「東芝のハウジングマルチエアコンの修理ができない…」 そんなお困りの声が、当サイトの問い合わせフォームに届きました。 今回は、東芝のエアコンの修理を断られてしまう理由と、その対処法についてエアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
お問い合わせ内容
- 件名; エアコンが不調です。助けてください。
- 内容;
大阪府在住の〇〇といいます。
メーカーのサービス窓口では一般人には教えられないと断られましたのでこちらに来ました。
東芝HAS-TC322F1はすでにすでに部品がほとんど無い状態で修理出ない可能性が高いとのことで、その場合でも一万円近い費用がかかるそうです。
エラーコードが分かれば故障部品が推測出来ると思われるので、リモコンを点検モードに切り替える方法を教えてほしいと伝えましたが業者にしか教えられないと断られました。
部品があるか、なくても対処方法があれば修理を依頼したいと考えてます。
点検モードに切り替える方法を教えて頂けませんでしょうか。
taichanからの回答
お気持ち、とてもよく分かります。長年使い慣れたエアコンが故障し、修理したくてもできないと言われるのは、本当に辛いことですよね。セカンドオピニオンとしてお問合せの内容について、お話します。
点検モードへの切り替えについて
メーカーが点検モードへの切り替え方法を公開していないのは、誤った操作によるさらなる故障や感電などの事故を防ぐためです。エアコンの内部には高電圧部品があり、専門知識なしに触れることは大変危険です。
東芝のハウジングマルチエアコンは、ユーザーがエラーコードを読み取ることを前提としていない製品となります。
修理の可能性について
HAS-TC322F1(ハウジングマルチエアコン)は20年近く前の機種とのこと、残念ながら修理の可能性は低いと言わざるを得ません。
- 部品の入手:
20年も前の古い機種のため、必要な部品の在庫がない可能性が高く、入手は非常に困難です。修理業者でも部品の在庫がない場合は、修理ができません。 - 故障状況:
長年の使用により、複数の部品が劣化している可能性があります。修理できたとしても、すぐに別の箇所が故障する可能性も考えられます。
修理依頼時の注意点
それでも修理を試みたい場合は、以下の点に注意しましょう。
- ハウジングマルチエアコンを取り扱っている業者に問い合わせる:
今お使いのハウジングマルチエアコンは、一般的なルームエアコンと少し異なるカテゴリとなり、どちらかというと業務用エアコンに近い機種となります。一般的な家電量販店や街の電気屋さんなどでは取り扱いもありませんので、ハウジングマルチエアコンを取り扱っている業者さんを探して問合せしてみましょう。 - 修理費用と買い替え費用の比較:
修理費用が高額になる場合は、買い替えも検討しましょう。新しいエアコンは省エネ性能が高く、電気代の節約にもつながります。
東芝は2012年頃にハウジングマルチエアコンから撤退しておりますので、対応できる業者も少ないのが現状です。
専門家としてのアドバイス
20年近く前の機種の場合、修理よりも買い替えを検討することをおすすめします。修理費用が高額になる可能性があり、修理できたとしても、またすぐに別の箇所が故障する可能性も考えられます。新しいエアコンは省エネ性能が高く、快適な環境を提供してくれるだけでなく、電気代の節約にもつながります。
最近はルームエアコンでも広いお部屋の冷暖房ができる機種も増えてきています。エアコンは10~15年で買い替えを検討する住宅設備となりますので、メンテナンスコストや故障時の対応のしやすさなども考えると、ルームエアコンに更新するのも一つの手です。ただし、電気工事なども必要になりますので、更新費用はそれなりに必要です。一度、エアコンを維持していくためにかかるライフコストの面も含めて検討してみてください。
修理がうまくいかない場合の対処法について、他の相談事例も見てみましょう。
無料相談Q&Aアンケート
このQ&Aは解決のヒントになりましたか?
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせください。(例:改善点、分かりにくかった点など)