「エアコンのランプが点滅して、冷房も暖房も効かない…。」
そんな経験はありませんか?
ランプ点滅やリモコンのエラーコード表示は、エアコンが何らかの異常を検知しているサインです。
放置すると故障が悪化し、修理費用が高額になることも…
この記事では、エアコンのランプ点滅の原因となるエラーコードの意味や確認方法、対処法から、専門家による予防対策まで詳しく解説します。
エアコン故障はちょっとしたことが原因になっていることがよくあります。修理を依頼する前にこちらの記事の内容(修理依頼前の6つの点検チェック項目)もご確認ください。
この記事で分かることはこちら!
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▶ステップ1:状況確認
エアコンの不具合について故障診断を行います。
エアコンの調子が悪いのですね。まずは今の状態の確認を行いますので、以下の中から症状を選んでください。
エアコンのエラーコード確認方法
エアコンのエラーコードはランプの点滅パターンやリモコンで読み取ることができます。
以下をクリックすると、エアコン主要メーカーのエラーコード一覧と読み取り方をご覧いただけます。
ダイキンエアコンのエラーコード確認方法
運転ランプ点滅はエラー発生のサイン
ダイキンエアコンでは、運転ランプの点滅はエアコン内部でエラーが発生したサインです。
エラーが発生すると、エアコンは自動的に運転を停止し、エラーコードを表示します。このエラーコードを確認することで、具体的な故障内容を把握し、適切な対処法を取ることができます。
運転ランプ点滅によるエラーの見分け方
- 点滅し続ける:
エアコンの基本機能(冷暖房など)に故障の可能性があります。 - 最初は点滅、その後点灯に変わる:
オプション機能(加湿機能など)に故障の可能性があります。
リモコンでエラーコードを読み取る方法
ダイキン製ルームエアコンのエラーコードは、リモコンで確認することができます。
- 運転ランプの点滅を確認する:
エラーコードは、エアコンがエラーで止まっている(運転ランプが点滅している)状態で読み取る必要があります。 - リモコンを室内機に向ける:
リモコンを室内機に向けて、「取消」または「終了/取消」ボタンを長押し(約5秒間)します。 - エラーコードを読み取る:
電子音が鳴り、液晶画面に2桁の英数字が表示されます。表示された英数字がエラーコードです。
「00」と表示された場合は、「ピー・・・」という連続音が「取消」または「終了/取消」ボタンを短く押して表示を切り替えてください。その音がなったときに表示されているのがエラーコードとなります。
よくあるエラーコード一覧表と対処法
現場でよく見かけるエラーコードがこちらです。
エラーコード | 不具合内容と対処法 |
00 | 本体正常(本体以外の不具合) >>対処法はこちら |
E7 | 室外ファン異常 >>対処法はこちら |
F3 | 圧縮機異常 >>対処法はこちら |
U0 | 冷媒ガス異常 >>対処法はこちら |
U4 | 通信異常 >>対処法はこちら |
エラーコード | 故障内容 |
---|---|
A0 | 冷媒ガス漏れ |
A1 | プリント基板のマイコンの動作不良 |
A3 | ドレンパン内の水位異常 |
A5 | 熱交換器の温度低下・上昇による異常 |
A6 | ファンモータの異常・不具合 |
AH | マイナスイオン発生器/ストリーマ/フィルター自動おそうじなどの異常・不具合 |
C4 | 熱交換器の温度を測るセンサー(サーミスタ)の異常 |
C7 | エアコンのパネル開閉機能の動作不良 |
C9 | 吸込空気の温度を測るセンサー(サーミスタ)の異常 |
CA | 吹出口の湿度センサーの動作不良 |
CC | 湿度を検知するセンサーの異常 |
CH | ガスセンサーおよび冷媒漏れセンサーの動作不良 |
CJ | リモコンの温度センサーの動作不良 |
E1 | プリント基板のマイコンの動作不良 |
E3 | 室外機の運転中における高圧圧力の上昇エラー |
E5 | 圧縮機の温度異常 |
E6 | 圧縮機の過電流エラー |
E7 | ファンモーターの異常検知 |
E8 | 圧縮機の過電流エラー |
EA | 四路切り替え弁(冷暖房の切り替え弁)の異常 |
F3 | 圧縮機の吐出管温度異常 |
F6 | 室外機における高圧圧力の上昇(冷房)、室外熱交換器の温度異常(暖房) |
F8 | 圧縮機の内部温度異常 |
FA | 室外機の吐出圧力異常 |
H0 | 室外機における配線接続エラー |
H1 | 室外機の加湿ユニットのダンパーの異常 |
H5 | 室外機の圧縮機過負荷サーミスタの動作不良 |
H6 | 室外機の圧縮機始動不良 |
H8 | 室外機の圧縮機における起動電流エラー |
H9 | 室外機の外気温検知サーミスタの動作不良 |
J3 | 圧縮機の吐出管温度検知サーミスタの動作不良 |
J5 | 吸入管温度検知サーミスタの動作不良 |
J6 | 熱交換器の温度検知サーミスタの動作不良 |
J8 | 液管温検知サーミスタの動作不良 |
J9 | ガス管温度を検知するサーミスタの動作不良 |
L3 | 放熱フィンの温度異常を検知(圧縮機の停止時) |
L4 | 放熱フィンの温度異常を検知(圧縮機の運転時) |
L5 | 室外機内にあるインバーター圧縮機の過電流発生 |
LC | ファンモーターの回路通信エラー |
P4 | 放熱フィン温度検知サーミスタの動作不良 |
P9 | 加湿ファンモーターの異常 |
PA | 加湿ユニットヒーターの動作不良 |
PH | 加湿ユニットの出口温度サーミスタの異常 |
U0 | 冷媒ガスの減少 |
U1 | 逆相保護装置が稼働している |
U2 | インバータ回路の電圧異常 |
U3 | 室内機と室外機の組み合わせ不一致(2002年〜2015年モデル)誤配線の確認未実施(2014年〜2015年モデル) |
U4 | 室内機と室外機間の通信エラー |
U5 | 室内機とワイヤードリモコン間の通信エラー |
U7 | 室外基板と加湿ユニット間の通信異常室外基板と室外インバータユニット間の通信異常 |
UA | システムの不具合または加湿ホースの長さの調整 |
UH | 室内機の異常・不具合 |
上記以外のエラーコードが表示されている場合は、以下のページを参照ください。
この記事は、ダイキン製ルームエアコンを対象として解説しています。お使いのエアコンが業務用エアコンの場合は、以下の記事をご覧ください。
三菱電機エアコンのエラーコード確認方法
三菱電機のエアコンは運転ランプの点滅でエラーコードを読み取ることができます。
例えば、「◯、◯、◯、◯、◯、ー、◯、◯、・・・」(◯;点灯、ー;消灯)の場合、点滅回数は5回となります。
三菱電機エアコンのエラーコード一覧表
点滅ランプ | 点滅回数 | 本体表示 | 故障箇所 | 対処法 |
---|---|---|---|---|
運転ランプ | 1回 | 1 | シリアル信号異常 | 室内またはインバーター制御基板の故障の可能性があります。専門業者に修理を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 5回 | 5 | 室外パワー系異常 | インバーター制御基板、バルブ、圧縮機、圧縮機コネクターなどに問題がある可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 6回 | 6 | 室外サーミスター系異常 | サーミスターの故障やコネクターの接触不良が考えられます。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 7回 | 7 | 室外制御系異常 | インバーター制御基板の故障の可能性があります。専門業者に修理を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 13回 | 13 | 異電圧印加異常 | 電源電圧を確認し、電源リセットを試みましょう。改善しない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 14回 | 14 | バルブ閉保護停止 | バルブ、冷媒、LEVなどに問題がある可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 17回 | 17 | 冷媒系異常 | 冷媒回路に異常がある可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
全てのランプ | 1回 | FL | 風向フラップ異常 | 上下風向フラップが外れている可能性があります。自分で対処可能です。取扱説明書を確認し、上下風向きフラップのストッパーを正しく取り付けましょう。 |
フィルター掃除ランプ | 1回 | CL | フィルターおそうじメカ異常 | フィルターやダストボックスが正しくセットされていない可能性があります。自分で対処可能です。取扱説明書を確認し、フィルター、ダストボックスを取り外し、正しくつけなおしてください。 |
お手入れランプ | 1回 | FC | フィルターお掃除メカお知らせ | 「フィルターおそうじメカ運転」の自 |
この記事は、三菱電機製ルームエアコンを対象として解説しています。お使いのエアコンが業務用エアコンの場合は、以下の記事をご覧ください。
パナソニックエアコンのエアコンのエラーコード確認方法
パナソニックエアコンの場合、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードをリモコン、または室内機本体の診断コード表示部で読み取ることができます。
リモコンに「お知らせ」ボタンがある場合
エアコン本体に向けて、リモコンのお知らせボタンを押してください。“ピピピピ…”と鳴り、リモコンの液晶表示部に診断コードが表示されます。
お知らせボタンを押しても「もう一度」の表示が出たり、エラー表示が出ないときは、正しく送受信できなかった可能性があります。もう一度、エアコン本体に向けてお知らせボタンを押してください。
リモコンに「点検」ボタンがある場合
リモコンに点検ボタンがある場合のエラーコードの読み取り方は以下の通りとなります。
【STEP1】室内機のタイマーランプが点滅していることを確認する
エラーコードはエアコンがエラーで止まっている(タイマーランプが点滅している)状態で読み取る必要があります。
タイマーランプ以外のランプ(運転、ナノイーなど)の点滅は故障を示すものではなく、別の機能のお知らせとなっています。
エラーコードの読み取りはタイマーランプが点滅していることが条件となりますので、まずはタイマーランプの状態を確認してみてください。
【STEP2】点検モードを起動する
次に、本体の不具合箇所のお知らせをするエラーコード(H11など3桁の英数字のこと)を読み取っていきます。
「診断ボタン」をボールペンなど先の尖ったものでその診断ボタンを長押しすると故障診断モードが立ち上がり、モコンの液晶表示部に「–」が表示されます。
【STEP3】エラーコードを読み取る
「温度/しつど」または「温度」ボタンをゆっくり繰り返し押すと、診断コードがリモコンに順番に表示されます。
該当の診断コードが表示されたときに、エアコン本体のランプが全て点灯し、“ピピピピ…”と鳴りますので、そのときに表示されている診断コードをご確認ください。
リモコンに「お知らせ」や「点検」ボタンがない場合
パナソニックエアコンで、リモコンにお知らせボタンや点検ボタンがない機種の場合、エアコンの前面カバーを開いたところにある液晶にエラーコードが表示されます。
例えば、「H、1、1」と表示された場合、エラーコードは「H11」となります。
パナソニックエアコンのエラーコード一覧表
パナソニックエアコンでよくある故障のエラーコードは以下の通りとなります。
エラーコード | 内容・原因 | 対処方法 |
---|---|---|
H00 | 異常なし | – |
H11 | エアコン本体と室外機の通信に不具合 | 点検・修理が必要です |
H14 | エアコン本体のセンサー異常 | 台所や厨房などに設置している場合は、涼しい環境にして様子を見る。設置場所が台所や厨房ではない場合は、本体リセットまたは電源の再投入。 |
H16 | エアコンが運転しているのに少量しか電流が流れていない | 本体リセットまたは電源の再投入 |
H19 | エアコン本体から風を送るファンが回転できなくなっている | 点検・修理が必要です |
H28 | 室外機のセンサー異常 | 本体リセットまたは電源の再投入 |
H50 | 排気(換気)ファンモーター異常 | 本体リセットまたは電源の再投入。「換気」ボタンがある機種の場合は、換気の設定を取り消し、またはリセット。 |
H51 | フィルターそうじノズル、またはブラシそうじブレード動作異常 | エアフィルターを付け直し、本体リセット。フィルターそうじノズルが途中で止まっている時はノズルリセット。 |
H52 | フィルターおそうじ機能の不具合 | エアフィルターを付け直し、本体リセット。エアフィルターが巻き込まれていてつけ直しできない場合は、点検・修理。 |
H56 | ルーバーが正常に動作できない | 上下ルーバーが障害物に当たっている場合は、取り除く。障害物に当たっていない場合は、電源の再投入。 |
H59 | 赤外線センサーの異常 | 電源の再投入 |
H86 | ホコリセンサーの異常 | 電源の再投入 |
H96 | 購入設置時の試運転の際にのみ表示 | 設置または移設直後であれば、冷房または暖房ボタンを押して再度試運転。設置または移設直後でなければ、点検・修理。 |
H97 | 室外機のファンの異常 | 電源の再投入 |
F11 | 冷房・暖房切換の異常 | 電源の再投入 |
F91 | 冷凍サイクルの異常 | 電源の再投入 |
F93 | 圧縮機の回転異常 | 電源の再投入 |
F99 | 異常電流の検知 | 電源の再投入 |
一時的なエラーやちょっとしたことが原因であれば、これらの対処法でエアコンが復旧する場合もまります。
シャープエアコンのエアコンのエラーコード確認方法
シャープ製のルームエアコンは機種によって、エラーコードを①リモコンから読み取るもの、②ランプの点滅パターンから読み取るもの、③室内機本体に英数字で表示されるものの3つのパターンに分かれています。
「リモコンに表示される数字」からエラーコードを読み取る方法
シャープ製の比較的新しい機種(液晶画面が大きいタイプのものなど)は、リモコンでエラーコードを読み取る事ができます。
具体的な操作方法は以下のとおりです。
- リモコンの蓋を開き、「確認ボタン」、または「お知らせボタン」を押す
- 「▲」または「▼」を押し、「温度・湿度」を選択する
- リモコンをエアコンに向けた状態で「決定」を押す
(受信中の約3秒間はリモコンをエアコンに向けたままにしておく) - リモコン表示部に「○-○」というエラーコードが表示される
「ランプの点滅パターン」からエラーコードを読み取る方法
シャープ製のエアコンの多くは、室内機ランプ(電源ランプとプラズマクラスターランプ)の点滅パターンでエラーコードを表示します。
前項のエラーコード一覧表を見てもらうと分かると思いますが、電源ランプの点滅パターンとプラズマクラスターの点滅パターン(ーは消灯、*は点灯)を読み取ることができれば、そこからエラーの内容を知ることができます。
例えば、電源ランプが5回目に一度だけ点滅し、クラスタランプは4回目に一度だけ点滅しているケースを考えてみましょう。
・電 源;ーーーー*
・クラスタ;ーーー*ー
エラーコード一覧表を確認してみると、3番目にあるサクションサーミスタ異常だということが分かり、室外サーミスタや室外基盤に異常がありそうだということが読み取れます。
エラーコードが「室内機に英数字表示」される場合
室内機の本体に英数字が表示された場合、その表示された英数字がエラーコードとなります。
【エラーコード一覧表】リモコンやランプ点滅から読み取る場合
エラーコード (リモコン表示) | 室内機ランプ 点滅パターン (ー;消灯、*;点灯) | エラー内容 (チェック場所) |
1-0 | 電 源;ーーーー* クラスタ;ーーーーー | 熱交サーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-1 | 電 源;ーーーー* クラスタ;ーーーー* | 外気温サーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-2 | 電 源;ーーーー* クラスタ;ーーー*ー | サクションサーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-3 | 電 源;ーーーー* クラスタ;ーーー** | 二方弁サーミスタショート異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-4 | 電 源;ーーーー* クラスタ;ーー*ーー | ヒートシンクサーミスタショート異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
2-0 | 電 源;ーーーー* クラスタ;ーーーーー | 圧縮機高温異常 (室外サーミスタ、冷媒ガス漏れ) |
2-1 | 電 源;ーーー*ー クラスタ;ーーーー* | 圧縮機吐出過熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-2 | 電 源;ーーー*ー クラスタ;ーーー*ー | 室外熱交加熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-3 | 電 源;ーーー*ー クラスタ;ーーー** | 室内熱交過熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-4 | 電 源;ーーー*ー クラスタ;ーー*ーー | 二方弁凍結一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-5 | 電 源;ーーー*ー クラスタ;ーー*ー* | ヒートシンク高温異常 (室外機基盤) |
3-0 | 電 源;ーーー** クラスタ;ーーーーー | 除湿運転一時停止 (機器保護のために一時停止) |
5-0 | 電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーーーー | 熱交サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-1 | 電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーーー* | 外気温サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-2 | 電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーー*ー | サクションサーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-3 | 電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーー** | 二方弁サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-4 | 電 源;ーー*ー* クラスタ;ーー*ーー | 吐出サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-5 | 電 源;ーー*ー* クラスタ;ーー*ー* | ヒートシンクサーミスタオープン異常 (室外基盤) |
6-0 | 電 源;ーー**ー クラスタ;ーーーーー | 室外DC過電流異常 (室外基盤) |
6-1 | 電 源;ーー**ー クラスタ;ーーーー* | IPMポート異常 (室外基盤) |
7-0 | 電 源;ーー*** クラスタ;ーーーーー | 室外AC過電流異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
7-1 | 電 源;ーー*** クラスタ;ーーーー* | オフ時AC過電流異常 (室外基盤) |
7-2 | 電 源;ーー*** クラスタ;ーーー*ー | AC最大電流異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
7-3 | 電 源;ーー*** クラスタ;ーーー** | AC電流不足異常 (室外基盤) |
9-0 | 電 源;ー*ーー* クラスタ;ーーーーー | 四方弁異常 (室外基盤、四方弁) |
9-3 | 電 源;ー*ーー* クラスタ;ーーー** | 圧縮機トルク制御異常 (四方弁、ガス漏れ) |
9-4 | 電 源;ー*ーー* クラスタ;ーー*ーー | ガスリークエラー (ガス漏れ) |
10-0 | 電 源;ー*ー*ー クラスタ;ーーーーー | 室外ハードエラー (室外基盤) |
10-1 | 電 源;ー*ー*ー クラスタ;ーーーー* | 室外データエラー (室外基盤) |
10-2 | 電 源;ー*ー*ー クラスタ;ーーー*ー | 室外内部データエラー (室外基盤) |
11-0 | 電 源;ー*ー** クラスタ;ーーーーー | DCファン回転異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-1 | 電 源;ー*ー** クラスタ;ーーーー* | モーター駆動IC異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-2 | 電 源;ー*ー** クラスタ;ーーー*ー | モーターロック異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-3 | 電 源;ー*ー** クラスタ;ーーー** | 起動前逆回転検知 (強風時回路保護) |
11-4 | 電 源;ー*ー** クラスタ;ーー*ーー | 電流検知回路異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-5 | 電 源;ー*ー** クラスタ;ーー*ー* | コネクタはずれ検知 (室外ファンモーター、室外基盤) |
12-0 | 電 源;ー**ーー クラスタ;ーーーーー | 室外端子板温度ヒューズ異常 (室外端子板) |
13-0 | 電 源;ー**ー* クラスタ;ーーーーー | 圧縮機起動異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
13-1 | 電 源;ー**ー* クラスタ;ーーーー* | 圧縮機回転異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
13-2 | 電 源;ー**ー* クラスタ;ーーー*ー | 圧縮機回転異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
13-3 | 電 源;ー**ー* クラスタ;ーーー** | 室外インバーター回路異常 (室外基盤) |
14-0 | 電 源;ー***ー クラスタ;ーーーーー | 室外PAM過電圧異常 (室外基盤) |
14-1 | 電 源;ー***ー クラスタ;ーーーー* | 室外PAMクロック (室外基盤) |
14-2 | 電 源;ー***ー クラスタ;ーーー*ー | 室外PAM過小電圧異常 (室外基盤) |
14-4 | 電 源;ー***ー クラスタ;ーー*ーー | PFCモジュール異常 (室外基盤) |
17-0 | 電 源;*ーーー* クラスタ;ーーーーー | シリアルオープン (室内基盤、室外基盤) |
18-0 | 電 源;*ーー*ー クラスタ;ーーーーー | シリアルショート (室内基盤、室外基盤) |
18-1 | 電 源;*ーー*ー クラスタ;ーーーー* | シリアル誤配線 (室内基盤、室外基盤) |
19-0 | 電 源;*ーー** クラスタ;ーーーーー | 室内ファン異常 (室内ファンモーター) |
20-0 | 電 源;*ー*ーー クラスタ;ーーーーー | 室内データ異常 (室内基盤) |
25-1 | 電 源;*ー*ーー クラスタ;ーーーー* | 室内電源クロック不良 (室内基盤) |
26-1 | 電 源;**ー*ー クラスタ;ーーーー* | 室温サーミスタ異常 (室温サーミスタ、室内基盤) |
26-2 | 電 源;**ー*ー クラスタ;ーーー*ー | 熱交サーミスタ異常 (熱交サーミスタ、室内基盤) |
28-0 | 電 源;***ーー クラスタ;ーーーーー | お掃除機能運転異常 (オートクリーナー、お掃除フィルター) |
28-1 | 電 源;***ーー クラスタ;ーーーー* | お掃除動作中異常 (オートクリーナー、お掃除フィルター) |
29-0 | 電 源;***ー* クラスタ;ーーーーー | パネル「開」異常 (パネル、リミットスイッチ) |
29-1 | 電 源;***ー* クラスタ;ーーーー* | パネル「閉」異常 (パネル、リミットスイッチ) |
31-0 | 電 源;***** クラスタ;ーーーーー | 通信エラー (室内基盤) |
【エラーコード一覧表】本体に英数字が表示された場合
エラーコード | 不具合内容とチェック項目 |
EU F6 E8 | エアコンに過度の負担がかからないように 制御しているときの表示 ・フィルターが目詰まりしていませんか? ・室内機や室外機の吹出口、吸込口をふさいで いたり、 室外機のアルミフィンに木の葉、 紙、ペットの毛などが つまっていませんか? →改善しない場合は要修理(10,000~33,000円) |
FH F8 | エアコンに過度の負担がかからないように 制御しているときの表示 →要修理(10,000~33,000円) |
F9 | エアコンに過度の負担がかからないように 制御しているときの表示 →要修理(14,000~75,000円) |
H5 H7 P5 P7 U1 | 本体が故障している可能性あり ・フィルターが目詰まりしていませんか? ・室内機や室外機の吹出口、吸込口をふさいで いたり、 室外機のアルミフィンに木の葉、 紙、ペットの毛などが つまっていませんか? →改善しない場合は要修理(10,000~75,000円) |
富士通エアコンのエラーコード確認方法
富士通のエアコンはエアコン本体に表示される数字や、ランプの点滅状態からエラーコードを読み取ることができます。
エアコンに表示の数字から読み取る方法
エアコンに数字が表示されている場合は、その数字がエラーコードを表しています。
例えば、エアコンに「82」と表示されている場合、その数字の十の位は運転ランプの点滅回数(8回)を、一の位はタイマーランプの点滅回数(2回)を表しています。
ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取る
富士通のエアコンは、運転ランプとタイマーランプの点滅パターンからエラーコードを読み取ります。
例えば、「◯、◯、◯、◯、◯、ー・・・」(◯;点灯、ー;消灯)の場合、点滅回数は5回となります。
富士通エアコンのエラーコード一覧表
運転ランプ | タイマーランプ | エラー内容 | 主な原因 |
---|---|---|---|
消灯 | 2~5回点滅 | 室内-室外間の通信異常 | 室外基板・室内基板の故障 接続配線の接続不具合 |
消灯 | 6~8回点滅 | 室内電気部品異常 | 室内電気部品・室内基板の故障 |
2回点滅 | 2~3回点滅 | 室内センサー異常 | 室内センサー・室内基板の故障 |
6回点滅 | 消灯 | 室内電気部品異常 | 室内電気部品・室内基板の故障 |
3回点滅 | 2~4回点滅 | 室外センサー異常 | 室外センサー・室外基板の故障 |
4回点滅 | 2~8回点滅 | 室内電気部品異常 | 室内電気部品・室内基板の故障 |
5回点滅 | 2~7回点滅 | 室外電気部品異常 | 室外電気部品・室外基板の故障 |
6回点滅 | 消灯 | 室外ファンモータ異常 | 室外ファンモータ・室外基板の故障 |
6回点滅 | 2~3回点滅 | 室内ファンモータ異常 | 室内ファンモータ・室内基板の故障 |
4~5回点滅 | 消灯 | サイドファン異常 | サイドファンモータ・室内基板の故障 |
7回点滅 | 2~4回点滅 | ガス/熱交換器関係異常 | ガス不足 冷凍サイクル部品・室外電気部品の故障 |
8回点滅 | 2~6回点滅 | 室外電気部品異常 | 室外電気部品・室外基板の故障 |
日立エアコンのエラーコード確認方法
日立のエアコンのエラーコードは、「室内機のどのランプどのように点滅しているか」から読み取ることができます。
- タイマーランプの点滅:
エアコン本体(室内機または室外機のどちらか)で異常が発生 - 除湿ランプや見張りランプの点滅:
主にエアコン室外機の方で異常が発生 - その他のランプの点滅:
故障ではなくお知らせのことが多い
一部上位機種ではリモコンのおしえてボタンを押すことによってリモコンでエラーコーを読み取る事ができる場合もありますが、基本的には室内機ランプの点滅状態から読み取るのが基本となります。
「タイマーランプ」が点滅した場合
日立製のエアコンの場合、タイマーランプの点滅はエアコン本体(室内機または室外機のどちらか)で異常が発生していることを示しています。
タイマーランプの点滅回数毎にエラーの内容が異なりますので、以下の一覧表を参考にエラーの原因を確認してみてください。
点滅回数 | 不具合内容 | 処置及び交換部品 |
1回 | 四方弁(冷暖切替バルブ)の不具合を検知。 室外基盤、冷却回路の電磁弁コイル類、 サーミスタ(温度検知部品)なども要確認。 | 不良箇所に応じて部品交換 (室外基盤、コイル、サーミスタなど) または冷媒回路を修理。 |
2回 | 強制冷房運転中を示す。 応急運転ボタンによる電源OFF、 または電源抜き挿しによる 本体リセットで改善しなければ、 室内基盤不良の可能性あり。 | 不良の場合は室内基盤を交換。 |
3回 | 室内外通信の異常。 端子台(温度フューズ)、 室内基盤、モーター、 掃除ユニットなどの 不具合の可能性あり。 | ケーブル接続などを確認。 不具合内容に応じて端子台、 Fケーブル、室内基盤などを交換。 |
4回 | 室外機(室外基盤、圧縮機、 室外ファンモーターなど) の不具合の可能性あり。 | 不良箇所に応じて部品交換 (室外基盤、コイル、サーミスタなど) または冷媒回路を修理。 |
5回 | 室外基盤(パワーリレー接点溶着など) の不具合、または室内機DC ファンモーター異常の可能性あり。 | 室内制御基板を交換。 |
9回 | 室内温度センサー(サーミスタ)、 または室内基盤の不具合の可能性あり。 | コネクタ接続確認後、 サーミスタ(室温、熱交温度センサー) を交換。 |
10回 | 室内基盤、室内ファンモーター の不具合(回転異常、過電流など) の可能性あり。 | 室内ファンモーターの回転チェックや コネクタ接続確認後、ファンモータを 交換。 |
11回 | 室内基盤、またはイオンユニットなどに 不具合の可能性あり。 | コネクタ接続確認後、室内基盤や イオンユニットを交換。 |
12回 | 室内外基盤や室内ファンモーターに 関する通信関連の不具合の可能性あり。 | Fケーブル確認後、不具合に応じて 各種部品を交換または冷媒回路を修理。 |
13回 | 室内基盤に不具合 (データ読み取り異常)の 可能性あり。 | 室内制御基板を交換。 |
21回 | 室内外基盤に不具合または、 他の家電製品による通信障害の 可能性あり。 | 動作を邪魔する家電製品を特定し対策。 基盤故障の場合は交換修理。 |
「除湿ランプ」または「見張りランプ」が点滅した場合
日立製のエアコンの場合、除湿ランプや見張りランプは主にエアコン室外機の方で異常が発生している場合に点滅する仕様になっています。
具体的なエラーの内容については、ランプの点滅回数で判断することができますので、以下の一覧表を参考にエラーの原因を確認してみてください。
タイマーランプ (見張りランプ) 点滅回数 | 不具合内容 |
2回 | 室外基盤またはコンプレッサーに 異常(ピーク電流カット)が発生した 可能性あり。 |
3回 | 室外基盤またはコンプレッサーに 異常(低速回転)が発生した 可能性あり。 |
4回 | 室外基盤またはコンプレッサーに 異常(切替失敗)が発生した 可能性あり。 |
5回 | 室外基盤またはコンプレッサーに 異常(過負荷下限カット)が発生した 可能性あり。 室外機の風周りを遮る物を避ける、 直射日光を遮る工夫をする、 室内外機のフィルターや エアコンクリーニングを行う ことより改善する可能性あり。 |
6回 | 室外基盤、コンプレッサー、 サーミスタに異常(OH温度上昇異常)が 発生した可能性あり。 |
7回 | 室外温度センサー(サーミスタ)の 不具合の可能性あり。 |
8回 | 室外基盤またはコンプレッサーに 異常(増速不良)が発生した 可能性あり。 |
9回 | 室外基盤に不具合(通信エラー)の 可能性あり。 |
12回 | 室外基盤または室外ファンモーターに 不具合(室外ファンロック)の可能性あり。 |
13回 | 室外基盤に不具合(データ読み取り異常)の 可能性あり。 |
14回 | 室外基盤に不具合の可能性あり。 |
15回 | 室外基盤に不具合の可能性あり。 |
その他のランプが点滅した場合
日立製のエアコンの場合、タイマーランプや除湿(見張り)ランプ以外のランプの点滅は故障ではないことが多いですので、以下の内容や取扱説明書などを参考に対処することをおすすめします。
ランプの種類 | 点滅理由 |
運転ランプ | 冬場の暖房運転や霜取り運転中に点滅。 自動で暖房運転が復帰します。 (復帰まで20分程度かかる場合もある) |
クリーンランプ | エアコンフィルターやホコリキャッチャー、 パネルなどが正しく取り付けられていない 場合に点滅。上記内容を確認後、再起動。 |
ミスト空清 ランプ | イオンミスト装置にホコリ等の汚れが付着した 場合に点滅。説明書を参考に清掃後、再起動。 |
洗浄ランプ | フィルター掃除機能や室内凍結洗浄機能が 動作しない場合に点滅。 (上記機能の前回動作から一定時間経過ていない 場合などに点滅することが多い) |
東芝エアコンのエラーコード確認方法
東芝エアコンの場合、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードをリモコン、または室内機のランプ点滅の状態で読み取ることができます。
リモコンでエラーコードを読み取る場合
エアコンの運転ランプが点滅している場合、リモコンを使ってエラーコードを読み取ることで、エアコンの具体的な問題点を把握し、適切な対処法を見つけることができます。
エラーコードの読み取り方
- エアコンがエラー状態か確認する:
エアコンを起動し、室内機のランプが点滅していることを確認します。 - 故障診断モードを起動する:
リモコンの「点検」ボタンをボールペンなどの先の尖ったもので長押しし、故障診断モードを起動します。 - エラーコードを切り替える:
リモコンを室内機に向けて、上ボタンを押します。「ピッ」と音が鳴り、リモコンに表示されるエラーコードが切り替わります。 - エラーコードを読み取る:
リモコンをエアコンに向けて、「△」や「▽」ボタンを押してエラーコードを切り替えていきます。「ピピピピピピ・・・」という連続した電子音が鳴るエラーコードが表示されたら、停止します。その時に表示されている英数字が、発生しているエラーのコードです。
エラーコード一覧
エラーコード | 故障内容 |
---|---|
00 | 室内側異常 |
01 | 内外渡り線、信号伝送系異常 |
02 | 室外側異常 |
03 | その他異常 |
04 | 室内外シリアル通信異常 |
05 | 室内→室外信号伝送異常 |
07 | ケースサーモ/温度ヒューズ動作 |
08 | 四方弁異常 |
09 | 他のサイクル系異常 |
0B | 室内溢水検出 |
0C | 室内室温センサ(TA)異常 |
0D | 室内熱交センサ(TC)異常 |
0E | 室内ガスセンサ異常 |
0F | 室内熱交センサ(TCJ)異常 |
10 | 室内200V誤印加 |
11 | 室内ファン異常 |
12 | 他の室内基板異常 |
13 | 室外インバータ異常 |
14 | 室外インバータ過電流保護動作 |
16 | 室外圧縮機位置検出回路異常 |
17 | 室外電流検出回路異常 |
18 | 室外熱交センサ(TE)異常 |
19 | 室外吐出温度センサ(TD)異常 |
1A | 室外ファン異常 |
1B | 室外外気温センサ(TO)異常 |
1b | 室外外気温センサ(TO)異常 |
1C | 他の室外機異常 |
1D | 室外圧縮機ロック異常 |
1d | 室外圧縮機ロック異常 |
1E | 室外吐出温度(TD)異常 |
1F | 室外圧縮機ブレークダウン異常 |
20 | 室外除霜異常/低圧異常 |
21 | 室外高圧保護/高圧スイッチ動作 |
24 | MCU間通信異常 |
25 | 換気ファンモータ不具合 |
33 | VAVユニットシリアル受信異常 |
34 | VAVユニットシリアル受信データ異常 |
35 | VAVユニット高速通信受信異常 |
36 | VAVユニット高速通信受信データ異常 |
37 | 端末リモコン機能設定異常 |
39 | 室内 高速通信受信異常 |
3A | 室内 高速通信受信データ異常 |
3B | 室内 シリアル信号受信異常(対リモコン) |
3C | 室内 シリアル信号受信データ異常(対リモコン) |
3D | センターリモコン機能設定異常 |
3E | 室内 空気清浄機異常 |
C0 | 室外サクション温度センサ異常 |
C1 | 室外熱交温度センサ異常 |
C2A | A室飽和温度センサ異常 |
C3A | A室熱交温度センサ異常 |
C4B | B室飽和温度センサ異常 |
C5B | B室熱交温度センサ異常 |
C6 | ヒートシンクセンサ異常 |
CA | 冷暖温度差異常 |
Cb | 冷暖温度差異常 |
CC | 暖房温度差異常 |
Cd | 冷房温度差異常 |
CE | サイクル組合せ異常/基板設定異常 |
CF | MCU間通信異常 |
ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取る場合
東芝エアコンで、リモコンに点検ボタンがない機種の場合、エアコンのランプの点滅パターンやエアコンの動作からエラーコードを読み取ります。
ランプの点滅やエアコンの動作を見ながら読み取りましょう。
エラーコード一覧
運転ランプ | タイマーランプ | 空清ランプ | 症状 | 内容 | 対処法 |
点滅 | 点滅 | – | 室外機が動かない | エアコンの室内機と室外機の通信ができていない異常 | 【室外機の故障】 ・室外基板の故障:室外基板を交換 【室内機の故障】 ・室内基板の故障:室内基板を交換 【その他の故障】 ・電源電圧の誤り(200V機種に100Vを印加している):電源電圧を200Vに修正 ・室内機温度ヒューズの断線:室内機温度ヒューズを交換 ・渡り配線の誤接続/リーク:渡り配線を修正または交換 ・コンプレッサーサーモスタット(コンプサーモ)中継コネクタの接触不良:コンプサーモ中継コネクタを修正または交換 |
点滅 | 点滅 | – | 室外機が運転しない | エアコンの室内機と室外機の通信ができていない異常 | ・室外基板の故障:室外基板を交換 ・室内基板の故障:室内基板を交換 |
点滅 | 点滅 | 点滅 | 運転途中で室外機が停止 | 運転中に室外機との通信が途絶える異常 | 【リターンシリアル信号回路の故障】 ・渡り線の配線不十分:渡り線の配線を確認し、必要に応じて修正または交換 ・ガス不足によるコンプサーモ動作:ガス漏れ箇所を特定し修理、ガス補充 ・SLコネクタの温度ヒューズ溶断:SLコネクタの温度ヒューズを交換 【その他】 ・室外基板の故障:室外基板を交換 ・ガスリーク:ガス漏れ箇所を特定し修理、ガス補充 ・サイクル詰まり:詰まり箇所を特定し修理 |
– | – | – | – | エアコンの冷房と暖房が逆転してしまう異常 | ・四方弁の不良:四方弁を交換 |
– | – | – | 冷房時に室外機が動かない、室内ファンは回る(天カセタイプのみ) | エアコンのドレン排水に異常があり、水が溢れそうになっている状態 | ・ドレンポンプの故障:ドレンポンプを交換 ・ドレン詰まり:ドレンホースやドレンパンの詰まりを除去・清掃 ・フロートスイッチの誤作動:フロートスイッチを交換 |
点滅(高速) | – | – | 運転継続 | エアコンが室温を正しく検知できていない異常 | 【室温センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・室温センサーを確認し、異常があればセンサーを交換します。 【室内メイン基板の故障】 ・室温センサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換します。 |
点滅(高速) | – | – | 運転継続 | エアコンが室温を正しく検知できていない異常 | 【室温センサーの故障】 ・ショート、断線、またはマイグレーション(プリント基板上の金属が移動し、ショートを引き起こす現象)が発生している可能性があります。 ・室温センサーを確認し、異常があればセンサーを交換します。 【室内メイン基板の故障】 ・室温センサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換します。 |
– | – | – | – | エアコンの明るさセンサーまたはニオイセンサーが正常に機能していない、またはそれらのセンサーからの信号を受け取る基板に不具合がある異常 | 【明るさセンサーまたはニオイセンサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・センサー搭載基板を交換する必要があります。 【受光基板組立または表示基板組立の不具合】 ・センサーからの信号を受け取る基板が故障している可能性があります。 ・受光基板組立または表示基板組立を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンの温度センサーまたは基板に何らかの異常が発生している状態 | 【サブクール熱交換器センサーの故障】 ・ショート、断線、またはマイグレーションが発生している可能性があります。 ・センサーを交換する必要があります。 【ツイン輻射センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・ツイン輻射センサーを交換する必要があります。 【室内メイン基板の故障】 ・上記のセンサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止でリモコン受付ない | 100V用のエアコンに誤って200Vの電圧が供給されている異常 | 電源電圧を100Vに変更する |
点滅(高速) | – | – | ファン回らない、または5秒ぐらい回るが停止する | エアコンの室内ファンが回らない、またはすぐに停止する異常 | 【室内ファンの故障】 ・室内ファンがロックしている、またはファンモーターの巻線が断線している可能性があります。 ・室内ファンモーターを交換する必要があります。 【室内メイン基板の故障】 ・室内ファンモーターが正常に動作する場合は、室内メイン基板が故障している可能性があります。 ・室内メイン基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止 | エアコンの室内機を制御する基板(室内メイン基板)が故障している異常 | 室内メイン基板の交換 |
– | – | – | – | エアコンが冷えない/暖まらない異常 | 【ガス漏れ】 ・冷媒ガスが漏れているため、エアコンが冷えない/暖まらない状態です。 ・ガス漏れ箇所を特定し、修理した後にガスを補充する必要があります。 【パックドバルブが閉じたまま】 ・パックドバルブが閉じた状態では冷媒ガスが循環しないため、エアコンが冷えない/暖まらない状態になります。 ・パックドバルブを開ける必要があります。 【他のエラーと同時発生】 ・別のエラーが原因でこの症状が出ている可能性もあります。 ・他のエラーを先に解決する必要があります。 |
点滅 | – | 点滅 | 室外機通電されると一瞬ファンが動き、停止する。これを2分30秒間で3~4回、トライ後エラー発生する | 室外機の電気回路に過剰な電流が流れて、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 室外基板の交換 |
点滅(高速) | – | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)内部の電気回路がショートしている異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の巻線がショートしているため、交換が必要です。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障してコンプレッサーに異常な電流を流している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 運転中にコンプ回転数が徐々に下がり最小回転数まで下がり停止 | エアコンの室外機にある電流を監視する回路が正常に動作していない異常 | 【室外基板の故障】 ・電流検出回路が搭載されている室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【三相機種の場合の相の入れ替え】 ・三相電源を使用するエアコンの場合、電源の相(R相、S相、T相)の接続が誤っている可能性があります。 ・電源の相の接続を入れ替える必要があります。(電気工事士の資格が必要です) |
点滅(高速) | – | – | 暖房時、センサ異常があった時全停止 | エアコンの室外機にある吐出温度センサーが正常に機能していない異常 | 【室外熱交換器センサーまたは吸込みセンサーの故障】 ・センサーが外れている、断線している、またはショートしている可能性があります。 ・故障しているセンサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・上記のセンサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | – | – | – | エアコンの室外機にある吐出温度センサーが正常に機能していない異常 | 【吐出温度センサーの交換】 ・吐出温度センサーが断線・ショートしている場合は、センサーを交換する必要があります。 【室外基板の交換】 ・吐出温度センサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 異常が確定した時点で全停止 | エアコンの室外機のファンモーターに過剰な電流が流れ、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 【室外ファンモーターの故障】 ・ファンモーターのベアリングが劣化して固着していたり、コイルが焼損している可能性があります。 ・室外ファンモーターを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、ファンモーターに過剰な電流を流している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンの室外機にある熱交換器の温度センサーが正常に機能していない異常 | 【室外熱交換器センサーの交換】 ・室外熱交換器センサーが外れている、断線・ショートしている場合は、センサーを交換する必要があります。 【室外基板の交換】 ・Teセンサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | – | – | リモコンのボタンを押して運転ON後、異常が確定した時点で全停止 | エアコンの室外機にあるコンプレッサーを動かすための回路に異常がある | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー自体が故障している可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な信号を送れていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【電源電圧の低下】 ・電源電圧が低下していると、コンプレッサーが正常に動作しない場合があります。 ・電源電圧を測定し、定格±10%以内に収まっているか確認する必要があります。もし電圧が低い場合は、電力会社に相談するか、電気工事士にブレーカーの容量アップなどを依頼する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)が固着して動かなくなっている異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の部品が焼き付いたり、固着したりして動かなくなっている可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な電圧を供給できていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機から出ていく冷媒ガスの温度(吐出温度)が異常に高くなり、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 【冷凍サイクルの詰まり】 ・冷媒ガスの循環経路が詰まっていると、圧縮機に負担がかかり、吐出温度が上昇します。 ・詰まり箇所を特定し、修理する必要があります。 【ガス不足】 ・冷媒ガスが不足すると、圧縮機が空回り状態になり、吐出温度が上昇します。 ・ガス漏れ箇所を特定し、修理した後にガスを補充する必要があります。 【電子膨張弁の不具合】 ・電子膨張弁が正常に動作していないと、冷媒流量が適切に制御できず、吐出温度が上昇する可能性があります。 ・電子膨張弁を交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、誤った信号を送り、吐出温度が上昇している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【室外熱交換器センサーの故障または取り付け不良】 ・室外熱交換器センサーが故障していたり、取り付け位置がずれていると、吐出温度を正しく検知できず、誤って高温と判断される可能性があります。 ・室外熱交換器センサーを交換するか、取り付け位置を修正する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)が故障した異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の部品が焼き付いたり、固着したりして完全に動かなくなっている可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な電圧を供給できていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【電源電圧の異常】 ・電源電圧が低すぎたり高すぎたりすると、コンプレッサーが故障する可能性があります。 ・電源電圧を測定し、正常な範囲内であるか確認する必要があります。 ・異常がある場合は、電力会社に相談するか、電気工事士にブレーカーの容量アップなどを依頼する必要があります。 【冷凍サイクルの過負荷】 ・冷媒ガスの不足や詰まり、室外機の汚れなどにより、コンプレッサーに過剰な負荷がかかり、故障した可能性があります。 ・原因を特定し、修理する必要があります。(ガス補充、詰まり除去、清掃など) |
点滅(高速) | 点滅(高速) | – | 全停止 | エアコンの冷媒サイクル内の気液分離用二方弁が正常に動作していない、または関連部品に異常がある状態 | 【気液分離用二方弁の交換】 ・気液分離用二方弁が故障している場合は、弁を交換する必要があります。 【室内熱交換器センサーの取り付け直し】 ・室内熱交換器センサーがホルダーから外れている場合は、センサーを正しく取り付け直す必要があります。 【室外基板の交換】 ・上記の2つの部品が正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止でリモコン受付しない(運転開始後1分後) | エアコンの室内機内の基板同士の通信に問題がある異常 | ・室内電源基板の交換 ・室内制御基板の交換 |
点滅(高速) | – | – | – | エアコンの換気ファンモーターが固着して動かない異常 | 【換気ファンモーターの故障】 ・換気ファンモーターのベアリングが劣化して固着していたり、コイルが焼損している可能性があります。 ・換気ファンモーターを交換する必要があります。 【室内基板の故障】 ・換気ファンモーターが正常に動作する場合は、室内基板が故障している可能性があります。 ・室内基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンのホコリセンサーか、人感センサーが正常に動作していない異常 | 【ホコリセンサーまたは人感センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・ホコリセンサーを交換する必要があります。 【表示基板の故障】 ・センサーからの信号を受け取る表示基板が故障している可能性があります。 ・表示基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンのピコイオン発生ユニット内のペルチェ素子という部品の絶縁が壊れている異常 | ピコイオンユニット組立を交換する |
– | – | – | – | エアコンのお天気サーチセンサーが正常に機能していない、またはセンサーからの信号を受け取る基板に不具合がある異常 | 受光基板組立を交換する |
エアコンのリセット手順
エアコンのリセットとは、基板などに溜まっている電気を抜くことによって、一時的なエラーを解消する方法のことです。
エアコンのリセット方法
エアコンのリセット方法は機種によって異なりますが、一般的には以下の手順で行います。
- エアコンの電源を切る:
リモコンまたは本体の電源ボタンでエアコンの電源を切ります。 - コンセントプラグを抜く:
エアコンのコンセントプラグを抜きます。 - 数分間待つ:
5分ほど待ち、エアコンの内部回路をリセットします。 - コンセントプラグを差す:
エアコンのプラグをコンセントに差します。 - エアコンの電源を入れる:
リモコンまたは本体の電源ボタンでエアコンの電源を入れます。
リセット後の確認
エアコンのリセット後、以下の点を確認してください。
- 室外機が動き出したか
- 冷たい/暖かい風が出ているか
エラーコードが消えない場合の対処法
エラーコードを確認した後、リセットをしても解決しない場合は、以下の手順を試してみてください。
1.フィルターの掃除
- エアコンの運転を停止します。
- エアコンの電源プラグを抜きます。
- フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いします。
- フィルターを十分に乾燥させてから、エアコン本体に戻します。
暖房運転の場合、フィルターの汚れでエラーコードが表示される場合があります。
2.室外機まわりの確認
- 室外機の周りに障害物がないか確認します。(植木鉢、自転車など)
- 室外機の上に物を置かないようにしましょう。
- 室外機の吹き出し口や吸い込み口にゴミや枯れ葉などが詰まっていないか確認し、取り除きます。
- 室外機周辺の雑草を刈り、風通しの良い状態を保ちます。
室外機のまわりにものを置いていると、運転効率が下がるだけではなく、室外機の高温異常エラーを引き起こすことがあります。
まだエアコンが直らない!応急運転も試してみよう
色々試してもエアコンが直らない時は、応急運転を試してみましょう。
応急運転は、エアコンのちょっとした不具合を一時的に復旧できる可能性のある機能です。 リモコンが故障した場合や、電源が入らない場合などに役立ちます。
エアコンの応急運転方法
エアコン本体に問題がないかを確認するために、「応急運転ボタン」を押してみましょう。応急運転ボタンは、エアコン本体にある、通常は小さくて目立たないボタンで、リモコンを使わずにエアコンを起動できる機能です。
応急運転スイッチの使い方
ルームエアコンには「応急運転スイッチ」というものが室内機本体の下側や前面パネルを開いたところについていて、この応急運転スイッチを使えば、リモコンを使わずにエアコンを起動する事ができます。
- 取扱説明書をよく読み、応急運転ボタンの位置を確認します。
- ボタンが小さい穴に隠れている場合は、細い棒などを使って押します。
- 応急運転ボタンを押すと、エアコンが起動します。起動する運転モードや設定温度は、メーカーや機種によって異なります。
応急運転でもエラーが発生する場合は・・・
上記の対処法を試してもエアコンが復旧しない場合、業者にエアコン点検や修理を依頼するか、買い替えるか検討する必要があります。
自分でエアコンを分解したり、修理を試みるのは大変危険です。感電やさらなる故障の原因となる可能性があります。
修理依頼の目安
以下のような場合は、特に専門業者への依頼が必要です。
- 上記の対処法を試してもエラーが解消しない
- エアコンから異音や異臭がする
- エアコンの内部に水漏れがある
- エアコンの電源が入らない
専門業者は、適切な知識と技術を持っており、安全かつ確実に修理を行うことができます。エアコンの寿命を延ばし、安心して使い続けるためにも、早めの相談をおすすめします。
エアコンのエラー予防
エアコンを長く快適に使い続けるためには、エラーを未然に防ぐための予防策が重要です。定期的なメンテナンスや適切な使用方法を心がけることで、エアコンの寿命を延ばし、快適な室内環境を維持することができます。
エアコンのメンテナンス
エアコンは汚れが原因で、性能が低下したり、エラーが発生したりすることがあります。そのため、定期的なフィルター掃除や室外機の周りの掃除が重要になります。
少なくとも月に1回はフィルター掃除、シーズン毎に室外機の周りの片づけましょう。
計画的な交換
エアコンは高品質で長寿命ですが、経年劣化は避けられません。10年を目安に、計画的に新しいエアコンへの交換を検討しましょう。
古くなったエアコンを使い続けると、以下のようなリスクが高まります。
- 故障による突然の停止: 真夏の暑い日にエアコンが動かなくなると、熱中症のリスクが高まります。
- 修理費用の増加: 古いエアコンは修理費用が高額になる傾向があります。
- 電気代の上昇: 最新のエアコンは省エネ性能が高く、電気代を節約できます。
計画的な交換は、快適な生活を守るだけでなく、経済的なメリットももたらします。
ランプ点滅でよくある勘違い
エアコンはランプが点滅しても運転を続けられる場合もありますが、それは危険です。点滅はエアコンからのSOSのサインです。ランプの点滅を放置したまま使い続けてしまうと故障がひどくなって修理費用がかさむだけでなく、最悪の場合、修理不能になってしまうことも考えられます。
もしエアコンのランプが点滅したら、まずは落ち着いて取扱説明書を確認しましょう。自分で解決できない場合は、早めに販売店やメーカーのカスタマーサポートに連絡してください。営業中にエアコンをストップさせることなく、かつエアコンを長持ちさせる秘訣は、早め早めの対応が肝心です。
実際のところ、エアコンが点滅して動かなくなってしまった場合、ユーザー側で対処できることはあまり多くありません。上記の内容を確認してもランプが点滅したままの場合はプロによる点検メンテナンスを受けてください。
まとめ
エアコンが点滅した時は、まず落ち着いてエラーコードを確認しましょう。エラーコードは、エアコンからのSOSサイン。この記事で紹介した対処法を試しても解決しない場合は、決して無理せず、速やかに専門業者に連絡してください。
早期発見・早期対処が、エアコンの寿命を延ばし、快適な室内環境を維持する秘訣です。
【メーカーサポートの連絡先一覧】
エアコンのプロが答える!お悩み相談室【エラーコード】- 無料相談事例公開 –
エアコン、もしかして故障…? そんな時は焦らずこの【5ステップ】!
~故障原因・修理可否を解説~
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか? 慌てずに、これからご説明する5つのステップに従って、一つずつ問題を解決していきましょう。
大手電機メーカーで培った知識と15年以上の経験を持つ、エアコンの故障診断のエキスパート、taichanが、あなたのエアコンのトラブル解決をサポートします。
ステップ1:状況確認 - どんな症状が出ているか把握しよう!
まずは、エアコンが完全に故障しているのか、それとも一時的な不具合なのかを確認しましょう。
具体的な症状を把握することが重要です。「冷えない」「異音がする」「水漏れする」「ランプが点滅している」など、どのような症状が出ているかを具体的に確認しましょう。
エアコンの型番や購入時期、保証期間なども確認しておくと、後のステップで役立ちます。 修理費用の概算額を把握するために、メーカーのお客様サポートに問い合わせてみましょう。
【メーカー別】お客様サポートの連絡先一覧
(↑クリックすると、主要メーカーのサポート窓口連絡先と修理費用相場、故障時の対処法などをまとめたページが開きます)
メーカーのサポート窓口に連絡し、症状を伝えてみましょう。
電話口でおおよその修理費用を教えてもらうことができる場合があります。
なお、ご自身のエアコンの不具合状況を詳しく知りたい方は、こちらの診断ツールを使ってみましょう。
>>エアコンの不具合状況を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの不具合状況を診断できるページが開きます)
ステップ2:修理できる?できない?
エアコンの症状を把握したら、次は修理が可能かどうかを判断しましょう。
- 自分で判断できない場合は、専門家に相談!
エアコンの内部構造は複雑で、素人判断は危険です。メーカーのサポート窓口や信頼できる修理業者に相談し、正確な診断を仰ぎましょう。 - 修理不可の場合も…
エアコン本体の劣化や部品の供給終了など、修理ができないこともあります。また、修理費用が高額となる故障(コンプレッサーの故障など)の場合も、買い替えを検討する必要があります。
スマート診断ナビを使えば、使用年数や設置状況などから修理の可否を診断することができます。
エアコンが修理できるかどうか診断できるツールはこちら
>>エアコンの修理可否を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの修理可否を診断できるページが開きます)
ステップ3:業者選びのポイント! 優良業者を見つけるコツ
修理または買い替えと決めたら、次はどの業者に依頼するか?が重要になります。
修理または買い替えを依頼する業者を選びましょう。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。それぞれの業者の特徴を理解した上で、実際に見積もりを取り、費用やサービス内容を比較しながら検討していきましょう。
修理業者を比較する
>>修理業者を比較する
(↑クリックすると、修理業者を比較できるページが開きます)
エアコン修理の流れはこちら
>>エアコン修理の流れを確認する
(↑クリックすると、エアコン修理の流れを確認できるページが開きます)
最適なエアコン選びのポイントをチェック!
>>最適なエアコン選びのポイントをチェック!
(↑クリックすると、最適なエアコン選びのポイントを確認できるページが開きます)
ステップ4:アフターサービス - 保証とメンテナンス
業者を決めたら、アフターサービスについても確認しておきましょう。
修理や買い替え後の保証期間やメンテナンスサービスの内容などを事前に確認しておくことで、安心してエアコンを使用することができます。
延長保証サービスの内容はこちら
>>延長保証サービスの内容を見る
(↑クリックすると、延長保証サービスの内容を確認できるページが開きます)
ステップ5:予防対策 - エアコンを長持ちさせるコツ
最後に、エアコンを長く快適に使うための予防対策について解説します。
エアコンの故障を予防するためには、定期的な清掃やメンテナンスが重要です。 フィルターの掃除や室外機周りの掃除などをこまめに行いましょう。清潔な状態に保ち、エアコンにかかる負担を軽減することで、エアコンの寿命を伸ばすことができます。
自分でできるエアコンメンテナンス方法はこちら
>>自分でできるエアコンメンテナンス方法
(↑クリックすると、自分でできるエアコンメンテナンス方法を確認できるページが開きます)
最後に、エアコンのプロとして、一つだけアドバイスさせてください。
エアコンの調子が悪い時は、誰でも不安になるものです。 この記事で紹介した5つのステップを参考に、落ち着いて行動すれば、きっと快適な生活を取り戻せます。
約10年に一度訪れるエアコンの買い替えは、住環境を改善するチャンスでもあります。 日頃からどのような空気環境を作りたいかを考えておくことも大切です。
いざという時は、信頼できる業者に相談しましょう。 そして、困ったことがあれば、いつでもtaichanにご相談ください。
>>無料相談はこちら