「あれ?エアコンから変な音がする…」エアコンから異音が聞こえてきたら、故障の前兆かもしれません。気になって眠れない、電気代が心配…そんな不安をお持ちのあなたへ。この記事では、エアコンから異音が発生する原因と、自分でできる対処法を徹底解説!原因別の解決策や予防策まで、専門家が分かりやすくお伝えしますので、安心して読み進めてください。
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▶ステップ1:状況確認
エアコンの異音に関する故障診断を行います。
エアコンから異音が聞こえるのですね。まずはどこから異音が聞こえてくるのか教えて下さい。
この記事の監修者「taichan」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
エアコンからの異音の原因と対処法は?
エアコンから聞こえる異音は、発生箇所(室内機、室外機)やその音の種類によって原因が異なります。
以下によくある異音の種類とその原因を紹介します。クリックすると内容を見ることができます。
室内機からの異音
1. エアコン内部の部品共振
エアコン内部の部品が送風ファンモーターなどの振動に共振した場合、「ブーン」という低い音が発生することがあります。
考えられる原因
- 室内機内部の共振
対処法
- 風量を変更する
- 販売店やメーカーに修理を依頼する
風量を変更して異音が消える場合は、共振が原因の可能性が高くなります。
2. エアコン内部の汚れ
エアコン内部にホコリやカビが溜まると、風路が狭くなったり、ファンの回転バランスが崩れたりすることがあります。これが原因で「ブーン」という異音が発生することがあります。
考えられる原因
- フィルターの目詰まり
- 熱交換器の汚れ
- ファンに付着したホコリ
対処法
- フィルターを掃除する
- エアコン内部を掃除する
異音解消のために行うエアコン内部の掃除は、分解作業を伴う箇所の汚れも取り除く必要があるため、プロにお願いするのがいいでしょう。
エアコンフィルターの汚れ
フィルターが目詰まりすると、風路が狭くなり、風速が速くなることで「ザァー」という音が大きくなることがあります。
対処法
- エアコンのフィルターを掃除する
フィルターの掃除方法
- エアコンの電源を切る
- フィルターを取り外す
- 掃除機でホコリを吸い取る
- 水洗いをする場合は、中性洗剤で洗い、よく乾かしてから取り付ける
フィルターを掃除しても音が改善しない場合は、以下の原因が考えられます。
- 風量設定:
風量を強く設定している場合は、「ザァー」という音が大きく聞こえることがあります。風量を弱めて様子を見てみましょう。 - エアコン内部の構造:
エアコンの機種によっては、構造上「ザァー」という音が発生しやすい場合があります。
1. 送風ファンへの異物の接触が原因の場合
送風ファンにホコリやゴミ、劣化した内部部品などが付着して、回転する際に「キュルキュル」という音が発生することがあります。
対処法
- エアコンクリーニング
- 送風ファンに付着した異物の除去
2. ベアリングの劣化が原因の場合
ファンモーターのベアリングが劣化すると、潤滑油が切れて摩擦が生じ、「キュルキュル」という音が発生することがあります。
設置から10年を超えたエアコンに多い症状となります。
対処法
- ファンモーターの交換
- エアコンの買い替え(エアコンを10年以上ご使用の場合)
室内機からキュルキュル音がする場合、分解を伴うメンテナンスとなるため、ご自身で対処することは難しいですので、販売店やメーカー、エアコンクリーニング業者などに修理を依頼しましょう。
1. 送風ファンの軸ズレや異物の接触
送風ファンの回転軸がズレたり、ホコリや小さなゴミなどが付着すると、回転する際に「カタカタ」、「カチカチ」、「ガタガタ」という速い音が発生することがあります。
対処法
- 送付ファンの回転軸の修正、またはファンの交換
- 送風ファンに付着した異物の除去
風量を変えると、音のテンポが変わる場合は、送風ファンに異常がある可能性が高いでしょう。
2. ルーバースイング機構の故障
吹き出し口の風向きを変えるルーバーのスイング機構に不具合が発生すると、「カタカタ」という音が発生することがあります。
ルーバーのスイングを停止すると音がしなくなる場合は、ルーバーのスイング機構に異常がある可能性が高いでしょう。
考えられる原因
- ルーバーの取付不良
- ギヤ機構の摩耗
対処法
- ルーバーの取り付け状態の修正
- ギヤ機構の破損、劣化部品の交換
3. フィルター自動掃除ロボの不具合
フィルター自動掃除ロボに不具合が発生すると、「カタカタ」という音が発生することがあります。
考えられる原因
- フィルターやダストボックスの取付不良
- フィルター掃除ロボ機構の故障
対処法
- 取扱説明書を参考にフィルターやダストボックスを正しく取り付ける
- フィルター掃除ロボが故障している場合は交換修理
エアコン停止後など、フィルター自動掃除中に音が発生する場合は、フィルター自動掃除ロボに不具合が発生している可能性が高いでしょう。
4. エアコン内部の部品の劣化
エアコン内部の部品が劣化したり、緩んだりすることで、運転時に「カタカタ」、「ガタガタ」という音が発生することがあります。
考えられる原因
- ファンの羽根の破損や歪み
- モーターの軸受けの摩耗
- ドレンパンの歪み
- その他部品の劣化
対処法
- 各部品の取り付け状態の修正
- 破損、劣化部品の交換
室内機からカタカタ、ガタガタ音がする場合、ご自身で対処することは難しいですので、販売店やメーカーなどに修理を依頼しましょう。
エアコンから「バキッ」「バチッ」と異音…その原因は?
エアコンの室内機から「バキッ」「バチッ」と異音がする原因は、大きく分けて以下の2種類が考えられます。
1. 熱収縮による音
エアコンは、冷房時は冷え、暖房時は熱くなります。この温度変化によって、エアコン内部のプラスチック部品が膨張・収縮し、その際に「バキッ」「バチッ」といった音が発生することがあります。これは、熱膨張・収縮による物理的な現象であり、通常は故障ではありません。
特に、運転開始時や停止直後など、温度変化が大きい時に発生しやすい傾向があります。
2. フィルター自動お掃除機能による音
最近のエアコンには、フィルター自動お掃除機能を搭載した機種が多くあります。この機能は、エアコン内部に組み込まれたロボットが自動でフィルターを掃除する仕組みです。しかし、このロボットが正常に動作しない場合、「バキッ」「バチッ」という異音が発生することがあります。
フィルター自動お掃除機能で異音が発生する原因
- フィルターやダストボックスの汚れ
- フィルターやダストボックスの取り付け不良
- フィルター自動お掃除ロボットの故障
もし異音が気になる場合は、まずエアコンの電源を切り、フィルターやダストボックスの取り付け状態を確認してみましょう。それでも異音が改善しない場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
自分でできるエアコン異音の対処法
- エアコンの電源を切る:
まずは、エアコンの電源を切り、安全を確保しましょう。 - フィルターやダストボックスの再取付:
フィルターやダストボックスを掃除したあと、取扱説明書を参考に正しく取り付けていきましょう。 - 専門業者に点検を依頼する:
上記の対処法を試しても異音が改善しない場合は、フィルター自動おそうじロボの故障が考えられます。専門業者に点検を依頼し、修理または交換を検討しましょう。
冷媒ガスの流れについて
エアコンは、冷媒ガスを循環させることで冷暖房を行います。
冷媒ガスの流れが切り替わる際に「プシュー」という音、気体から液体に変化する際に「シュルシュル」、「チョロチョロ」という音が発生することがあります。特に冬場のエアコンの暖房運転中に「プシュー、シュルシュル…」といった音が室内機から聞こえることがあります。これは、室外機に付着した霜を溶かす「霜取り運転」が作動した際の音で、故障ではありませんのでご安心ください。
冬場の暖房だけに限った話ですが、エアコンの場合、霜取り運転と呼ばれる室外機についた霜を溶かすプログラムが作動している場合があります。
除霜運転中は、室内機のファンは停止、または微風となり、室外機は圧縮機は動作している(ブゥーンという低い音はなっている)ものの、室外機のファンは停止している状態になっています。
一般的には、霜取り運転は「暖房(数時間)→除霜運転(数分)→暖房・・・」というパターンで行われます。
室内機は動いていないけど室外機からはブゥーンという音がしている場合、しばらく待っていれば暖房が開始されますのでこれはエアコンの故障ではありません。
その他
上記以外にも、「プシュー」、「シュルシュル」という音の原因として、以下のようなことが考えられます。
- 冷媒ガスの漏れ:
冷媒ガスが大量に漏れている場合は、「プシュー」という音と共に、冷房効率が低下したり、異臭がしたりすることがあります。
もし、音がした直後にエアコンが全く効かなくなった場合は、冷媒ガスの漏れなどの異常が考えられますので、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
ドレンホースの逆流について
ドレンホースとは、エアコン内部で発生した結露水を排出するためのホースです。
気密性の高い住宅では、室内と室外の気圧差によって、このドレンホースから空気が逆流し、室内機内部で「ポコポコ」、「ポンポン」という音が発生することがあります。 これは、特に換気扇を使用している時や、強風時に起こりやすい現象です。
対処法
- 換気:
窓をほんの少し開けるなどして、室内外の気圧差を解消する - 換気扇の停止:
換気扇を停止してみる
上記の方法を試しても音が改善した場合は、ドレンホースの空気の逆流が原因の可能性が高いでしょう。原因を根本的に解消するためには、逆流防止弁という部品の取り付けがおすすめです。
エアコンの換気機能
最近のエアコンには、換気機能を搭載した機種があります。換気機能が動作すると、室外から空気を取り込んだり、室内から空気を排出したりするため、「ゴー」という音が発生することがあります。
対処法
- 換気機能の風量を弱める、または停止する
換気設定の具体的な方法については、取扱説明書をご覧ください。
空気清浄機能について
最近のエアコンには、空気清浄機能を搭載した機種があります。空気清浄機能が動作すると、内部で高電圧のプラズマ(イオン)を発生させるため、「ジー」という音が発生することがあります。また、放電ユニットが汚れた場合に「パチパチ」と音がする場合もあります。
対処法
- 空気清浄機能を停止する
- 空気清浄ユニットを掃除する
具体的な空気清浄機能の設定や掃除方法については、取扱説明書をご覧ください。異音が直らない場合はエアコン点検をしてもらったほうが安心です。
プラスチックの伸縮について
エアコンの室内機は、多くのプラスチック部品で構成されています。 温度変化によってこれらのプラスチック部品が伸縮し、「ミシミシ」や「パキッ」といった音が発生することがあります。 特に、冷房運転開始時や停止時など、温度変化が大きい時に発生しやすいです。
その他
上記以外にも、「ミシミシ」、「パキッ」という音の原因として、以下のようなことが考えられます。
- 壁や天井の伸縮:
エアコンが設置されている部屋の壁や天井が、温度変化によって伸縮し、音が発生している可能性があります。
対処法
多くの場合、プラスチックの伸縮による音は、エアコンの性能に影響を与えるものではありません。しばらく様子を見て、音が大きくなったり、他の異常が発生し
フィルターの自動掃除機能について
最近のエアコンには、フィルターを自動で掃除する機能が搭載されている機種があります。自動おそうじ機能が動作すると、フィルターをブラシで掃除したり、ダストボックスにホコリを回収したりする際に、「カタッ」や「パタッ」といった音が発生することがあります。
対処法
- 様子を見る:
多くの場合、これらの音はエアコンの性能に影響を与えるものではありません。しばらく様子を見て、音が大きくなったり、他の異常が発生したりしないか確認しましょう。 - 専門業者に点検を依頼する:
以前より明らかに音が大きくなった場合や、他の異常が疑われる場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
マイコンが原因の異音とは?
マイコンはエアコンの頭脳のようなもので、温度調節や風量調節など、エアコン全体の動作を制御しています。マイコンが故障すると、エアコンが正常に動作しなくなり、様々なエラーや異音を引き起こす可能性があります。
考えられる原因
- マイコンの故障:
長年の使用や電圧の不安定などにより、マイコン自体が故障している可能性があります。 - 基板の故障:
マイコンが搭載されている基板に問題が発生している可能性があります。 - 接続不良:
マイコンと他の部品との接続が不良になっている可能性があります。 - 一時的なエラー:
落雷や静電気の影響で一時的なエラーが発生している可能性があります。
対処法
- 電源のオフ/オン:
一度エアコンの電源を切り、数分後に再度電源を入れてみてください。一時的なエラーであれば、これで解消される場合があります。 - 電源プラグの抜き差し:
電源のオフ/オンで改善しない場合は、電源プラグを抜いて数分後に再度差し込んでみてください。
上記の方法を試しても改善しない場合は、エアコンのメーカーに問い合わせて修理を依頼してください。
【備考】エアコン以外の音の可能性も!?
電子音の場合、エアコンからではなく、近くにある別の家電製品から音が鳴っている可能性もあります。火災報知器の電池切れの警告音や、ガスレンジの時の音、WiFi機器の音などが考えられます。
エアコンからの音であるか確認するポイント
以下の点を確認することで、電子音の原因がエアコンであるか絞り込むことができます。
- リモコン操作時と同じ音か?:
エアコンを操作した際に鳴る音と同じ音かどうかを確認してください。 - 電源OFFで音は止まるか?:
エアコンの電源をOFFにした場合、またはブレーカーをOFFにした場合に音が止まるかどうかを確認してください。
もし、リモコン操作時と同じ音で、かつエアコンの運転時のみ音が発生する場合は、エアコン本体の故障の可能性が考えられます。そうでない場合は、他の家電の音の可能性もありますので、一度確認してみて下しさい。
室外機からの異音
圧縮機の動作音について
エアコンは、圧縮機を使って冷媒ガスを循環させています。
圧縮機は、エアコンの心臓部とも呼ばれる重要な部品で、運転時には「ブーン」という低い音が発生します。 特に、設定温度と外気温の差が大きい場合や、部屋が十分に冷えていない(または暖まっていない)場合は、圧縮機がフルパワーで動作し、音が大きくなることがあります。
対処法
- 設定温度の見直し:
設定温度と外気温の差を小さくすることで、圧縮機の負荷を軽減し、音を静かにすることができます。 - 風量調整:
風量を「自動」にすることで、エアコンが自動的に適切な風量を調整し、圧縮機の負荷を軽減することができます。 - 室外機の周辺環境:
室外機周辺に障害物があると、熱がこもりやすく、圧縮機の負荷が大きくなります。室外機周辺に物を置かないようにし、風通しの良い状態を保ちましょう。 - 騒音値の小さいエアコンへの買い替え:
室外機の動作音はメーカーや機種によって大きく異なります。エアコンのカタログの後ろの方にある仕様のページにある「騒音値」の小さなエアコンを選びましょう。
なお、圧縮機のモーターやファンのモーターが劣化すると、音が大きくなることがあります。設置から10年近く経過したエアコンの室外機の音が大きくなってきた場合、買い替えを検討し始める時期となります。
ファンモーターの異常について
室外機のファンモーターは、長時間使用したり、雨風にさらされたりすることで劣化し、異音が発生することがあります。
「キュルキュル」という高い音は、ファンモーターの軸受け部分の摩耗や、潤滑油の不足によって発生することが考えられます。
設置から10年を超えたエアコンに多い症状となります。
対処法
- ファンモーターの交換:
ファンモーターの異常は、ご自身で修理することが難しいですので、販売店やメーカーに修理を依頼し、ファンモーターの交換を検討しましょう。 - エアコンの買い替え:
設置から10年を経過している場合は、エアコンの買い替えも検討する時期となります。
ご注意
- 異常を感じたら、エアコンの電源を切り、販売店やメーカーに修理を依頼しましょう。
- エアコンから異音がする場合は、故障の前兆である可能性があります。放置すると故障の原因となるばかりか、火災などの危険性もありますので、早めに対応することをおすすめします。
室外機の設置状況について
室外機は、地面や壁にしっかりと固定されていないと、振動によって音が発生しやすくなります。また、室外機周辺に物が置かれている場合、それらに接触して音が発生することもあります。
考えられる原因
- 取り付け不良:
室外機を固定しているネジが緩んでいたり、設置台が不安定だったりする場合に、振動が発生しやすくなります。 - 他のものとの接触:
室外機が壁やフェンス、植木などに接触している場合、振動が伝わり音が発生します。 - 異物の巻き込み:
室外機のファンに落ち葉や小枝、ビニール袋などが巻き込まれている場合、「パタパタ」という音が発生することがあります。
対処法
- 室外機の固定状態を確認する:
室外機を固定しているネジが緩んでいないか、設置台が安定しているかを確認し、必要があれば締め直したり、設置場所を調整したりしましょう。 - 周囲のものを確認する:
室外機周辺に物が置かれていないか、壁やフェンスなどに接触していないかを確認し、必要があれば移動させましょう。 - 異物の除去:
室外機のファンに異物が巻き込まれている場合は、エアコンの電源を切り、異物を取り除きましょう。
ご注意
- 室外機は、重量があり、感電の危険性もあるため、ご自身で作業を行う場合は十分に注意してください。
- 自分で対応することが難しいと感じる場合は、決して無理をせず専門業者に点検を依頼しましょう。
- エアコンから異音がする場合は、故障の前兆である可能性があります。放置すると故障の原因となるばかりか、火災などの危険性もありますので、早めに対応することをおすすめします。
冷媒ガスの流れについて
エアコンは、冷媒ガスを循環させることで冷暖房を行います。
冷媒ガスの流れが切り替わる際に「プシュー」という音、気体から液体に変化する際に「シュルシュル」という音が発生することがあります。
その他
上記以外にも、「プシュー」、「シュルシュル」という音の原因として、以下のようなことが考えられます。
- 冷媒ガスの漏れ:
冷媒ガスが大量に漏れている場合は、「プシュー」という音と共に、冷房効率が低下したり、異臭がしたりすることがあります。
もし、音がした直後にエアコンが全く効かなくなった場合は、冷媒ガスの漏れなどの異常が考えられますので、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
インバーターの作動音について
インバーターは、室外機の中にある電子部品です。
電圧や周波数を変化させることで、圧縮機やファンモーターの回転数を細かく制御する部品です。 インバーター制御によって、エアコンは省エネ運転を実現しています。 しかし、インバーターが動作する際に、「キーン」や「ミ、ミ、ミ・・・」といった高い音が発生することがあります。
これは、室外機内部のインバーターと呼ばれる電子部品から発生する音で、特に夜間など静かな環境では聞こえやすくなります。
対処法
- 音が気になる場合:
室外機の動作音はメーカーや機種によって大きく異なります。エアコンのカタログの後ろの方にある仕様のページにある「騒音値」の小さなエアコンを選びましょう。 - 専門業者に点検を依頼する:
音が大きすぎる場合や、他の異常が疑われる場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
異音が聞こえた時の対処法
エアコンから異音が聞こえた時の対処法について説明します。
1. 冷静に状況を把握する
まず、異音の種類、大きさ、発生場所(室内機 or 室外機)などを確認しましょう。
- どんな音か?
(「ブーン」「カタカタ」「キュルキュル」など) - 音の大きさは?
(かすかに聞こえる程度か、大きく響くか) - どこから聞こえるか?
(室内機、室外機、その他)
これらの情報をメモ、または録音しておくと、後々原因を特定する際に役立ちます。
2. 安全確認を行う
感電や怪我を防ぐため、以下の安全確認を必ず行いましょう。
- エアコンの電源を切る。
- ブレーカーを落とす。
- エアコン周辺に危険物がないか確認する。
- 室外機の場合は、周囲に人がいないか確認する。
3. 異音の原因を特定する
状況把握と安全確認ができたら、異音の原因を探ります。
- エアコンの取扱説明書を確認する:
使用しているエアコンの型番を調べ、メーカーのホームページで取扱説明書を確認しましょう。よくある異音の原因や対処法が記載されている場合があります。 - 目視で確認する:
エアコンのフィルターやファン、室外機の周辺に異物や汚れがないか確認しましょう。 - 掃除してみる:
フィルターやファンの汚れが目立つ場合は、掃除機やブラシを使って丁寧に掃除してみましょう。 - インターネットで検索する:
異音の種類や発生場所をキーワードに、インターネットで情報収集してみましょう。同じような症状を経験した人のブログやQ&Aサイトなどが参考になる場合があります。
4. 自分で対処できるか判断する
異音の原因が特定できたら、自分で対処できるか判断しましょう。
- フィルターの掃除や、室外機の周辺の掃除など、簡単な作業で解決できる場合
→自分で対処してみましょう。 - ファンモーターの故障や冷媒ガスの漏れなど、専門知識や技術が必要な場合
→無理せず販売店やメーカーサポートに依頼しましょう。
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異音を未然に防ぐ!予防策5選
エアコンのフィルターは、2週間~1ヶ月に1回を目安に掃除しましょう。フィルターが目詰まりすると、エアコンの風量が低下し、異音の原因となるだけでなく、冷暖房効率も悪くなります。
掃除方法:
- エアコンの電源を切り、コンセントを抜く。
- フィルターを取り外す。
- 掃除機でホコリを吸い取る。
- 水洗いをする場合は、中性洗剤で優しく洗い、よく乾燥させる。
- フィルターを元に戻す。
ポイント:
- フィルターが破損している場合は、新しいものに交換しましょう。
- フィルター掃除の頻度は、使用環境やエアコンの種類によって異なります。
室外機の周りに物が置かれていると、接触などによる異音の原因となることがあります。また、雑草が伸びて室外機に絡まっていると、ファンの回転を妨げ、異音や故障の原因となることがあります。
ポイント:
- 室外機の周りは、常に30cm以上空間を空けましょう。
- 落ち葉やゴミなどはこまめに取り除きましょう。
- 雑草は定期的に刈り取りましょう。
エアコン内部のカビやホコリは、異音の原因となるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。1~2年に1回を目安に、エアコンクリーニングを行いましょう。
ポイント:
- エアコンクリーニングは、専門業者に依頼することをおすすめします。
気密性の高い住宅の場合、ドレンホースから空気が逆流することがあり、その際に、「ポコポコ」、「ポンポン」といった異音が発生することがあります。逆流防止弁を取り付けることで、この異音を防ぐことができます。
ポイント:
- 逆流防止弁は、ホームセンターなどで購入できます。
- 取り付け方法がわからない場合は、専門業者に依頼しましょう。
10年以上使用しているエアコンは、部品の劣化が進んで異音が発生しやすくなります。また、電気代の増加や故障のリスクも高まります。買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
ポイント:
- 最新のエアコンは、省エネ性能が高く、電気代を節約できます。
- エアコンの買い替え時期は、使用頻度や環境によって異なります。
プロが教える!エアコンからの異音に関するQ&A
まとめ
この記事では、エアコンから発生する異音の原因、対処法、そして予防策について詳しく解説しました。
- 「ブーン」「カタカタ」「キュルキュル」など、異音の種類別に原因と対処法を理解することで、自分で解決できる問題と専門業者に依頼すべき問題を区別できるようになりました。
- フィルター掃除や室外機の周辺整理など、今日からすぐに実践できる予防策を5つ紹介しました。
- エアコンの寿命を延ばし、快適に使い続けるためのヒントが得られたはずです。
これらの情報を参考に、エアコンの異音に適切に対処し、快適な夏を過ごしましょう。それでも異音が解決しない場合や、ご自身で対処することに不安がある場合は、無理せず専門業者に相談することをおすすめします。
エアコンの異音について点検や修理を依頼する場合、スマホなどで異音を録音しておき、実際にその音を業者の人に聞いてもらえるようにしておくとと話がスムーズに進みますよ。
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