【エアコン故障!?】室外機が動かない(回らない)原因と対処法まとめ

【故障原因その4】四方弁の故障

エアコンは夏場の冷房運転と冬場の暖房運転では、配管の中を流れる冷媒の流れ方が異なります。

暖房と冷房の冷媒の流れを切り替える四方弁

出典)熱機関の効率(冷凍サイクル)|FNの高校物理

その冷媒の流れる向きを切り替えるために取り付けられているのが四方弁と呼ばれるパーツ(上記の図では可逆弁と書かれている)です。

この四方弁やその四方弁を動作させるための電磁コイルなどが故障し、四方弁が作動しなくなると、エアコン本体は暖房運転をしているつもりでも、実際の冷媒の流れは冷房運転になってしまっているため、吹出口からは冷たい風が出てきてしまうということがあります。

仮に四方弁本体が故障した場合、パーツを交換するためには室外機から冷媒を抜き取り、溶接でパーツの付け替えとなるので、修理費用は安いエアコンを購入するのと変わらないぐらいかかってしまうことがあります。

一昔前に、この四方弁そのもの不良でこういった故障が頻発したという自体もありましたので、エアコントラブルの中でも比較的有名な故障パターンという認識をしてもらっているといいのではないかと思います。

ちなみに、四方弁の交渉の場合、動作しないのは暖房運転だけとなることが多く、冷房運転や除湿運転は問題なく動くというケースも多々見受けられます。

このような場合、エアコンを修理せずにそのままの状態でも、暖房を使わないのであれば、冬場はエアコンを使わずに他の暖房器具に切り替えて乗り切り、夏場の冷房や除湿のみそのエアコンを活用していくという選択肢もあったりしますので、ご参考まで。

【故障原因その5】冷媒ガス漏れ

エアコンは冷媒というものを使って、室内の熱を室外に移動させることによって、エアコンから冷たい風を出すという仕組みで動いています。

出典)エアコンの秘密|原子力の科学館あっとほうむ

基本的にはこのエアコンの内部に封入されている冷媒が漏れてなくなるということはありませんが、稀に配管の腐食や初期不良、取り付けミス等によって冷媒が漏れ出してしまうことがあります。

エアコン内部の冷媒が少なくなってくると、室内機から室外機に運び出せる熱の量が少なくなったり、室外機側の温度が下がってしまって上手く排熱ができなくなったりしてしまいます。

エアコン内部の冷媒が完全になくなってしまうとエラーコードが表示されてエアコンは室内機、室外機共に完全に動かなくなってしまいますが、中途半端に冷媒が少ない状態だとエラーコードは出ないもののエアコンは冷えないという感じになります。

エアコンが冷えない原因が冷媒漏れかどうかを見た目だけで判断する方法は以下の通り。

冷媒漏れの症状その1

室外機の配管に露(つゆ、水滴)ではなく霜(霜、白色)がついている場合、冷媒が漏れている可能性があります。

出典)暑いのでエアコンの点検依頼が多いです|川正電器(カワマサデンキ)のブログ

冷媒漏れの症状その2

室内機のアルミ製の熱交換器の一部だけが冷えて霜や氷が付いている場合は冷媒漏れを起こしている可能性あります。

以下のような写真のように着氷がひどい場合は、エアコン停止後などに本体からの水漏れが発生する場合もあります。

出典)エアコンの中が凍っています。|Yahoo!知恵袋

エアコンの室外機が動かなくなった時にこのような症状が出ている場合、冷媒ガス漏れが故障の原因かもしれません。

ただし、上記のような症状が出るのは古いタイプ(圧縮機が一定速)のエアコンで冷媒ガス漏れを起こした場合にみられるもので、最近主流のタイプ(圧縮機がインバーター制御の可変速)のエアコンの場合、上記のような症状が出ずエラーコードのみ表示されて室外機が止まってしまうこともあります。

エアコンの冷媒が漏れてしまっている場合は、冷媒を再充填すれば元のように動くのですが、冷媒が漏れた原因を見つけ出し、そこを修理しなければまた同じようにエアコンが冷えなくなる可能性があります。

エアコン充填費用はおおよそ1~1.5万円が相場で、エアコンの冷媒漏れがある場合はプラス1~2万円ほど必要になる場合があります。

エアコン取り付け直後の冷媒漏れの場合はエアコン本体の初期不良や取り付けミスなどが原因である可能性が高く、取り付けから数年後の冷媒漏れはエアコン配管の腐食が原因のことがほとんどです。

エアコンの冷媒漏れやガスチャージの方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になると思います。

>>エアコンのガス漏れ故障の原因と冷媒ガス補充の修理料金について

>>【参考】自分でエアコンの冷媒をDIY補充(ガスチャージ)する方法

修理の見積もりや買い替えの検討を行う

エアコン故障の原因がある程度分かってきたら、修理費用について調べていきましょう。

エアコンの修理費用は何が故障しているのかによって変わってきますが、ざっくりとした修理費用の目安金額は以下の表を参考にしてみると良いでしょう。

出典)運転ランプが点滅する・エラーコードが表示される|ダイキン工業株式会社

エアコンを修理したい場合は、メーカーのサポートなどに電話して症状やエラーコードなどを伝え、どういった故障なのか確認したり、実際どれぐらいの費用がかかるのか確認してみるのがいいと思います。

>>エアコンメーカー別のサポートセンター連絡先まとめ

ただ、ここでひとつ考えておきたいのは、故障したエアコンを何年使っているかとういことです。

あまり知られていないことかもしれませんが、エアコンには「設計上の標準使用期間」というものが定められています。

エアコンの標準設計年数

実際に室内機の下側に貼ってあるシールを確認してみると、10年間が標準使用期間ということが分かると思います。

もし、故障したエアコンが設置から10年近く経過したものである場合、今回の故障は修理して直ったとしても、また他の箇所が故障してしまうというリスクが残ったままになってしまいます。

最近では、テレビショッピングやネット通販など、5~7万円程度(工事費込)で新しいエアコンが買えるようになってきました。

エアコン内部に溜まっているエアコン掃除の手間や費用なども考えると、買い替えたほうが楽な場合もよくあります。

このあたりのことも踏まえて、エアコンを修理するのか、または買い換えるのか検討してみるのがいいのではないかと思います。

最後に一言

今回は、【エアコン故障!?】室外機が動かない(回らない)原因とDIY対処法まとめについてお話しました。

エアコンの室外機が動かない場合、まずは設定の確認や、室外機の周りに物が置かれていないか、ファンに異物が挟まっていないかなどを確認していきましょう。

それでも室外機が動かなかったり、エラーコードが出る場合は、エアコンが故障してしまっている可能性もあります。

真夏の猛暑のタイミングでエアコンが故障した場合、メーカーサポートは人手が圧倒的に足らないため、修理に来てくれるタイミングが遅くなる傾向があります。

また、エアコンを見に来てくれたとしても、手持ちのパーツですぐに修理ができない場合、実際の修理作業は後日になることもよくあります。

どちらかと言えば、修理ができる人(メーカーサポート)より、単純にエアコンを取り付けることができる人の方が絶対的にたくさんいます(取り付け作業は比較的単純な力仕事になる)ので、なるべく早く部屋を涼しくしたい人は思いきってエアコンを購入して取り付けてもらったほうがいいのかもしれません。

この辺りは、メーカーサポートやお店などに実際に電話して聞いてみたりして、自分の希望する価格や納期を考慮して決めていくのがいいと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

それでは!




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