【ガスチャージ】冷えないエアコンに冷媒ガスをDIY補充する方法

【STEP4】ゲージマニホールドと室外機のサービスポートを接続

次は、ゲージマニホールドと室外機のサービスポートをチャージホースで接続していきます。

ゲージマニホールドにチャージホースを接続する前

ゲージマニホールドに接続後

青色のチャージホースのもう片方は、室外機のサービスポートに取り付けていくので、こちらにも先ほどと同じような変換アダプターを装着しておきます。

チャージホースに変換アダプターを取り付ける

変換アダプターを取り付けたところ

ここですぐに室外機のサービスポートにチャージホースを取り付けていきたいところなのですが、もう一つやることがあります。

それは、パージといって少しだけボンベからガスを出しながら、ホースの中の空気を冷媒ガスで追い出した状態のまま室外機にチャージホースを取り付けていくことです。

まず、ゲージマニホールドの高圧側(赤いバルブ)と低圧側(青いバルブ)の両方共全閉になっていることを確認します。

ゲージマニホールドが全閉になっていることを確認する

次に、冷媒ガスボンベのバルブをほんの少しだけ開きます。

冷媒ガスボンベにチャージホースをつなぐ

この状態だと、黄色いチャージホースの中に冷媒ガスが入り込んでいることになります。

その後、ゲージマニホールドの低圧側のバルブ(青い方)を少しづつ開いていきましょう。

ゲージマニホールドが全閉になっていることを確認する

すると、青いチャージホースの先から「シューッ」と音が出て、冷媒ガスが出てきます。

パージは1~2秒ほどで完了しますので、この状態のままチャージホースを室外機のサービスポートに接続しましょう。

冷媒をDIY補充(ガスチャージ)する方法

そして、ゲージマニホールドの低圧側のバルブを全閉すれば、冷媒ガス補充の下準備は完了です。

【STEP5】運転状態をチェックする

冷媒ガスチャージの準備が整ったら、現状のエアコン各部の運転状態をチェックして、紙などにメモしていきます。

  • 低圧圧力[MPa]
  • 吸込吹出温度差[℃]=吸込温度[℃]ー吹出温度[℃]
  • 戻り配管温度[℃]

私の家のエアコンの場合、冷媒補充前の測定結果は以下の通りでした。

  • 低圧圧力;0.5MPaG
  • 吸込吹出温度;6℃
  • 戻り配管温度;26℃

そして、下記のデータと比較してみて、冷媒が不足しているかどうか判定してみてください。

【参考】正常な量の冷媒が入っている時のエアコンの状態

  1. 低圧圧力;0.5~0.9MPaG
  2. 室内機の吸込と吹出の温度差;10℃前後
  3. 室外機の戻り(太い方)配管温度;5~10℃前後

【参考】R410a冷媒量別のエアコン運転状態

冷媒量
[g]
低圧圧力
[MPaG]
吸込吹出
温度差
[℃]
戻り配管
温度
[℃]
250
(25%)
0.101.727
500
(50%)
0.628.627
750
(75
%)
0.7212.813
1000
(100%)
0.7613.16

ざっくりとした判断だと、私の家のエアコンの中には25~50%ぐらいしか冷媒が入ってなさそうな感じですね。

このように冷媒量が不足していることが確定した場合、ゲージマニホールドの低圧バルブを少し開き、なるべく少しづつ少しづつ冷媒を補充していってください。

ゲージマニホールドの低圧側のバルブを開く

ある程度冷媒ガスを補充することが出来たら、低圧側のバルブを閉じ、先ほどと同じようにエアコンの運転状態をチェックしていきます。

始めのうちは、どれぐらいの勢いで冷媒ガスがチャージされていくかわからないと思います。

エアコンを運転させた状態でのガスチャージは少しづつ行うのが基本(液圧縮を防ぐため)なので、なるべくバルブを開く量は少なくして、バルブを開いた時に低圧側の圧力ゲージの針が少し動く程度がいいと思います。

冷媒ガスをチャージしてはエアコンの運転状態をチェックし、判断する。

これを何度も何度も繰り返し、正常な運転状態になったら、ガスチャージを終了します。

私の家のエアコンの場合、冷媒補充後はこのような運転状態になりました。

  • 低圧圧力;0.7MPaG
  • 吸込吹出温度;12℃
  • 戻り配管温度;9℃

戻り配管温度がまだ少し高かったので、もう少し冷媒を充填してもいいかなと思ったのですが、冷媒は入れすぎてもいいことはありませんので、しばらくはこの状態で様子を見ていこうと思います。

【STEP6】順番通りに取り外す

R410a冷媒は高圧ガスなので、適当にチャージホースを取り外してしまうと、勢い良く冷媒が吹出してしまい、それが肌に触れると凍傷になってしまう場合があります。

ですので、下記の順番に従って、焦らずゆっくりと取り外していってください。

冷媒をDIY補充(ガスチャージ)する方法

  1. エアコンは動かしたままにしておく
  2. 冷媒ガスボンベのバルブを全閉にして、チャージホースの中の液冷媒がなくなるのを10~20秒ほど待つ
  3. ゲージマニホールドのバルブを全閉にする(この状態で青いチャージホースの中はガス冷媒しか残っていない)
  4. 念のため手袋などをはめて、室外機のチャージポートに取り付けていたチャージホースを取り外す(サービスポートのバルブは、チャージホースを取り外すと勝手に閉じられる)
  5. ゲージマニホールドの低圧バルブをゆっくりと開き、黄色いチャージホースの中に微かに残っているガス状態の冷媒ガスを少しづつ抜く(この状態で青色のチャージホースと黄色のチャージホースの中は大気圧になる)
  6. 冷媒ボンベに接続しているチャージホースを取り外す

基本的にはこの流れでチャージホースを取り外してもらうと大丈夫だと思いますが、高圧ガスは取り扱い方を間違うと、怪我したりしてしまいますので、この情報を鵜呑みにしないで、自分で充分すぎるほど注意をはらいながら作業をすすめることが重要です。

お疲れ様でした。

これでR410aの冷媒ガス補充は完了です。

最後に一言

今回は、【ガスチャージ】冷えないエアコンに冷媒ガスをDIY補充する方法についてお話しました。

ここで紹介している内容は、あくまで個人的に自分の家のエアコンのガス抜けを、故障のリスクは承知の上で、作業した時の記録になります。

あくまで参考程度に考えてもらえると幸いです。

なお、上級者向けに自分でガス漏れ修理をする方法や、業者にガス漏れ修理を依頼する場合の費用の概算、メーカーサポート一覧表も紹介しておきますので、ご参考まで。

>>ルームエアコンの冷媒ガス漏れを自分で修理する方法

>>エアコンのガス漏れの原因と冷媒補充の修理料金相場について

>>【エアコン故障】メーカー別のサポートセンター連絡先まとめ

それでは!




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