【エアコン故障!?】室外機が動かない(回らない)原因と対処法まとめ

【室外機が動かなくなる原因その4】霜取り運転が行われている(冬場の暖房)

エアコンの暖房は、室外機の熱交換器(アルミフィンのこと)を氷点下まで冷やすことで、室内機から温風を出す仕組みで動いています。

ですが、外の天気が雨や雪など、湿度が多いような条件で暖房運転を続けていると、室外機の熱交換器に霜や氷がついてしまいます。

霜取り運転前の室外機に氷がついたアルミフィン

これは、真夏にガラスのコップに氷水を入れると、コップの周りに空いて気がついてしまうのと同じことが室外機で発生していると考えるとよくわかると思います。

ただ、エアコンの暖房の場合は、室外機の配管内部を流れる冷媒ガスの作用によってアルミフィン部の温度は0℃以下にまで低くなっているため、フィンに付着した水分はそのまま凍ってしまいます。

それが長時間続くと、室外機のアルミフィン全体が氷で覆われてしまうという状況になってしまいます。

このようなメカニズムで室外機に霜がついてしまうと暖房能力が落ちてしまい、室内機から温風を出すことができなくなってきます。

これを防ぐための方法が「霜取り運転」です。

霜取り運転の概略図

出典)冬、エアコンの暖房が止まる理由|Panasonic

霜取り運転は、室外機についてしまった氷を溶かすために、一旦室内の暖房を停止します。

この時、室内機の風量は微風、または停止となっていて、暖かい風はでてきません。

また、室外機を見てみると「ブゥーン」というコンプレッサーが動く音はするものの、室外機のファンは停止していることが多いでしょう。

また、霜取り運転が終わる頃には室外機から霜が溶けた水がジャバジャバと出てきます。

>>【エアコン水漏れ故障】室外機からジャバジャバ水が出た時の対処法

霜取り運転は数分から十数分で完了し、その後、再びこれまでどおりの暖房運転が再開されます。

比較的温暖な地域に住んでいる人の場合、室外機に大量の霜がついてしまうことは少ないため、霜取り運転を目にする(気づく)機会が少ないと思いますが、寒冷地の場合、一日に何度も除霜運転が行われています。

暖房中に急に温風が出なくなってしまい、室外機をみたらコンプレッサーは回っているものの、ファンが回っていないという場合、おそらくそれは霜取り運転だと思われます。

急に暖房がとまってしまってびっくりすると思いますが、電源を切ったりせず、10分ほど様子を見てみましょう。

稀に、暖房を開始する段階で室外機に霜がついたままになっている場合、先に除霜運転を行なってから暖房が開始される場合もありますので、ご参考まで。

>>エアコンがつかない5つの原因と対処法まとめ

【室外機が動かなくなる原因その5】室外機が凍りついてしまっている

先ほどお話した暖房時の霜取り運転は、室外機の熱交換器を温めることでアルミフィンに付いた霜を溶かして、室外機の外に排出します。

ただ、数年に一度の寒波などがやってきて外気温が異常に低くなってしまうような場合、溶けた水が室外機の外に排出される前に室外機の中(底面など)で再び凍ってしまうことがあります。

その氷が成長続けると室外機のファンに当たってしまってしまって暖房運転が停止し、ファンが動作しないことによる故障(エラーコード)が表示されることがよくあります。

そのようなことを防ぐための手段として、寒冷地仕様のエアコンが存在しています。

寒冷地仕様のエアコン

出典)DXシリーズ 製品情報|DAIKIN

寒冷地仕様のエアコンの室外機の底面にはヒーターが取り付けられていて、除霜運転で溶けた水が床面で凍らないようにする工夫が施されています。

室外機が頻繁に凍りついてしまう(除霜運転で溶けた水が室内機の中で凍ってしまうなど)という場合は、このような寒冷地仕様のエアコンに取り替える必要があります。

ただ、稀に来る寒波の影響で一時的に室外機が凍りついてしまった場合は、熱湯などを室外機の底面に流し込むなどすれば、再び暖房を再開することもできます。

また、室外機が舞っている雪を吸い込んでしまうような場所に置かれていると、頻繁に除霜運転が入ってしまうことになったりしますし、除霜運転によって出る水の量も多くなり、それによって室外機が凍りついてしまうこともあります。

エアコンが凍りついてしまって動かない場合、熱湯などをかけて氷を溶かした後に暖房運転をして再び動き出せば、エアコンは故障していということが確認できます。

ただ、この室外機が凍りついてしまう現象が一時的な寒波の影響ではなく慢性的に起こってしまうような場合、室外機に雪が吸い込まれないよう雪よけ(風よけ)の工夫をしたり、業者に依頼して室外機の場所を移動したり、寒冷地仕様のエアコン(室外機にヒーターが設置されていたりする)の導入を検討したりなども考えていく必要があるでしょう。

次のページでは、応急運転でエアコン本体の基本動作について確認する(本体が故障しているかどうか確認する)方法についてお話していきます。




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