日立エアコンが突然冷えなくなる…サーミスタが原因か？対処法をプロが解説｜無料相談Q&A

「日立エアコンをずっとつけっぱなしにしていると突然冷えなくなってしまう…」そんなお困りの声が、当サイトの問い合わせフォームに届きました。今回は、日立エアコンが冷えなくなる原因と、その対処法についてエアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。

taichan

同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

お問い合わせ内容

件名;
室外機OHサーミスタ異常
内容;
日立のras-x56h2を5年半使っています！
8月半ばに突然冷風が出なくなりいろいろ調べて室外機ohサーミスタが1.1kΩ(120℃)になっていたためサーミスタを外してコンプレッサーが動く事を確認し、連続運転ができないためサーミスタを元に戻し正常に運転してきました！ですが今月に入り先週11日と本日のほぼ同じ時間の１０時前ごろ同じ症状が発生しました！先週は最初と同じようにサーミスタを外し、運転、サーミスタ復旧で運転を続けましたが今日は試しに暖房に切替て数分運転後停止し冷房に切り替えたら正常に動き出しました！全てに共通してるのは気温が高く(今日はリモコンの外気温表示35℃)なっている事くらいです！なぜこのような間隔で異常となるのか予想がつきません！エアコンはほぼ毎日朝5:00から25:00までつけっぱなしです！サーミスタ異常なのかコンプレッサーに問題があるのか他に原因があるのかアドバイスいただけませんでしょうか？当方第二種電気工事士資格は所有しています。

taichanからの回答

taichan

日立のエアコンが突然冷えなくなってしまうと困りますよね。お問合せ頂いた内容から、考えられることについてお話します。

考えられる原因と対処法

エアコンが特定の条件下で冷房を停止する原因はいくつか考えられます。

保護装置の作動
エアコンには、コンプレッサーや他の部品を保護するために、様々な保護装置が備わっています。高温下で長時間運転していると、これらの保護装置が作動し、エアコンの運転を停止させることがあります。特に暑い時期のみエアコンが停止する場合は、保護装置が作動している可能性があります。直射日光を遮ったり、風周りのショートサーキットがないかなどご確認ください。
自動フィルター掃除機能
エアコンによっては、一定時間運転すると自動でフィルター掃除を行う機能が搭載されている場合があります。この機能が作動すると、一時的にエアコンの運転が停止することがあります。お使いのエアコンが24時間連続運転後に停止する場合は、この機能が原因である可能性があります。取扱説明書を確認し、自動フィルター掃除機能の有無や設定を確認してみてください。
サーミスタの故障
OHサーミスタは、室外機の温度を検知し、コンプレッサーの運転を制御する部品です。サーミスタが故障すると、誤った温度情報を送り、コンプレッサーが停止することがあります。しかし、サーミスタが正常に動作しているかどうかの判断は、メーカーからサーミスタの仕様書を入手し、抵抗値を確認する必要があります。
その他の原因
上記以外にも、以下のような原因が考えられます。
- 冷媒漏れ
- 基盤故障
- 圧縮機故障など

taichan

ちゃんと動いているときは圧縮機が動いてエアコンも冷えている様子ですので、圧縮機の故障の可能性は低いのではないかと考えられます。