【エアコン故障エラーコード】室内機ランプが点滅して動かない原因と対処法

【STEP3】本格的な故障ではないエラーコードに対処する

エラーコードが表示されていて、エアコン本体が完全に故障してしまったわけではなく、何か別の外部的な原因でエラーを起こして止まってしまっているという可能性もあります。

本格的にエアコン本体の故障を疑う前に以下の内容を確認しておきましょう。

【故障ではないエラーコードその1】エアコンカバーやルーバー、ダストボックスなどの取り付けが正しくない

エアコン掃除で前面パネルを開いたところ

エアコンの前面パネルやルーバー(吹出口のところに付いている風向きを変える羽根のようなもの)がちゃんと閉まっていない状態でエアコンの電源を入れようとした場合、エラーコードが表示されエアコンが動かなくなることがあります。

また、自動フィルターおそうじ機能付きのエアコンの場合、ダストボックスがちゃんと取り付けられていないような場合でもエアコンランプが点滅します。

エアコン掃除などを行った後、急にエアコンが動かなくなったような場合はこういった部分をよくチェックしておきましょう。

【故障ではないエラーコードその2】室外機の保護回路が働いている(夏場の冷房)

これは主に夏場によく起こってしまうケースなのですが、エアコンの室外機は異常に熱を持つと、システム保護のために自動的に停止することがあります。

このようなことが起こる原因として考えられるのは、エアコンの室外機周りの風の流れが悪くなってしまっていることがほとんどです。

例えば、冬の間、エアコンを使わないので室外機にカバーをかけておいたのをすっかり忘れていてそのまま冷房をつけたり、室外機の裏側に動物の毛などがびっしり付いていたり、室外機の周りに周りに物がたくさん置かれていたりするような場合、「室外機が新鮮な空気を吸い込んで、熱風(冷房の場合、暖房の場合は冷風)を吐き出すこと」ができなくなってしまうため、室外機に熱が溜まり、異常を検知してエラー停止します。

エアコンの室外機にカバーが付いている

室外機の周りに何も置いてなくて風通しが良い状態でも、異常なレベルの猛暑で外気温が40℃近くになり、かつ直射日光がエアコンにあたっているような場合、稀にではありますが、エアコンは故障していないのに上記のような室外機の高温異常エラーが出てしまうことがあります。

このようなケースでは、エアコンの周りに置かれている物をどけたり、風通しを良くしたりして、室外機が置かれている環境を良くし、リモコンでOFF→ON(再始動)し、室外機が止まらずに動き続けていれば、風通しの悪さが室外機停止の原因だったと考えられます。

また、猛暑&直射日光の影響で室外機の高温異常エラーが出た場合、室外機にドバドバっと冷水をかけてあげて室外機を冷やしたり、室外機の日除けカバーなどを取り付け、その後エアコンを再始動して室外機が動き続けていれば、それらがエアコン停止の原因だったと考えられます。

もし、室内機側にエラーコード(本体のランプが点滅、リモコンに英数字表示など)が出てしまい、室外機と室内機も完全に停止している場合、以下のいづれかの操作を行なってみてください。

  • リモコンで一度電源を切り、もう一度運転を開始する
  • 室内機のコンセントを抜き差しする
  • リモコンをエアコンに向けた状態で、リセットボタンを押す

エアコンのリモコンのリセットボタン

室内機の設置環境などの影響でエラーが出ていた場合は、上記の方法でエラーが解消され、再びエアコンが使えるようになることがあります。

【故障ではないエラーコードその3】室外機が凍りついてしまっている(冬場の暖房)

エアコンの暖房は、室外機の熱交換器(アルミフィンのこと)を氷点下まで冷やすことで、室内機から温風を出す仕組みで動いています。

ですが、外の天気が雨や雪など、湿度が多いような条件で暖房運転を続けていると、室外機の熱交換器に霜や氷がついてしまいます。

霜取り運転前の室外機に氷がついたアルミフィン

これは、真夏にガラスのコップに氷水を入れると、コップの周りに空いて気がついてしまうのと同じことが室外機で発生していると考えるとよくわかると思います。

ただ、エアコンの暖房の場合は、室外機の配管内部を流れる冷媒ガスの作用によってアルミフィン部の温度は0℃以下にまで低くなっているため、フィンに付着した水分はそのまま凍ってしまいます。

それが長時間続くと、室外機のアルミフィン全体が氷で覆われてしまうという状況になってしまいます。

このようなメカニズムで室外機に霜がついてしまうと暖房能力が落ちてしまい、室内機から温風を出すことができなくなってきます。

これを防ぐための方法が「霜取り運転」です。

霜取り運転の概略図

出典)冬、エアコンの暖房が止まる理由|Panasonic

霜取り運転は、室外機についてしまった氷を溶かすために、一旦室内の暖房を停止します。

この時、機種によっては霜取り運転をしていることを知らるために室内機のランプを点滅させることがありますが、これは正常な動作ですので、そのまま10分ぐらい放置しておけばまた自動的に暖房運転が開始されます。

霜取り運転中は、室内機の風量は微風または停止となっていて、暖かい風はでてきません。

また、室外機を見てみると「ブゥーン」というコンプレッサーが動く音はするものの、室外機のファンは停止していることが多いでしょう。

また、霜取り運転が終わる頃には室外機から霜が溶けた水がジャバジャバと出てきます。

>>【エアコン水漏れ故障】室外機からジャバジャバ水が出た時の対処法

霜取り運転は数分から十数分で完了し、その後、再びこれまでどおりの暖房運転が再開されます。

比較的温暖な地域に住んでいる人の場合、室外機に大量の霜がついてしまうことは少ないため、霜取り運転を目にする(気づく)機会が少ないと思いますが、寒冷地の場合、一日に何度も除霜運転が行われています。

ここで問題になってくるのは、数年に一度の寒波などがやってきて外気温が異常に低くなってしまうような場合、溶けた水が室外機の外に排出される前に室外機の中(底面など)で再び凍ってしまうことがあります。

その氷が成長続けると室外機のファンに当たってしまってしまって暖房運転が停止し、ファンが動作しないことによる故障(エラーコード)が表示されることがよくあります。

そのようなことを防ぐための手段として、寒冷地仕様のエアコンが存在しています。

寒冷地仕様のエアコン

出典)DXシリーズ 製品情報|DAIKIN

寒冷地仕様のエアコンの室外機の底面にはヒーターが取り付けられていて、除霜運転で溶けた水が床面で凍らないようにする工夫が施されています。

室外機が頻繁に凍りついてしまう(除霜運転で溶けた水が室内機の中で凍ってしまうなど)という場合は、このような寒冷地仕様のエアコンに取り替える必要があります。

ただ、稀に来る寒波の影響で一時的に室外機が凍りついてしまった場合は、熱湯などを室外機の底面に流し込むなどすれば、再び暖房を再開することもできます。

また、室外機が舞っている雪を吸い込んでしまうような場所に置かれていると、頻繁に除霜運転が入ってしまうことになったりしますし、除霜運転によって出る水の量も多くなり、それによって室外機が凍りついてしまうこともあります。

エアコンが凍りついてしまって動かない場合、熱湯などをかけて氷を溶かした後に暖房運転をして再び動き出せば、エアコンは故障していということが確認できます。

ただ、この室外機が凍りついてしまう現象が一時的な寒波の影響ではなく慢性的に起こってしまうような場合、室外機に雪が吸い込まれないよう雪よけ(風よけ)の工夫をしたり、業者に依頼して室外機の場所を移動したり、寒冷地仕様のエアコン(室外機にヒーターが設置されていたりする)の導入を検討したりなども考えていく必要があるでしょう。

【STEP4】エアコンを再始動する

ここまで色々な話をしてきましたが、この他にもほんの少しの本体の異常でエラーコードが表示されることが稀にあります。

特に最近のエアコンは内部に精密なコンピューター(マイコン制御基盤)が入っていて、ほんとうにちょっとしたことでも誤作動を起こしてエラーコードを表示させて停止してしまいます。

エラーコードが表示されていてエアコンが動かない場合、まずは一度エアコンのリセットボタンを押して再始動してみましょう。

エアコンリセットを行うだけでエラーコードが表示されなくなり、その後、普通に使えるようになればちょっとした本体異常だっただけなので、そのままエアコンを使用し続けることができます。

エアコンの具体的なリセット方法は以下のとおりです。

【リセット方法その1】電源コードを抜く

エアコンのコンセントが抜けている

エアコンの室外機をリセットさせる一番簡単な方法は、室内機の電源コードを抜くという方法です。

一般的な家庭用のルームエアコンの場合、室外機の方にリセットボタンはありません。

室外機を再始動させたい場合、室外機の電源も室内機から出ている電源コードから電気が供給されているので、この室内機側のコンセントを抜き差しすれば強制的に室外機をリセットすることができます。

室内機のランプがピカピカと点滅していたり、リモコンにエラー表示が出ているような場合は、一度この方法を試してみましょう。

ここでのポイントは、コンセントを抜いてからすぐに差し戻して再起動してみて、それでも駄目ならコンセントを抜いた状態で1時間程度放置してから再始動してみるということです。

ちょっとした室外機の起動エラーであれば、単純なコンセントの抜き挿しだけでエラー復帰することがありますが、もう少し深刻なエラーの場合でも圧縮機側に溜まっている電気を抜いて(放電させて)あげたり、室外機に溜まった熱を冷まして再起動させてやれば普通にエラーが直る場合があります。

【リセット方法その2】リモコンのリセットボタンを押す

エアコンのリモコンにリセットボタンがある場合は、それを爪楊枝などで押してリセットする方法があります。

特に、リモコンの電池を変えた後などはエアコンとリモコンの通信がうまく行かず、エアコンが動かないということがよく起こります。

電池交換の直後にエアコンが動かなくなった場合などは、この方法を試してみるといいと思います。

【リセット方法その3】強制運転を行う

エアコンの応急運転スイッチ

家庭用のルームエアコンには強制運転モードという運転モードが備え付けられています。

この強制運転モードは、細かなエラーは無視して、基本的なエアコン動作を確認するためのものであり、この強制運転でちゃんと冷たい風が出る(室外機が動く)ような場合は、エアコンは致命的な故障を起こしていない可能性があります。

ですので、室外機が動かないような場合は、まずは一度、エアコン室内機本体のカバー裏などにある「応急運転スイッチ」でエアコンを起動してみるのがいいでしょう。

応急運転スイッチの操作方法はメーカーや型番に異なりますので、詳細についてはエアコンの取扱説明書を読んで頂きたいのですが、ざっくりと以下のような操作方法があります。

  • ボタンを1回押す毎に「冷房」→「暖房」→「停止」の順に切り替わるタイプ
  • その時の室温、外気温により自動的にエアコンが運転内容、温度設定を選択するタイプ
  • 前回の運転内容で運転するタイプ
  • 設定25度の応急運転となり、温度調節などはできないタイプ・・・など

リモコンをいくら押してもエアコンが動かない場合は、エアコンの説明書を確認して、この応急運転スイッチを押してみましょう。

メーカー別応急運転方法

応急スイッチで運転してみてもエアコンが正常に動かない場合は本格的な故障の可能性が高くなってきますので、エアコンの修理費用の相場などを確認しておきましょう。

エアコンを修理する場合の費用相場の例

エアコンの修理費用は何が故障しているのかによって変わってきますが、ざっくりとした修理費用の目安金額は以下の表を参考にしてみると良いでしょう。

出典)運転ランプが点滅する・エラーコードが表示される|ダイキン工業株式会社

エアコンを修理したい場合は、メーカーのサポートなどに電話して症状やエラーコードなどを伝え、どういった故障なのか確認したり、実際どれぐらいの費用がかかるのか確認してみるのがいいと思います。

>>エアコンメーカー別のサポートセンター連絡先と修理費用の相場まとめ

ただ、ここでひとつ考えておきたいのは、故障したエアコンを何年使っているかとういことです。

あまり知られていないことかもしれませんが、エアコンには「設計上の標準使用期間」というものが定められています。

エアコンの標準設計年数

実際に室内機の下側に貼ってあるシールを確認してみると、10年間が標準使用期間ということが分かると思います。

もし、故障したエアコンが設置から10年近く経過したものである場合、今回の故障は修理して直ったとしても、また他の箇所が故障してしまうというリスクが残ったままになってしまいます。

最近では、テレビショッピングやネット通販など、5~7万円程度(工事費込)で新しいエアコンが買えるようになってきました。

エアコン内部に溜まっているエアコン掃除の手間や費用なども考えると、買い替えたほうが楽な場合もよくあります。

このあたりのことも踏まえて、エアコンを修理するのか、または買い換えるのか検討してみるのがいいのではないかと思います。

>>【エアコン故障】修理と買い替えの6つの判断基準まとめ

最後に一言

今回は、【エアコン故障エラー】室内機のランプが点滅して動かない原因と対処法についてお話しました。

エアコンのエラー表示の多くは、エアコンの再始動で解消されます。

ただ、設置から7~8年経過してくると、故障で動かなくなることも増えてきますので、そのような場合は買い替えや修理の検討をしていく必要があります。

真夏の猛暑のタイミングでエアコンが故障した場合、メーカーサポートは人手が圧倒的に足らないため、修理に来てくれるタイミングが遅くなる傾向があります。

また、エアコンを見に来てくれたとしても、手持ちのパーツですぐに修理ができない場合、実際の修理作業は後日になることもよくあります。

どちらかと言えば、修理ができる人(メーカーサポート)より、単純にエアコンを取り付けることができる人の方が絶対的にたくさんいます(取り付け作業は比較的単純な力仕事になる)ので、なるべく早く部屋を涼しくしたい人は思いきってエアコンを購入して交換取付してもらったほうがいいのかもしれません。

この辺りは、メーカーサポートやお店などに実際に電話して聞いてみたりして、自分の希望する価格や納期を考慮して決めていくのがいいと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

それでは!

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