【エアコン故障】暖房時冷媒ガスの高圧圧力を測定する方法

冷媒ガス漏れ
t.tamaki
T.Tamaki (Electrician)


エアコンの高圧圧力測定方法

ここからは、エアコンの高圧ガス圧を測定する手順についてお話していきます。

【STEP1】エアコン室外機の配管カバーを取り外す

まずはじめに、エアコン室外機の配管カバーを取り外していきます。

エアコンの室外機カバーをドライバーで外す

カバーはプラスネジで止まっていることが多いですので、プラスドライバーでネジを取り外し、カバーを下にずらすと取り外すことができます。

エアコンの配管カバーを取り外した

【STEP2】チャージポートのフレアナットを取り外す

次に、チャージポートのフレアナットを取り外していきます。

エアコンのチャージポートのフレアナット

このナットはそんなに強く締まってはいないので、モンキーレンチで簡単に取り外すことができると思います。

チャージポートのフレアナットを緩める

エアコンのチャージポートのフレアナットを取り外したところ

チャージポートには、自動車のタイヤのバルブコアのようなものが付いていて、勝手には冷媒が吹き出してこないような構造になっているため、袋ナットを取り外しただけでは冷媒ガスは出てきません。

多少プシュッと音がすることもありますが、その程度です。

【STEP3】ゲージマニホールドを取り付ける

次に、ゲージマニホールドを取り付けていきます。

ゲージマニホールドを作業しやすい位置に吊り下げます。

冷媒ガスの圧力を測定するゲージマニホールド

そして、ゲージマニホールドのバルブ(赤)を時計回りに回してちゃんと閉じていることを確認していきます。

ゲージマニホールドのバルブが締まっていることを確認する

次に、ゲージマニホールドの赤いレバーがついているポートにチャージホースを取り付けます。

チャージホースをゲージマニホールドに取り付ける

そして、チャージホースのもう片方をエアコンのチャージポートに取り付けます。

ゲージマニホールドをエアコンに取り付けた

するとこんな感じでエアコンとゲージマニホールドが繋がります。

【STEP4】エアコンを暖房運転する(設定温度;最大、風量;最大)

エアコンにゲージマニホールドを取り付けられた時点で、エアコンの暖房運転を開始します。

エアコンの暖房運転

最近のエアコンはインバーターでコンプレッサー(冷媒ガスを圧縮するポンプのようなもの)の回転数を調整することができます。

故障(冷媒ガス漏れ)を調査する場合、コンプレッサーを最大回転数で回したときの冷媒ガスの高圧圧力を測定したいので、リモコンで以下のような設定で暖房運転をさせていきます。

高圧ガス圧測定のための暖房運転のリモコン設定

  • 設定温度;最大
  • 設定風量;最大

【STEP5】ゲージマニホールドの圧力計を確認する

エアコンを暖房運転させてしばらくしたら、ゲージマニホールドの圧力計を確認していきましょう。

暖房運転時の冷媒ガスの高圧圧力測定

エアコン暖房運転時の冷媒ガス高圧圧力の適正値は、以下の通りとなります。

暖房運転時の高圧圧力の参考値(インバータータイプ)

  • R410a
    →高圧側;2.3~2.8MPaG
  • R32
    →高圧側;2.4~2.9MPaG

ゲージマニホールドにMPaの表示がない場合、以下のサイトで単位換算してみましょう。

>>圧力単位換算表|株式会社旭精機

ここで確認した高圧圧力が参考値よりも低かった場合、エアコンの中の冷媒が漏れ出して、冷媒ガスが足りない状態になっていると判断できます。

【STEP6】チャージホースを取り外す

チャージホースを取り外す際は、一度暖房運転を停止し、冷房運転を行い、チャージホース内の冷媒を回収してから取り外します。

冷房運転が起動しない場合は、強制冷房運転(冷媒回収を行う際に使うモード)を活用してください。

暖房運転を停止した直後にチャージホースを取り外してしまうと、冷凍機油や冷媒が吹き出してきますので注意が必要です。

最後に一言

暖房が効かない場合、暖房運転時の高圧ガス圧を測定してみて、参考値よりも低ければ暖房が効かない原因はガス漏れである可能性が高いでしょう。

この場合は、ガス漏れ箇所を修理してガス補充をするか、エアコンを交換するかという選択肢になってきます。

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