室外機が動かない(ファンが回らない)
室外機が動かない、ファンが回らない・・・
プロ直伝のエアコン復旧方法

エアコンの室外機が動かない(ファンが回らない)原因と対処法


この記事は、「空調機器の設計開発」や「エアコン取付修理」に経験のある電気工事士が解説しています。
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5.エラーコードで故障原因を突き止める

室外機が故障して動かなくなってしまった場合、エラーコードを読み取ることで故障原因を特定することができます。

故障原因が分かれば簡単な修理で済みそうか、修理費用がどのくらいになりそうかということが分かってきます。

エラーコードの表示例

エラーコードはエアコンによって表示方法が異なります。

主な表示例は以下の通りとなります。

【エラーコードの例1】室内機ランプが点滅

エアコンのタイマーランプ点滅がエラーコード表示

低価格帯の家庭用ルームエアコンに多いのが、室内機の運転ランプなどが点滅し、その点滅パターンでエラーコードを表示するというタイプです。

基本的にエラーが出ていない場合は運転ランプは点灯するだけですので、室内機のランプが点滅していたら何かしらエラーが出ているかもしれないと考えてください。

【エラーコードの例2】室内機の液晶にエラー番号が表示

エアコンの室内機に表示されるエラーコード

一部の家庭用ルームエアコンなどでは、室内機の液晶(前面パネル部、または前面パネルを開いたところ)にエラーコードを表示するタイプのものがあります。

この液晶に見慣れないアルファベットや数字が表示された場合、エラーコードを表示している可能性があります。

【エラーコードの例3】リモコン液晶にエラー番号が表示

一部の家庭用エアコンのリモコンや、業務用エアコンの場合は壁付けリモコンの液晶部などに見慣れないアルファベットや数字が表示されている場合、それがエアコンのエラーコードである可能性があります。

この他に室外機の基盤上にあるLEDランプの点滅パターンでエラーコード読み取る場合もあります。

メーカー別のエラーコードの読み取り方

エラーコードの読み取り方はメーカーや機種ごとに異なります。

具体的な操作方法については下記にまとめてありますので、お使いのエアコンメーカーを選んで読んでみてください。

メーカー
(機種名)
エラーコードの読み取り方
ダイキン
(うるさらなど)
リモコンでエラーコードを読み取る
>>ダイキン製エアコンのエラーコードの読み取り方
パナソニック
(エオリアなど)
リモコン、または室内機の英数字表示からエラーコードを読み取る
>>パナソニック製エアコンのエラーコードの読み取り方
東芝
(大清快など)
リモコンでエラーコードを読み取る
>>東芝製エアコンのエラーコードの読み取り方
富士通
(ノクリアなど)
室内機ランプの点滅パターンや英数字表示からエラーコードを読み取る
>>富士通製エアコンのエラーコードの読み取り方
三菱電機
(霧ヶ峰など)
室内機ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取る
>>三菱電機製エアコンのエラーコードの読み取り方
シャープリモコンまたは室内機の点滅パターンや英数字表示からエラーコードを読み取る
>>シャープ製エアコンのエラーコードの読み取り方
日立
(白くまくんなど)
リモコンでエラーコードを読み取る
>>日立製エアコンのエラーコードの読み取り方

6 .応急運転ボタンを使ってエアコンを強制的に動かす方法

ここまでいろいろやってみたけれども室外機が動き出さない場合、その原因は故障で、エアコンの修理や買い替えが必要となることがほとんどです。

ただし、「応急運転ボタン」を使えばエアコンを一時的に動かすことができる場合があります。

エアコンの応急運転スイッチ

応急運転ボタンは室内機の本体底面や前面パネルを開いたところにあり、夏場の冷房運転であればリモコンを使わずにこのボタン1回押すだけでエアコンを強制起動することができます。

暖房運転への運転モードの切替はメーカーや機種によって以下のようなタイプに分かれます。

  • ボタンを1回押す毎に「冷房」→「暖房」→「停止」の順に切り替わるタイプ
  • その時の室温、外気温により自動的にエアコンが運転内容、温度設定を選択するタイプ
  • 前回の運転内容で運転するタイプ
  • 設定25度の応急運転となり、温度調節などはできないタイプ・・・など

具体的な操作方法については、取扱説明書を読むか下記の記事を参考にしてください。

>>【エアコンメーカー別】応急運転ボタン位置と強制起動方法まとめ

エアコンの調子が悪い場合、修理や買い替えを依頼しても実際にエアコンが使えるようになるには数日~2週間程度かかってしまいます。

応急運転ボタンでエアコンを動かすことができないか、試しに一度確認してみると良いでしょう。

応急運転ボタンを5秒以上長押しした場合、業者やサービスの人が使うための強制冷房運転が開始されます。基本的には使わない運転モードですので、もう一度応急運転ボタンを押して停止してください。

空調屋からアドバイス

今回、残念ながら室外機が壊れてしまった場合、修理をするか買い換えるかを悩んでいると思います。

6月~9月は業者が忙しい時期となり、修理するにも新しいエアコンを取り付けるにもすぐに来てもらえません。場合によっては2週間程度、予約が取れないこともあるでしょう。これはかなり辛いです。

また、この時期には在庫などの関係より、希望するエアコンを購入しようとすると、取り寄せることになり、在庫品よりも取り付けるまで数日多くかかってしまう状況も出てきます。

家の中で快適に過ごすために必要なエアコンは、希望するエアコンを購入したいし、できれば壊れてほしくありませんね。

でも、6月~9月の時期には、上記のように希望する時期に希望するものを手に入れることが難しいため、多少の妥協は必要になります。

では、上記の内容を踏まえた上で、修理をするか買い換えるか判断基準についてお話して終わりにしたいと思います。

10年以上使ったエアコンが壊れた場合

新しいエアコンに「買い換える」のがベスト

→修理しても別のところで壊れる可能性が高く、部品在庫がなくなっている可能性もあるため修理はお勧めできません。早く確実にエアコンを使えるようにするためのベストな手段は買い替えです。

統計的なエアコンの買い替え年数は14年で、実際、それ以上長い年数使用しているエアコンも見かけます。修理ができないということではありませんが、部品在庫は10年を目処に手に入りにくくなります。修理の場合も部品在庫がなかった場合は諦めましょう。

5~10年使ったエアコンが壊れた場合

「修理」と「買い替え」の両方の検討が必要

→10年以内だと買い換えるには早い気がしますが、5年がすぎると、重要部品(圧縮機、熱交換器など)が壊れることが増えてきて、そういった部品の修理には時間がかかってしまいます。また、重要部品のメーカー保証は5年で切れるため、修理費用が高く(数万~十数万円)になるケースも出てきます。

価格の安いベーシックタイプのエアコンを使い続けてきた場合は、修理と買い替えの費用があまり変わらない事が多いので、この時点で買い替えをおすすめします。

価格の高い高機能なエアコンを使ってきた場合は、修理のほうがお得なになることもあります。時間に余裕がある場合は、業者を呼んでエアコンを点検してもらい、修理すべきか買い換えるべきか、故障原因によって判断してもいいでしょう。お盆までに必ず使えるようにしたいなど急いでいる場合は、買い替えのほうが確実です。

エラーコードで故障原因を調べれば、業者を呼ぶ前に修理費用を自分で見積もることができます。

5年も使っていないエアコンが壊れた場合

「修理」して使っていくのがベスト

→買ってから5年以内のエアコンは、基盤や細かな部品の故障がほとんどです。この場合、修理費用の相場は2~4万円程度で、部品在庫もあることが多く、通常、一度の訪問修理だけで直ります。

重要部品(冷凍サイクル)に5年のメーカー保証がついているため、万が一、そういった部品に不具合が見つかっても修理費用が高額になる可能性はほとんどありません。
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