【ガスチャージ】冷えないエアコンに冷媒ガスをDIY補充する方法

エアコンガス補充に必要なもの

ここからは、R410aのエアコン冷媒ガス補充に必要なものについてお話していきます。

【必要なものその1】冷媒ガス(R410a)

エアコンのR410a冷媒ガス補充に必要なガスボンベ

R410a冷媒ガスは、カーエアコンのような数百グラムのサービス缶という少量販売はなされておらず、上記のような10kg缶(約15000円程度、サイフォン管付き)をネット通販などで購入するのが主流です。

R410aにサービス缶が無いのはフロート付き(サイホン管付き)にできないからです。

出典)新冷媒R410aのサービス缶はありますか?|クールストア

R410a冷媒は2種類の冷媒(R32とR125)を混ぜ合わせて作られた冷媒なので、ガス状態で充填してしまうとガス化しやすい方の冷媒(R32)が優先してチャージされてしまいます。

ですので、R410a冷媒は液状態でボンベから取り出すというのが基本になっていて、サイフォン管がついていると、ボンベのそこから液体の冷媒を吸い上げることが出来ますので、冷媒充填をする際にボンベのバルブを上にした状態で作業することが出来ます。

逆に、R410a冷媒でサイフォン管が付いていないボンベを購入した場合は、冷媒充填する際に、ボンベをひっくり返して逆立ちさせた状態で冷媒充填を行う必要がありますので、注意が必要です。

冷媒ボンペの取扱についてはいくつかの守るべきことがありますので、その辺りのことについては、冷媒ボンベに付属の取扱説明書などをよく読み、その指示に従ってください。

●容器の取り扱いについてのご注意

・高圧ガスが入っている容器(以下単に「容器」といいます。)を40℃以下に保つこと

・容器を転倒などしないようにし、また、粗暴に取り扱わないこと

●容器所有者としての義務

中身の高圧ガスだけではなく、容器も購入していることになります。

容器の購入者(容器の新たな所有者)が守る必要のある主な事項は次の通りです。

1)容器には、容器所有者の氏名・住所・電話番号を表示すること。したがって、容器ごと高圧ガスを購入した者は、既にされている表示を自分の氏名等に変えて表示すること。

2)容器・付属品を廃棄する場合には、再使用できないように処分(切断など)すること。

●高圧ガスを使用するものとしての義務

購入した高圧ガスを使用する時、また、使用しないでおいておくときには、それぞれ「高圧ガスの消費の技術基準」、「高圧ガスの貯蔵の技術基準」を守る必要があります。

また、使わなくなった高圧ガスを待機王出するなどして棄てるときには、「高圧ガスの廃棄の技術基準」を守る必要があります。

・容器の転倒やバルブを破損させないように、粗暴に取り扱わないこと

・容器に高圧ガスを入れたまま破棄しないこと

【注意】

こちらの高圧ガスはフロンガスになりますので、容器を破棄する場合には、大気放出ではなく、容器内に残ったガスを回収後、空になった状態で切断し、破棄処理してください!容器内に高圧ガスが残った状態での廃棄は危険です!くれぐれもご注意願います。

出典)冷媒ガスボンベの取扱説明書より抜粋

また、R410a用の冷媒ガスボンベの接続ポート(室外機のサービスポートも同様)は、F5/16(5/16インチ、フレア)サイズのものが多く、カーエアコンなどで主流のR134a冷媒のF1/4とはサイズが異なりますので注意が必要です。

【必要なものその2】ゲージマニホールド&チャージホース

エアコンガス冷媒補充のために必要なゲージマニホールド

ゲージマニホールドは、エアコンと冷媒ガスボンベの間に取り付けることで、低圧圧力の測定や封入中の冷媒ガスの状態を目視確認したりすることが出来ます。

冷媒をDIY補充(ガスチャージ)する方法

冷媒ガスボンベにチャージホースをつなぐ

ここで知っておきたいこととしては、R410aが使われている家庭用エアコンの室外機の接続ポートや冷媒ガスボンベの接続ポートは、どちらともF5/16(5/16インチ、フレア)というサイズになっています。

低圧圧力を測定する接続ポートは一つ

ただ、F5/16サイズのゲージマニホールドとチャージホースのセット品は安いものでも2万円ぐらいからしあかりません。

そこでネットショップなどで安いゲージマニホールドを探していると、R134aのカーエアコン用として大量に出回っている5000円程度の安価な物が見つかりました。

出典)エアコン ガスチャージ マニホールドゲージ|楽天市場

ただし、このようなゲージマニホールドのセットに同封されているチャージングホースは、カーエアコンなどに使われているR134a等の接続ポートサイズ(F1/4)となっているため、そのままではチャージホースを室外機のサービスポート(F5/16)や冷媒ガスボンベ(F5/16)に取り付けることが出来ません。

それぞれ冷媒ボンベ側、室外機のサービスポート側に、変換アダプター(F1/4オス×F5/16メス)が必要になります。

今回使用した上記の商品の場合、変換アダプター(F1/4オス×F5/16メス)が一つ入っていましたので、もう一つをホームセンターで追加購入(約600円)して、チャージホースの両側をF1/4からF5/16に変換して使いました。

ホームセンターで購入したチャージホースの変換アダプター

チャージホースの種類によっては、片方がF1/4、もう片方がF5/16のものもあるようですので、その場合は変換アダプターは1つだけあればOKです。

ちなみに、チャージホースの色については一般的に高圧が赤、低圧が青、黄色は中圧(ボンベや真空ポンプ側)という感じで使い分けますが、色によってチャージホースの耐圧性能が異なるわけではなく、単に作業で使いやすいように、間違ったところに接続してしまわないようにする等の理由で色分けされているようです。

このあたりの話については、一度チャージホースの取扱説明書やホース側面の耐圧性能の記載などを確認してみると良いでしょう。


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【必要なものその3】温度計

冷媒ガス補充で使った温度計

今回紹介する方法では、冷媒ガスを補充する場合、室内機の吸込み温度と吹出し温度、そして室外機の戻り配管温度を測定する必要があります。

左側の温度計はホームセンターなどで2000円ぐらいで購入できるもので、本体部とセンサー部で2箇所の温度を同時に測定することが出来ます。

それを使って、エアコンの吸込み温度と吹出し温度を測定しました。

エアコンの吸込み温度を測定

室外機の戻り配管の温度は、こちらもホームセンターで2000円ぐらいで売られている非接触測定タイプの温度計を使って測定しました。

【必要なものその4】プラスドライバー

室外機のカバーを外すプラスドライバー

プラスドライバーは室外機のカバーを外す時に必要です。

一般的なサイズのものでOKですので、準備しておきましょう。

【必要なものその5】モンキーレンチ

モンキーレンチでチャージポートのキャップを外す

モンキーレンチは、室外機のサービスポートのキャップを取り外す時に使います。

一般的な中位のサイズのものでOKですので、準備しておきましょう。

次のページでは、エアコンガス補充の具体的な手順についてお話していきます。




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