

室内機フィルターの奥にあるアルミフィン熱交換器の一部だけが冷えて霜や氷が付いている場合は冷媒漏れを起こしている可能性があります。

このような症状が出ている場合は、ほぼほぼ冷媒漏れが原因であると確定して良いと思います。

ただし、上記のような症状が出るのは一昔前の一定速の圧縮機が使われているタイプで、最近のエアコンはインバータータイプの可変速圧縮機が使われていることが多いですので、冷媒ガスが漏れてもフィン全体に大量の氷が付着するというよりは薄っすらと一部に着氷するだけということも多くなってきています。

【ガス漏れ症状4】室内機から水が飛んでくる

エアコン吹出口からの水

エアコンの冷媒ガスが漏れてしまうと、室内機から水が漏れてくることがあります。

漏れてくる液体は配管の中に入っている冷媒や油ではなく、空気中の水分が凝縮してできた結露水となります。

冷媒ガスが少なくなると室内機の内部が局所的に異常冷却されるため、それに伴って水漏れが発生することがよくあります。

最近、エアコンの効きが悪いという症状と、こういった水漏れの症状を併発しているような場合は、冷媒ガスが漏れてしまっている可能性が高いでしょう。

温度計を使ってガス漏れの有無を確認する方法

どうやってエアコンのガス漏れなのかどうかを判断していくのかということについては、プロの場合は室内機のエラーコード表示に加えて、ゲージマニホールドという圧力計を使ってガス圧を測定するのが一般的です。

冷媒ガスの圧力を測定するゲージマニホールド

ですが、素人の場合はこのような専用工具を持っている人はいないと思います。

そこで、エアコンが正常に動いているかどうか簡易的に判断する方法として、エアコン室内機の吸込空気温度(室内機上部の温度)と吹出空気温度(室内機の吹出口から吐き出される風の温度)の差が正常範囲にあるかどうか確認するという方法があります。

具体的な温度の測定方法としては、写真左側ような温度計(ホームセンターで2000円ぐらいで購入できる、本体部とセンサー部の2箇所で温度を測定可能)を使ったり、写真右側のよう非接触タイプの温度計(約2000円)を使って測定するのがいいでしょう。

冷媒ガス補充で使った温度計

エアコンの吸込み温度を測定

正常時のエアコンの吸込みと吹出しの温度差

  • 冷房の場合;8~13℃
  • 暖房の場合;16~23℃

エラーコードが出ていないにもかかわらず、上記の温度差が8℃以下(冷房の場合)しかない場合はエアコンガス漏れである可能性が高いと考えていいと思います。

このようにエアコンの吸込温度と吹出温度を測定し、その温度差が小さければエアコンの冷媒漏れが原因だとざっくりと判断できるでしょう。

次のページでは、エアコンの冷媒ガス漏れの主な原因と修理費用の相場についてお話していきます。

スポンサーリンク


タイトルとURLをコピーしました