富士通エアコンの故障修理

【富士通】エアコンのリモコンが効かない原因と対処法


富士通のエアコンがつかない富士通製エアコンのリモコンが急に効かなくなってしまう主な原因は、電池切れやリモコン本体の故障、エアコン本体側のリモコン受光部の故障などが考えられます。

ちょっとした不具合が原因であれば、ご家庭でも対処できることもよくあります。

今回は、富士通製エアコンのリモコンが反応しなくなる原因と対処法について詳しくお話していきます。

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プロフィール

この記事の監修者「taichan」


エアコン修理の実務経験が豊富な元メーカー勤務のエンジニア。保有資格は、第三種電気主任技術者、第一種電気工事士、第一種冷凍機械責任者など。


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はじめに確認しておきたい3つのポイント

まずはじめに、リモコン故障を疑う前に確認しておきたいことについてお話していきます。

【確認1】電池切れではありませんか?

富士通エアコンの電池が切れている

リモコンが反応しなくなる一番多い原因は電池切れで、リモコンに使う電池の寿命はおおよそ一年間が目安となります。

最近、リモコンの操作をしたりすると液晶画面が一瞬薄くなったりしてきていたという場合や、リモコンをエアコンに近づけて操作しないと反応しなくなってきたという場合は、電池切れの可能性が高いでしょう。

【確認2】リモコンが誤作動を起こしていませんか?

電池切れの状態でリモコン操作をしていた場合、リモコンの動作電圧が低くなってリモコン内部の回路が誤動作している可能性があります。

この誤動作は電池交換だけでは復旧しないこともあるため、電池交換した場合は以下の手順でリモコン本体のリセットを行ってみましょう。

リモコンのリセット手順

  1. 電池を抜く
  2. 電池を抜いたまま1分間放置する
    (またはリモコンのいずれかのボタンを15秒長押しする)
  3. 電池を入れ直す

リセット作業後、もう一度リモコンの動作確認を行い、正常に動くようであれば今回の不具合はリモコンの誤作動だったということになります。

リモコン本体の故障確認方法

リモコンが反応しなくなった場合、リモコンが故障したのか、それともエアコン本体が壊れたから反応しなくなったのか、その原因を突き止めないといけません。

リモコンはボタンを押すと、リモコンの先端にある赤外線ランプ(赤外線という肉眼では見えない波長の光を発するランプ)が点滅する仕組みで動いていますので、デジカメやスマホのカメラを使ってちゃんと赤外線が出ているかどうか確認してみましょう。

エアコンのリモコン故障の赤外線を確認

エアコンのリモコン故障の赤外線をスマホで確認

リモコンが正常に動いていたら、このようにリモコンの先端の発光部が赤くピカピカと点滅している様子が確認できます。

もし、リモコンのボタンを押してもその光が出ていないのであれば、リモコンが故障しているということが分かります。

稀に、特定のボタンだけ故障していて赤外線の光が出ていないということがありますので、全てのボタンで赤外線が出ているかどうか確認してください。

iPhoneの背面カメラ(通常の写真撮影で使う側)は赤外線が映らない物が使われています。正面ディスプレイ側についているインカメラは赤外線が写りますので、そちらに切り替えて確認してみてください。

この他にも、リモコンが正常に作動している場合、AMラジオを使って、そのリモコンから漏れ出るノイズを聞くことが出来ます。

AMラジオを使ってリモコン動作を確認

AMラジオを使ったリモコン動作の具体的な方法はこちら。

  1. ラジオのスイッチをAMに合わせる
  2. ダイヤルを回して放送の無い周波数に合わせる
  3. 音量を大き目にする
  4. リモコンをラジオに近づけ、リモコンのボタンを押す
  5. 「ジッ、ジッ、ジッ」とか「ガッ、ガッ、ガッ」というような雑音が聞こえるか確認する(結構大きな音がします)

このパルス状の雑音が聞こえたら、リモコンは正常に動作している(反応している)ことが分かります。

リモコンが故障してしまった場合、同じ型番のリモコンを購入するか、家電量販店やホームセンターなどで売られている汎用リモコン(どのメーカーのエアコンにも使えるもの)を購入すれば再びエアコンが使えるようになります。

リモコンを使わずにエアコンを強制起動する方法

エアコンの応急運転スイッチ

富士通のエアコンには「応急運転ボタン(電源ボタン)」がついています。

室内機の前面パネルを開いたところについているこのボタンを押すことによって、応急運転を行うことができます。

  1. 前面パネルを開いたところにあるON/OFFスイッチを3秒間長押しする
  2. 応急運転が開始される
  3. 再度、ON/OFFスイッチを3秒間長押しする
  4. エアコンが停止する

富士通エアコンの応急運転は自動運転となるため、夏場の場合は冷房運転で、冬場の場合は暖房運転で起動することになります。

この応急運転でエアコンが正常に動いた場合、エアコンのメインとなる冷房や暖房機能は故障していないということを確認することができます。

強制起動ボタンを押したにもかかわらずエアコンが動き出さない場合、エアコンに何らかの異常が発生している可能性があります。

その場合は下記の記事を参考にエアコンを点検してみてください。

>>【故障か!?】富士通のエアコンがつかない原因と対処法まとめ

まとめ

富士通製のエアコンでリモコンが効かなくなった場合、まずは電池交換し、リモコンのリセット作業を行いましょう。

デジカメやスマホで赤外線の動作を確認した結果、リモコン本体が故障している場合はリモコンの買い替えが必要となります。

リモコンは正常にも関わらず、エアコンが反応しない場合はエアコン本体側の不具合(リモコン受光部の故障や誤作動など)が考えられます。

是非参考にしてみてください。

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