【エアコン故障?】室外機から水が漏れる2つの原因と対処法

エアコンの室外機から水が出る2つの原因

エアコンの室外機から水が出る原因は、主に2つあります。

  • 室外機内の配管で結露した水が出てきた(冷房運転時)
  • 霜取り運転で室外機のアルミフィンに付着した霜が溶けた(暖房運転時)

【原因その1】冷房運転時の室外機内の配管の結露水

冷房運転時に配管が水で濡れる

エアコンは冷房運転をしている時、室外機から出る2本の銅配管が冷たくなるため、そこに空気中の水分が結露することがあります。

これは真夏に氷水を入れたコップ(冷えた配管)に空気中の水分が付着結露するのと同じメカニズムです。

室外機内にある配管の中には、外側に見えている配管と同じように冷えて結露しているものもあるため、そこに結露した水が水滴となって落ち、結果室外機から水が出てくることがあります。

このようなメカニズムで出てくる水なため、この冷房運転時に室外機から出てくる水の量はかなり少ないのが特徴です。

これは通常の冷房運転で発生する現象ですので、エアコンの故障ではありません。

【原因その2】霜取り運転による排水(暖房運転時)

霜取り運転前の室外機に氷がついたアルミフィン

冬にエアコンの暖房運転をする際、アルミフィンに付着する霜を取り除くための霜取り運転で、室外機から水がドバドバっと大量の水が排水されることがあります。

暖房時の霜取り運転とは?

まずはじめに、エアコンの暖房運転のメカニズムについてお話していきます。

出典)冷媒とは? | CSR・環境への取り組み|DAIKIN

暖房運転は、室内機で暖かい熱を出すために、室外機側の熱交換器(アルミフィンの部分)を外気以下の温度(5℃からー5℃程度、常に外気温より5℃ぐらい低い)になように、わざと冷やしておきます。

そうしてやると、冷えた室外機の熱交換器は暖かい外気によって暖められ(熱が熱交換器の中に入ってくる)、その熱を室外機側まで冷媒と呼ばれるもの(水ではない)で室内機の方まで移動させます。

あとは室外機から運ばれてきた熱で熱くなった室内機の中にあるファンを回してやると、そこから暖かい風が出てくるという仕組みになっています。

ここで、冬になって外気温が0℃付近まで下がった状態でエアコンが暖房運転しているところを想像してみましょう。

この場合、室外機の熱交換器はー5℃程度にまでなっています。

その状態で運転を続けていると、熱交換器のフィンに外気中にある水分が付着し、それがフィン(ー5℃)によって冷やされて氷ってしまいます。

霜取り運転前の室外機に氷がついたアルミフィン

どうしてアルミフィンに水分が付着するのかということについては、真夏に氷水を入れたコップ(冷えたアルミフィン)に空気中の水分が付着する(気温はコップ表面温度より高い状態)のと同じと考えればよいでしょう。

ただ、夏の氷水コップの場合は、コップの表面温度が氷点下ではないため付着した水分は液体のままですが、今回の場合はアルミフィンの温度が氷点下なため、付着した水分はそのまま凍ってしまうということです。

ちなみに上の写真を撮影したのは年に2~3回ほど雪がつもるような比較的温暖な地域で、ちょうど雪が降り積もる中、暖房運転を3~4時間ほど行なった時のものです。

赤枠で囲われた部分に氷(水ではなく凍っています)が発生し始めています。

これはまだ程度が軽い方なのですが、例えば寒冷地などで暖房能力が大きいエアコンや、舞っている雪を吸い込んでしまうような場所に室外機を置いているような場合、アルミフィン部が真っ白になるぐらい着氷することもよくあります。

こうなってしまうと、フィンの氷で覆われてしまった部分は外気に触れられないため、うまく外気の熱を取り込むことができなくなってしまい暖房効率が落ちてしまいます。

アルミフィンがびっしり着床している状態では、暖房効率は20~30%程度になってしまっていることでしょう。

そうなってしまうと暖房運転の意味がなくなってきますので、エアコンは室外機に付着した霜がある一定量を超えた段階で、自動的に霜取り運転を行うことになっています。

霜取り運転とは、暖房運転中に室内機に送っていた熱い冷媒ガスを室外機の熱交換器に送り、アルミフィンについた氷を溶かす運転のことです。

霜取り運転の概略図

出典)冬、エアコンの暖房が止まる理由|Panasonic

その結果、室外機から氷が溶けてできた水がジャバジャバとでてきてしまうということになります。

室外機から出てくる水は配管が壊れて漏れてきたような故障によるものではなく、正常な動作によってでてきたものだということが理解できますね。

次のページでは、霜取り運転が行われるタイミングや霜取り運転で発生する水の量についてお話していきます。




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