「パナソニックのエアコンが停止、起動を繰り返す…」 そんなお困りの声が、当サイトの問い合わせフォームに届きました。 今回は、エアコンが停止と起動を繰り返す原因と、その対処法についてエアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
お問い合わせ内容
- 件名;
エアコンパナソニック CS-283CF - 内容;
電源ON、待機時間少しありますが、冷風出ます。2~5分程度稼働で冷風止まります。 室外機ファン停止。この状態で10分から20分そのままにしておくと、冷風が出ます。 これの繰り返しで、停止時間が長くなり、電源をOFFにします。 電気屋さんでの判断は、基盤不良で、年数も経っているので、買い替えとのことでした。 この判断が正解なのか思案しております。 追)正常に稼働しているときもあります。
taichanからの回答
パナソニックのエアコンが停止、再起動を繰り返して、冷たい風が連続して出てこないとのこと、大変お困りのことと思います。記載いただいた症状から考えられる不具合の原因と、買い替えの妥当性について回答します。
考えられる原因
上記の症状の場合、考えられる原因は以下の通りです。
- 室外機の放熱不良:
室外機周辺に障害物があったり、室外機の裏にホコリが溜まっていたり、直射日光が当たっていたりすると、熱がうまく放出できず、エアコンが停止することがあります。 - 基板や内部部品の故障(可能性大):
エアコンの基板や内部部品が故障している場合も、停止や再起動を繰り返すことがあります。
エアコンの年式や症状から、室外機のコンプレッサー(冷媒ガスを圧縮するポンプの役割)を駆動する制御基板の不具合が考えられます。
電気屋さんの判断の妥当性
電気屋さんの「基盤不良で、年数も経っているので買い替え」という判断は、記載いただいた内容を考慮すると妥当であると考えられます。
その理由は以下の通りです。
- 基盤修理は高額になりがち:
エアコンの基盤修理は、部品代に加えて技術料も必要となるため、高額な費用がかかることが多いです。 - 10年以上経過したエアコンは、他の部品も劣化している可能性:
今回のように10年以上経過したエアコンの場合、基盤だけでなく他の部品も劣化している可能性があり、修理後も別の箇所が故障するリスクがあります。
電気屋さんの買い替え推奨の判断は、基盤修理が高額になりがちなこと、10年以上経過していることから他の部品も劣化している可能性理にかなっていると言えます。
しかし、最終的な判断は、以下の要素も考慮してご自身で行う必要があります。
【判断の深堀り要素】エアコンの使用頻度と費用の比較
- 使用頻度が高い場合:
買い替えを検討する方が良いかもしれません。修理しても、また別の箇所が故障する可能性があり、結果的に費用がかさむ可能性があります。また、最新機種は省エネ性能も高いため、長期的に見ると電気代の節約にもつながります。
- 使用頻度が低い場合:
修理を検討しても良いかもしれません。ただし、修理費用が高額になる場合は、買い替えも視野に入れる必要があります。
- 修理費用と買い替え費用の比較:
具体的な修理費用と、同じくらいの性能を持つ新しいエアコンの価格を比較検討しましょう。長期的なコストも考慮に入れることが重要です。
- ご自身の予算:
予算に余裕があれば、買い替えによって快適性と省エネ性能を手に入れることができます。予算が限られている場合は、修理を検討するのも一つの選択肢ですが、今後の故障リスクも考慮する必要があります。
年式から考えると基本的には買い替えがおすすめですが、判断を深堀りすると年に数回しか使っていないなど極端に使用頻度が低い場合は、多少リスクは残りますが、修理して使っていくことを検討してもいいかもしれません。
まとめ
エアコンの買い替えは大きな決断ですが、電気屋さんのアドバイス、エアコンの使用頻度、費用などを総合的に考慮して、ご自身にとって最適な選択をしてください。
何かご不明な点があれば、お気軽に再度お問い合わせください。
エアコンが止まる時の対処法について、他の相談事例も見てみましょう。
無料相談Q&Aアンケート
このQ&Aは解決のヒントになりましたか?
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせください。(例:改善点、分かりにくかった点など)