【エアコン故障】室内機のランプが点滅して動かない原因と対処法

【STEP4】エアコン故障箇所の特定

先程のSTEP3でお話した内容を確認しても、まだエアコンランプが点滅している場合、それは本格的にエアコンが故障してしまっている可能性があります。

まず、エアコン故障でよくある原因についてまとめて紹介していきますので、STEP2(3ページ目)で確認したエラーコードの内容を踏まえて読んでみてください。

【故障原因その1】制御基板の故障

エアコンの室外機が動かなくなる原因で多いのが、コンプレッサー(冷媒ガスを圧縮するパーツ)やファンモーター(室外機のファンを回すためのモーター)などを動かすための制御基板の故障です。

エアコン室外機の制御基板の故障

例えば、コンプレッサーを動かすための制御基板が壊れた場合、エアコンをONにしても冷媒ガスの圧力や温度が上がらないため、センサーがそれを察知して室外機を停止させます。

また、ファンモーターを動かすための制御基板が壊れた場合、エアコンをONにするとコンプレッサーは回るため冷媒の圧力や温度は上昇するものの、それを冷却するファンが回らないため、異常に配管温度が上がってしまい、それをセンサーが感知して室外機を停止させます。

このような故障の場合、センサーが以上を感知するため、エアコン本体にエラーコードが出る場合がほとんどで、室外機だけではなく室内機も停止します。

これが原因で室外機が停止している場合、制御基板の交換修理が必要となりますので、メーカーのサポートやエアコン修理業者に来てもらって、壊れた制御基板を修理してもらいましょう。

このような場合の修理費用の相場は2~3万円程度となることが多いようです。

本日(7/7)メーカー専属の補修サービスを受けました。原因ははっきりとはしませんが、故障箇所は室外機の基盤らしいです。基盤のどこかは分からないが、基盤ごと取替えになるとの事。料金は27,000円前後。(はっきりしない、後で請求書が来る)原因が不明なのがちょっと引っ掛かりますが、ま、仕方ないのでしょう。

引用)エアコン室外機が動かない|教えて!goo

【故障原因その2】ファンモーターの故障

先程の話の中にも出てきましたが、制御基板ではなくファンを回すためのモーターそのものが故障してしまってファンが回らず、室外機が動かなくなることもあります。

ファンモーターが故障する原因として多いのが、室外機の周りに物が置かれたりしていてファンが回りにくくなっていたり、またはファンに何か物が挟まってしまっていてファンが回らず、その結果モーターが熱を持ってしまって故障するというケースです。

その他にも、ファンモーターは室外機の電装品の中で一番低いい位置に設置されているため、水害などで室外機の半分ぐらいが水に浸かってしまったり、海から近いところに設置されている場合、ファンモーターの内部が錆びてしまって上手く回転できずに故障してしまうという事もあります。

エアコン室外機のファンモーターの故障

室外機のファンモーター故障の場合も、コンプレッサーは正常に稼働するが、ファンが回らず配管が異常に熱くなることをセンサーが感知して室外機を停止させるため、エラーコードが表示され、室外機とともに室内機も停止することがほとんどです。

ファンモーターの修理はメーカーサポートやエアコン修理業者に依頼する必要があり、費用の相場は1.5~2.5万円程度となります。

なお、ファンモーターに関してはDIY修理に挑戦している人もちらほらいますので、インターネットで「エアコン 室外機 ファンモーター修理」などと検索してみるといいでしょう。

【故障原因その3】四方弁の故障

エアコンは夏場の冷房運転と冬場の暖房運転では、配管の中を流れる冷媒の流れ方が異なります。

暖房と冷房の冷媒の流れを切り替える四方弁

出典)熱機関の効率(冷凍サイクル)|FNの高校物理

その冷媒の流れる向きを切り替えるために取り付けられているのが四方弁と呼ばれるパーツ(上記の図では可逆弁と書かれている)です。

この四方弁やその四方弁を動作させるための電磁コイルなどが故障し、四方弁が作動しなくなると、エアコン本体は暖房運転をしているつもりでも、実際の冷媒の流れは冷房運転になってしまっているため、吹出口からは冷たい風が出てきてしまうということがあります。

仮に四方弁本体が故障した場合、パーツを交換するためには室外機から冷媒を抜き取り、溶接でパーツの付け替えとなるので、修理費用は安いエアコンを購入するのと変わらないぐらいかかってしまうことがあります。

一昔前に、この四方弁そのもの不良でこういった故障が頻発したという自体もありましたので、エアコントラブルの中でも比較的有名な故障パターンという認識をしてもらっているといいのではないかと思います。

ちなみに、四方弁の交渉の場合、動作しないのは暖房運転だけとなることが多く、冷房運転や除湿運転は問題なく動くというケースも多々見受けられます。

このような場合、エアコンを修理せずにそのままの状態でも、暖房を使わないのであれば、冬場はエアコンを使わずに他の暖房器具に切り替えて乗り切り、夏場の冷房や除湿のみそのエアコンを活用していくという選択肢もあったりしますので、ご参考まで。

【故障原因その4】冷媒ガス漏れ

エアコンは冷媒というものを使って、室内の熱を室外に移動させることによって、エアコンから冷たい風を出すという仕組みで動いています。

出典)エアコンの秘密|原子力の科学館あっとほうむ

基本的にはこのエアコンの内部に封入されている冷媒が漏れてなくなるということはありませんが、稀に配管の腐食や初期不良、取り付けミス等によって冷媒が漏れ出してしまうことがあります。

エアコン内部の冷媒が少なくなってくると、室内機から室外機に運び出せる熱の量が少なくなったり、室外機側の温度が下がってしまって上手く排熱ができなくなったりしてしまいます。

エアコン内部の冷媒が完全になくなってしまうとエラーコードが表示されてエアコンは室内機、室外機共に完全に動かなくなってしまいますが、中途半端に冷媒が少ない状態だとエラーコードは出ないもののエアコンは冷えないという感じになります。

エアコンが冷えない原因が冷媒漏れかどうかを見た目だけで判断する方法は以下の通り。

冷媒漏れの症状その1

室外機の配管に露(つゆ、水滴)ではなく霜(霜、白色)がついている場合、冷媒が漏れている可能性があります。

出典)暑いのでエアコンの点検依頼が多いです|川正電器(カワマサデンキ)のブログ

冷媒漏れの症状その2

室内機のアルミ製の熱交換器の一部だけが冷えて霜や氷が付いている場合は冷媒漏れを起こしている可能性あります。

以下のような写真のように着氷がひどい場合は、エアコン停止後などに本体からの水漏れが発生する場合もあります。

出典)エアコンの中が凍っています。|Yahoo!知恵袋

エアコンの室外機が動かなくなった時にこのような症状が出ている場合、冷媒ガス漏れが故障の原因かもしれません。

ただし、上記のような症状が出るのは古いタイプ(圧縮機が一定速)のエアコンで冷媒ガス漏れを起こした場合にみられるもので、最近主流のタイプ(圧縮機がインバーター制御の可変速)のエアコンの場合、上記のような症状が出ずエラーコードのみ表示されて室外機が止まってしまうこともあります。

エアコンの冷媒が漏れてしまっている場合は、冷媒を再充填すれば元のように動くのですが、冷媒が漏れた原因を見つけ出し、そこを修理しなければまた同じようにエアコンが冷えなくなる可能性があります。

エアコン充填費用はおおよそ1~1.5万円が相場で、エアコンの冷媒漏れがある場合はプラス1~2万円ほど必要になる場合があります。

エアコン取り付け直後の冷媒漏れの場合はエアコン本体の初期不良や取り付けミスなどが原因である可能性が高く、取り付けから数年後の冷媒漏れはエアコン配管の腐食が原因のことがほとんどです。

エアコンの冷媒漏れやガスチャージの方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になると思います。

>>エアコンのガス漏れ故障の原因と冷媒ガス補充の修理料金について

>>【参考】自分でエアコンの冷媒をDIY補充(ガスチャージ)する方法

次のページでは、エアコンランプ点滅の対処法STEP5についてについてお話していきます。




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