「エアコンが点滅して動かなくなる…」 そんなお困りの声が、当サイトの問い合わせフォームに届きました。 今回は、エアコンが止まってしまう原因と、その対処法についてエアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
お問い合わせ内容
- 件名; エアコンの停止
- 内容;
3時間程度の運転で停止。黄色ランプの点滅。室外機の電源を落として多少の時間をおいて、休ませた後で再運転させているが原因は何か。3年ほど続いている。気温の高さに、コンプレッサーの能力があっているのか。度々の停止はこまっている。
taichanからの回答
エアコンが何度も突然止まってしまうのは困りますよね。お問い合わせ内容から考えられる原因と対処法は以下の通りとなります。
エアコン停止の原因
エアコンが一定時間後に停止し、黄色ランプが点滅する現象は、エアコン内部の保護機能が作動している可能性が高いです。これは、エアコンが過負荷状態になった際に、本体を守るために自動的に停止する機能です。
まず、黄色ランプの点滅が何を意味するのかを確認しましょう。多くの場合、エラーコードに対応しており、原因の特定に役立ちます。
考えられる原因は以下の点が挙げられます。
- 室外機の周辺環境:
室外機の周りに障害物があると、熱がうまく放出されず、エアコン内部の温度が上昇する可能性があります。また、直射日光が長時間当たる場所に設置されている場合も、室外機の温度が過度に上昇する原因となります。 - 基盤の故障:
エアコンの制御を司る基盤が故障すると、様々な誤作動を起こす可能性があります。特に、長期間使用しているエアコンでは、基盤の劣化や故障が原因となるケースも少なくありません。
特に気温が高い時期に症状が現れる場合は、エアコンの能力不足や室外機の過熱も考えられます。
室外機の耐えられる外気温について
- 昔のエアコン:
室外機が耐えられる外気温はおおよそ43℃まででした。 - 最近のエアコン:
多くの新しいモデルでは、室外機が50℃前後までの外気温に耐えられるようになっています。
日本産業規格(JIS)が変わったのは2013年頃で、お使いのエアコンがどちらの仕様になっているのかについては、取扱説明書の仕様の欄に記載があります。
お使いのエアコンが古い場合は、猛暑日など気温が非常に高い日に、室外機が耐えられず停止してしまう可能性があります。
対処法
- 室外機の周りに障害物がないか確認し、あれば取り除いてください。
- 室外機に直射日光が当たらないよう、日陰を作るなどの対策をしてみてください。
上記を試しても改善しない場合は、基盤の故障など、専門的な知識が必要な問題の可能性があります。エアコン修理業者に点検を依頼するか、新しいエアコンに買い替えるか完投することをおすすめします。
エアコンの能力について
エアコンの能力は、部屋の広さや断熱性、設置場所の日当たりなどによって必要な能力が異なります。近年、夏場の気温が上昇してきていることも考慮しながら、現在のエアコンが、設置されている部屋の環境に合っているか、専門業者に相談してみるのも良いでしょう。
ご注意
- エアコンの故障は、感電や火災の原因になる可能性があります。自分で修理しようとせず、必ず専門業者に依頼してください。
- エアコンの寿命は一般的に10年程度と言われています。3年以上症状が続いている場合は、買い替えも検討してみましょう。
ご不明な点がございましたら、またお気軽にご相談ください。
免責事項
- この回答は一般的な情報に基づいており、特定の状況に対する具体的なアドバイスではありません。
- エアコンの修理や交換は、必ず専門業者にご相談ください。
- この回答によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負いませんので、ご了承ください。
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