【故障か?】エアコンの暖房が効かない10つの原因とその対処法まとめ

【原因その7】エアコンフィルターにホコリが溜まっている

エアコンの前面カバーを開いたところ

エアコンの暖房能力を最大限発揮するためには、エアコンの室内機の風量を大きくすることが大切です。

ですが、フィルターにホコリがたくさんついてしまっている場合、それが風の通りを邪魔してしまって、思ったように冷たい風を出せないような状態になっていることがあります。

1ヶ月間使ったエアコンフィルターのホコリ

上記のフィルターは、前回掃除してから2週間ほど経過したもので、この状態でも少し風量は低下してきます。

1シーズンフィルター掃除をしていないような場合、フィルターの上にホコリが数ミリ積もっていてフェルト状になっていることと思います。

最近エアコンフィルターの掃除をしていないなぁと感じた場合は、エアコンフィルターの掃除をしてみてください。

フィルターのホコリを掃除機で吸い取る

出典)【簡単】エアコンフィルター掃除のやり方|エアコン掃除マニア

また、エアコン内部にあるアルミ製の熱交換器や送風ファンなどがカビ汚れで詰まってしまっている場合も、上手く暖かい風を出せなくなる原因になりえます。

エアコンのファンにホコリが詰まってしまっている

写真ぐらいの汚れであれば冷房能力に影響することはありませんが、もう何年もエアコンクリーニングを行っていないような場合、カビがファンの空気流路をつまらせてしまってファンはブンブン回っているのに風はそよっとしか出ていないというケースもあります。

このような場合は、エアコンの内部に詰まった汚れをきれいに取り除いて、しっかりと風を出せるような状況にしてあげる必要があります。

エアコンの分解洗浄

出典)【徹底洗浄】エアコンを自分で分解クリーニングする方法|エアコン掃除マニア

【原因その8】室外機が雪を吸い込んでしまっている

真冬の寒波がやってきたりすると、外では雪が舞っているということもあったりします。

このような時に限ってエアコンの暖房が効かなくなる場合、室外機の周りをよく観察してみてください。

例えば、室外機が雪を吸込んでしまいやすい場所に設置しているような場合、室外機が雪を吸い込んでしまい、アルミフィンが雪で詰まってしまうようなこともよくあります。

エアコンの暖房は外気がフィン部を通過することによって外気の熱を取り込む仕組みになっていますので、フィンが雪で覆われてしまうと暖房ができなくなります。

また、アルミフィンに雪が詰まっていなくても、エアコンの周りが積もった雪で囲われてしまっていたりするだけでも暖房能力が落ちる可能性があります。

雪が降った時に限って暖房が効かなくなる場合は、一度室外機周りをチェックし、雪が邪魔をしていないか確認してみましょう。

【原因その9】暖房能力の小さなエアコンが付いている

エアコンはというさいされている圧縮機や熱交換器の大きさによって部屋を暖められる能力が決まっています。

寒波がやってきたときなどにエアコンはしっかり動いているのに部屋の温度がなかなか暖かくならない場合は、部屋の大きさに対して暖房能力の小さなエアコンがついているという事も考えられます。

ただ、素人にとって、これはエアコンの調子が悪いから暖房が効かないのか、またはエアコンは正常に動いているけれど部屋が大きすぎるから冷えるのかを見分けるのは難しいでしょう。

このような時、以下のような方法でエアコン室内機の吸込み温度と吹出し温度を確認すれば、エアコンが正常に動いているかどうか確認できます。

エアコンが正常に動いているかどうかを確認する方法

エアコンがちゃんと動いているかどうかの目安は、「エアコンの吸込み温度と吹出し温度の差が16~23℃(暖房の場合)あるかどうか」で確認すると良いでしょう。

エアコンの吸込み温度は、エアコン上部(天井辺り)の空気温度を測定します。

エアコン暖房の吹出し温度と吸い込み温度

上記の温度計の場合、温度計の周りの温度をIN(下側)に表示しますので、この場合は吸込み温度が19.3℃(室温)ということになります。

次に吹出し温度は、温度計のセンサー部をルーバーの中辺りに設置したりして測定します。

このセンサー部で測定した温度は、先程の温度計のOUT(上側)に表示されるため、吹出し温度は40.8℃ということになります。

よって、エアコンの吸込みと吹出しの温度差は21.5℃(40.8℃ー19.3℃)となり、判断基準となる「16~23℃」の範囲内となるので、このエアコンは正常に動いていると判断することができます。

このようにエアコンはちゃんと動いているのに部屋が温まってこない場合、「部屋を温めるだけの暖房能力が足りていない」だけということになります。

このような場合の対処法としては、以下のような方法を検討してみるといいでしょう。

エアコンの能力が小さくて部屋が温まらない場合の対処法

  • 暖房能力の大きなエアコンに買い換える
    →費用はかかりますが、部屋が温まらないということはなくなります。
  • 他の暖房器具を追加する
    →家に暖房器具が余っている場合、それを併用して部屋を温めます。基本的にエアコンの暖房効率は良い(電気代が安い)ので、エアコンを暖房のベースと考え、どうしても部屋が温まらないときだけ、別の暖房器具を併用するというのがいいでしょう。
  • 窓の断熱能力を上げる(二重窓にするなど)
    →家の中の熱の約50%は窓から逃げていってしまっています。二重窓にしたりして、家の断熱性能が上げることができれば、部屋が暖まりやすくなります。
    >>シンプルなDIY断熱内窓(二重窓)の作り方【冷え結露対策】|実用的なDIY生活

このような手法を用いて、エアコンが効かない原因がエアコンの故障や能力不足なのか確認してみるといいと思いますよ。

【原因その10】冷媒ガスが抜けてきている

エアコンの暖房は冷媒というものを使って、室外の熱を室内に移動させることによって、エアコンから暖かい風を出すという仕組みで動いています。

出典)冷媒とは? | CSR・環境への取り組み|DAIKIN

基本的にはこのエアコンの内部に封入されている冷媒が漏れてなくなるということはありませんが、稀に配管の腐食や初期不良、取り付けミス等によって冷媒が漏れ出してしまうことがあります。

エアコン内部の冷媒が少なくなってくると、室外機から室内機に運んで来る熱の量が少なくなってしまいます。

ちなみにエアコン内部の冷媒が完全になくなってしまうとエラーコードが表示されてエアコンは動かなくなりますが、中途半端に冷媒が少ない状態だとエラーコードは出ないものの暖房の効きが悪くなっていくという感じになります。

この場合、単純に冷媒を再充填すれば元のように動くのですが、冷媒が漏れた原因を見つけ出し、そこを修理しなければまた同じようにエアコンが効かなくなる可能性があります。

エアコン充填費用はおおよそ1~1.5万円が相場で、エアコンの冷媒漏れがある場合はプラス1~2万円ほど必要になる場合があります。

エアコン取り付け直後の冷媒漏れの場合はエアコンの初期不良や取り付けミスなどが原因である可能性が高く、取り付けから数年後の冷媒漏れはエアコン配管の腐食などが考えられます。

エアコンの冷媒漏れのことについて詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になると思います。

>>エアコンのガス漏れ故障の原因とガス補充修理料金について

最後に一言

今回は、エアコンの暖房が効かない10つの原因とその対処法まとめについてお話しました。

暖房が効かなくなる原因は色々ありますが、しっかりと原因を特定することができればおのずとその対処法も見えてくると思います。

ただ、設置から7~8年経過してくると、故障で動かなくなることも増えてきますので、そのような場合は買い替えや修理の検討をしていく必要があります。

エアコンを設置してから一度も本格的なエアコンクリーニングをしていないような場合、エアコン内部にびっしりとカビが生えていることもよくあり、そういった事も考えるとこのタイミングで思い切ってエアコンを購入するのも一つの手だと思います。

是非参考にしてみてください。

それでは!




タイトルとURLをコピーしました