【ガスチャージ】冷えないエアコンに冷媒ガスをDIY補充する方法

エアコンガス補充を行う前に知っておきたいこと

まずはじめに、エアコンにガスを補充する前に知っておきたいことについてお話していきます。

なお、ここで紹介している情報は正確、最新でない可能性がありますので、参考程度にご覧いただき、間違った情報が掲載されている場合は教えていただけると幸いです。

※エアコンガスの補充(ガスチャージ)には高度な技術が必要です。エアコンへの冷媒充填(入れ替え)は業者に依頼することが基本となり、この記事は自分で冷媒を充填することを勧めているというわけではありませんので、あくまで参考程度にご覧くださいね。

【知っておきたいことその1】自分で家庭用エアコンの修理をしてもいいのか?

まずはじめに気になったことといえば、自分で家庭用のエアコンの修理をしてもいいのかということについてです。

エアコンは業務用、家庭用に限らず、エアコンを使用するユーザーが高圧ガスを製造する(エアコンシステム内でガスを圧縮している)機器となるため、高圧ガス保安法に関係してくるようです。

ただし、家庭用のパッケージ場合、冷凍能力が3トン未満(法定冷凍トン)であるため、高圧ガス保安法の適用外となっています。

出典)冷凍設備における新しい冷媒の扱いに係る検討状況について |経済産業省

家庭用のエアコンの取り付けや取り外しを仕事として行っている人でも、特別な資格を持っていない人がいたり、家庭用のエアコンを素人が自分で取り付けてもOK(電気配線工事は除く)と言われているのは、このような理由からです。

なお、今回は家庭用のエアコンの修理に関して、特別な資格(登録)が必要な冷媒の回収作業が必要な冷媒の総入れ替えは行わずに、冷媒ガスを充填するだけの作業内容にできるよう工夫しています。

冷媒ガスの回収作業について詳しく知りたい人は、以下が参考になると思います。

>>家電リサイクル法 担当者向けガイドブック|経済産業省

>>フロン回収・破壊法|環境省

【知っておきたいことその2】家庭用のエアコンに封入されている冷媒ガスについて

家庭用のエアコンに封入されている冷媒ガスには、以下の種類のものがあります。

冷媒の種類組成比率沸点サービス
ポート
備考
R22
(HCFC)
R22;100%-40.8℃F1/4古い
タイプ
R410a
(HFC)
R32;50%
R125;50%
-51.7℃
-48.1℃
F5/16近年の
主流
R32
(HFC)
R32;100%-51.7℃F5/16新冷媒
微燃性

今回紹介するのは、R410a冷媒を使っているエアコンに冷媒ガスを補充することを前提にお話していきます。

というのも、R22冷媒は廃止になる予定の冷媒で、現在のところプロでも入手困難になりつつあります。

また、R22冷媒を使っているエアコンは製造されてから10年以上が経過しているため、これから冷媒漏れだけではなく、その他の故障も頻発してくるはずです。

このタイミングでエアコンが冷えなくなったのであれば、買い替え時期だと判断したほうが良いでしょう。

もう一つのR32冷媒(新冷媒)については、R410aとほとんど同じ工程で冷媒充填が可能なのですが、微燃性(条件が揃えば燃える可能性がある)ということなので、取扱には特に注意が必要なので、今回の記事では対象外としました。

ちなみに、エアコンに使われている冷媒の種類や封入量が知りたい場合は、室外機の側面などに貼られているシールを確認すればOKです。

エアコンに使われている冷媒の種類を確認する

冷媒の性質など、細かなデータが知りたい場合は、以下のサイトが参考になります。

>>フルオロカーボン|DAIKIN

【知っておきたいことその3】エアコン冷媒ガス漏れの一般的な修理方法

冷媒ガスが漏れた場合、一般的には以下のような手順で修理を行っています。

  1. 冷媒が漏れている箇所を突き止める
  2. 専用の機械を使ってエアコン配管内に残っている冷媒を回収する
  3. 冷媒漏れが起こっていた部分を修理する
    >>ルームエアコンの冷媒ガス漏れを自分で修理する方法
  4. 真空ポンプで真空引きする
  5. 真空ポンプを外した状態でエアコン配管内の真空状態が保たれるかどうかチェックする
  6. はかりを使って冷媒ガスボンベの重さをはかりながら、規定量の冷媒を充填する

ですが、素人の場合、②で使う冷媒回収装置(取扱に資格が必要)や③で使う道具(フレアリングツールなど)、④で使う真空ポンプなどを持っている人はいませんし、冷媒充填のためにそれらのツールを揃えるのは難しいと思います。

ですので、基本的にはメーカーのサポートセンターなどに連絡して、業者の人に来て修理してもらうというのが一般的です。

>>エアコンのガス漏れの原因と冷媒補充の修理料金相場について

ただし、エアコンの継ぎ手部分から長年かけてゆっくりと冷媒が漏れだしたというケースを前提に、必要最低限のツール(冷媒ガス、ゲージマニホールド、チャージホース、はかり、温度計)だけで冷媒ガスを補充(総入れ替えではない)する方法を検討していくこととします。

次のページでは、冷媒ガス補充する前に知っておきたいことその4~5についてお話していきます。




タイトルとURLをコピーしました